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まだ見ぬ領域への社会実装をテーマにBig TechからBONXへと転職した軌跡

皆様こんにちは。株式会社BONXの國生と申します。
今年の6月に株式会社BONXに入社し、現在はTeam Growth Unitでソリューションアーキテクトのロールを担当しています。執筆時はまだ入社して2週間なのでフレッシュな視点でお伝えできればと思います。

前職はTech企業とのアライアンス業務をしていて、その仕事上のお付き合いがきっかけでBONXへの転職を決意しました。より根本の背景としては、Big Techに所属し様々な技術が社会実装される様を目の当たりにする中で技術から受ける恩恵の濃淡があることに気付かされ、まだ行き届いていない領域への社会実装をテーマに取り組みたいと思ったことが大きかったです。この辺りは、後ほど詳細をお伝えできたらと思います。

またBONX入社後の印象などもこの記事でお伝えできればと思っていますので、ぜひ最後までご覧ください。

自己紹介

小学・中学時代は野球をやり、高校・大学時代はハンドボールに打ち込んでいました。特に高校時代は、センターというチームの司令塔の役割を持つポジションで副主将でもあったため、チーム作りの基礎はここで学んだように思います。

結局辿り着いたのが、それぞれが「考える葦」として機能するようなチーム作りでした。競技特性上、個の力に加えチームとしての戦略性と試合での各局面に応じた各人の瞬時の思考が勝敗を分けるため、そこをチームとして鍛えるための意識を常に持ち続けていました。今でも時間を見つけて、大学の後輩の部活に助っ人として練習に参加しています。

現在は前職で部活にも入っていたボルダリングにはまっていて、夏はSUP(Stand Up Paddle Boardの略)で海を散歩?するのが好きです。海の綺麗な離島で生まれたこともあり、海が好きで休みの日はよく海にいます。

外資系の大手IT企業で新規のアライアンス構築と事業開発に従事

大学卒業後は、外資系の大手IT企業に就職し日本国内のSaaS企業と新興のSIerを中心に新規のアライアンス構築と事業開発に従事していました。

スタートアップのシリーズで言うと、シリーズC以降から上場前後のフェイズの企業とご一緒する機会が多く、自社やパートナー企業含めた協業によりビジネス面プロダクト面でどのようなシナジーを生めるかを日々考えていました。事業計画をスタートアップと策定し伴走するのでVCと近しい側面もありますが、あくまでインフラとなる技術とSaaSプロダクトの両方を提供するTechカンパニーなので、技術とビジネスの両面でサポートできる点はユニークな仕事だったように思います。

ここでの仕事は、「どういったプロダクトを作るのか」「どのような構成で作るのか」「作った後どのようにGTM/営業していくか」これら全てに対して答えを共に模索するもので、最終的には組んだパートナーの会社の成長という共通ゴールを追って走っていました。パートナー企業の製品のユーザー増加に伴い自社の売上も増える構造となっているので、共通のゴールを見てフラットに並走できる関係性でした。

基本的な仕事としては以上ですが、より具体的なところで言うと

1. 自社のSaaS製品とThird PartyのSaaS製品の連携アプリの開発推進、GTM/パートナーシップ戦略構築

2. 大手SIer× SaaS Startup、新興のSIer× SaaS Startup、大手SIer×新興のSIer× SaaS Startup、大手エンド企業× Startupといった形で、パートナーやお客様を繋げるプロジェクト

3. インフラ移行やプロダクト連携をベースに、営業連携・カスタマーサクセス連携・共同マーケティングといった全社協業の座組み策定

といったアクティビティを行っておりました。

実はBONXは当時のアライアンス先の一つだった

BONXはそんな営みの中でアライアンス先の一社としてアプローチしていた会社になります。
HeSaaS(Hardware Enabled SaaS)という、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたユニークなビジネスモデルで、デスクレスワーカーと呼ばれる現場従業員の働き方をより良くするようなプロダクトを提供するとても面白い会社だなと思っておりました。

当時アライアンス先を決める際の決め事として、「自社へのビジネスインパクトの大きさは大前提で、世の中へ与えるインパクトが大きいと判断した会社をポートフォリオに入れる」というものがありました。
BONXは世の中的に新しい価値提供にトライしており、世界でもデファクトスタンダードのない中でマーケットを作っていく立場の会社で、まさに合致した会社でした。

そういう背景もあり積極的に協業を推進していたのですが、そんな最中に取締役の楢崎から「BONXに来ないか」と誘いを受けました。その後、CEOの宮坂やCOO兼CFOの峯岸を始めさまざまなBONXのメンバーと会話をし、目指す世界観の共感を確信しJoinをすることに決めました。宮坂からのプロダクトビジョン、峯岸からの技術的なユニークネスと会社としてのポジショニング、そして楢崎から現行で動くプロジェクトに関する話を聞き「BONXで働きたい」と強く感じました。

そして、前職での仕事の内容・人面で満足していた中で、あえてBONXへの入社を決めた1番の決め手は、「世の中へのインパクト」という観点です。
前職の仕事では、ホワイトワーカー向けのサービスを提供する会社とお付き合いすることが多かったですし、自社のプロダクトもメインターゲットはそうだったのですが、その中で日々強く感じていたのが、デスクレスワーカー向けにテクノロジーの恩恵が行き渡っていないということでした。

デスクレスワーカーとは、その言葉の通りデスクに座って仕事をするのではなく、小売の店舗や建設や介護、ホテルといった現場仕事を行う方々を意味しますが、そういった方々に向けたサービスには改善と浸透の大きな余地があると考えています。現時点で理想とのギャップが大きいドメインだからこそ、大きく世の中を変えうるポテンシャルがあると思いますし、そこに貢献していきたいなと思った次第です。

BONXの事業ドメインにフォーカスしても、国内外でデファクトスタンダードのサービスは出てきていない状況です。そのような市場環境なので、しっかりと目の前のユーザーと向き合ってマーケットを切り開いていこうと思っています。

BONX Team Growth Unitでソリューションアーキテクトを担当

そのような思いで入ったBONXでは、Team Growth Unitという組織でソリューションアーキテクトのロールを担当しています。Team Growth Unitは、既存のユーザーに対してアップセルや利活用を推進するという観点で、一般的にはカスタマーサクセスの部隊と思っていただければと思います。

詳細は、Team Growth Unitをリードする取締役の楢崎が説明しているのでご関心ある方はご覧ください。

このTeam Growth Unitにおいて私がソリューションアーキテクトとして行う仕事は、主に二つあります。一つが既にBONXを導入しているお客様に対して、音声DXのプロジェクトを提案し実行していく仕事になります。ここでの音声DXとは、BONX WORKと他サービスのシームレスな連携や取得した音声データの利活用など多岐に渡るプロジェクトを指し、お客様の業種別の課題に対してそちらを提案していくことを意味します。

もう一つが、そういった小売・建設・ホテル・介護を中心としたさまざまな業界特有・お客様特有の課題解決をする中で出てきた共通の課題やニーズをプロダクトチームに連携し、ロードマップ策定を行う仕事になります。

一般的にいうと、BizDevとPdMを兼任している立場だと思っていただければと思います。ビジネスサイドとプロダクトサイドの架け橋的な存在になるので、常にフラットな視点で方向性など見極めていけたらと思います。

印象的だったのは組織にTalk Easyが体現されているところ

入社してまだ2週間ですが、BONXのVibesの一つである「Talk Easy」という行動指針が体現されている点が最も印象的でした。代表からメンバーに至る全てのメンバーがストレスなく意見できる環境で、新参者としてはとてもありがたかったです。これには、ツール的な面も大きくサポートしているように思います。

全メンバーが出社のタイミングでBONX WORKに入り、電話や打ち合わせ、社内MTG、集中した作業以外の時は、基本チームメンバーが入っているルームにいるので気軽に声をかけられます。

下の写真が実際の業務中のBONX WORKの画面です。自分の所属するCSS TeamはもちろんSales TeamやMarketing Teamにも気軽に入って相談できます。また、BONX WORKというルームにはビジネスサイドのメンバーが全員入っているので、部署を超えたスピーディなコミュニケーションができます。

前職時代もフルリモートがメインだったのですが、「ちょっといいですか」といった軽い相談や、何かしらアイディアを思いついた時のディスカッションが、どうしてもフルリモートではしにくい側面もありました。他方このBONXの運営体制は体験として非常に新鮮で有効なコミュニケーション手段かと思ったので、この環境を活かしていこうと思います。

BONX TGUで成し遂げたい2つの目標

テクノロジーの力でより多くの方をMake smileに

国内外に大企業・スタートアップ問わず近しいサービスを提供する企業は複数ありますが、これらの企業とはもちろん競争はしながらも一緒にマーケットを作っていきたいと思います。市場への浸透度合いはまだまだこれからなので、デスクレスワーカーの仕事の現場においてベストな技術を着実に広く社会実装させていきたいと思います。

そしてより多くの人に届けるという視点に立った時に、中長期的には日本の外にも目を向けていきたいです。BONXでは外資系のホテルや小売事業者のユーザーも多く、そういった企業のグローバル展開を足がかりに、世界中のデスクレスワーカーの働き方をより良いものにしていく。個人としても常に日本とグローバル、双方の視点を持って日々の業務に取り組もうと思っています。

あくまでユーザー視点に立った製品開発やDXプロジェクトの推進

音声DXのプロジェクトベースに現場での製品の利活用とその先の展開を検討する立場をやりながら、共通のニーズや課題を製品に落としていくPdM的な立場でも動くことになります。お客様の現場とプロダクトチームの両方を知っている立場だからこそできる、製品開発のロードマップ策定と実行ができればと思います。

ユーザー視点に立つといっても、既存のお客様の要望をただ聞いて都度開発していくのではなくて、そこをヒントにしながら大きく状況を改善できる方針にまで落とした状態でロードマップに組み込んでいけたらと思います。

最後に

いかがだったでしょうか。デスクレスワーカーの方々に向けた最先端の技術の社会実装、みたいなテーマに関心のある方はぜひ今後のBONXの動向をWatchいただけたらと思います。そして何らかのプロジェクトでご一緒できることがあれば幸いですし、もちろんこの記事をきっかけに入社をご検討いただけることがあればこれ以上嬉しいことはありません。


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