祈海の裏側1

私が投稿している『祈海』(きかい) の執筆をしようと思った理由をこちらで話したいと思います。

きっかけは、海をテーマにしたとあるボカロ曲を聴いて、海にまつわる話を書きたいなと思ったからです。とはいえ、この段階では海の話にする以外何も決まっていませんでした。

何かテーマを持って書きたいと思っていた最中、たまたまツバルという国のニュースを見ました。地球温暖化による海面上昇が原因で、水没するかもしれないという問題を抱えているとのことでした。また、このニュースを知るタイミングで、4G(フォージー)から5G(ファイヴジー)への移行期で、これからの世の中が便利になると注目されていたのと同時に、健康被害を懸念する声もたくさんあがっていました。

科学も環境も人間次第で良くも悪くもなるということを、今回扱いたいと思いました。ただ、あまり重苦しい感じにはしたくなかったので、ファンタジーチックに描こうと決めました。

まだ二話しか進んでいませんが、ただのファンタジー作品として読んでいた方は、是非読み返してみてください。この作品の意図をくみ取ってくださっていた方は、今後の物語の展開とこういった問題が本編にどのように関わっているのかに注目して頂ければ幸いです。