祈海の裏側2

前回に引き続き裏側を書きたいと思います。

この小説のタイトルについて本日は書きたいと思います。
「祈る」「海」と書いて『祈海(きかい)』と読みます。
このタイトルにした理由は、主に三つあります。

一つ目は響きが綺麗だからです。
もともと海をテーマにしたかったという話を前回しましたが、海をテーマにするなら「海」と書いて「かい」という読み方にしたかったのです。
なぜなら、響きも綺麗だし、そのまま「うみ」と読むよりも「かい」と読んだ方がオリジナリティが増した気がするからです。

二つ目はストーリーと漢字の相性が良かったからです。
このストーリーにしようと決めた時、海の復活を「祈る」こと、私たちの現実にある地球温暖化が良くなることを「祈る」こと……。
さまざまな想いを、「祈」という漢字にぶつけました。
「願」や「叶」という漢字も考えはしましたが、「海(かい)」という漢字との相性が一番良かったのが、「祈」でした。

三つ目はシンプルなものにしたかったからです。
ファンタジーものってどうしてもタイトルが長くなりがちなので、私がファンタジーものを書くときは、シンプルに一言でまとめられるものにしたいなとずっと思っていました。

そして生まれたタイトルが『祈海(きかい)』です。

このタイトルにするまでの経緯をぎゅっとまとめて書いたので、もしかしたら伝わらない部分があると思います。
まだまだ文章が拙いですが、これからも好きなことを自分のペースでやっていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします