真・マネーリテラシー講座_033 企業型DCやiDecoのサイトにはたまにログインしていないと面倒。その理由は?
こんにちは!せきです!
Twitter上では「踊るCOBOLおじさん・せき」として情報発信しております。
ITエンジニアとしての話題が中心ですが、社内向けのマネーに関わる知識展開としてコラムも書いており、こちらはそのnote版となります。
会社が始めた企業年金(以下企業型DC)、適用している会社にお勤めの方は初期登録後にログインしていますでしょうか。ある程度の頻度でログインして見られるようにしていないと、のちのち厄介なことになりますので、それを解説したいと思います。
■結論:ログインしていない人はこれを見たら入ってみるのが吉
何が厄介かと言うと、ID、パスワード再発行までのハードルが通常のWeb上サービスに比べて高いことにあります。簡潔に言うと再発行ページの登録画面で再度すぐに出てこない情報を求められて詰まってしまう場合もあるからです。再発行手続きはどうなるか、私の利用している2つのサービスを例に上げて説明したいと思います。
■例1:企業型DC
現在私が利用している企業型DCのWebサイトですが、ログイン画面自体は標準でIDとパスワード入力欄があり、同時に「IDを忘れた場合」「パスワードを忘れた場合」のリンクがあります。この忘れた場合の情報入力に必須項目が多いです。
カナ氏名、登録時メールアドレス、生年月日の他、基礎年金番号または自宅郵便番号が必要です。ほぼ入らないサイトのアドレスを覚えているか、ましてや基礎年金番号になるとすぐ調べられる状態にあることは少ないのではないでしょうか。
■例2:iDeco
もう1例は私がiDecoとして個人年金口座を開設しているSBIベネフィットシステムズの再設定時です。こっちは更にハードルが高くて、IDが不明の場合、「加入者専用コールセンターへ、ご本人様よりお問い合わせください。その際、基礎年金番号をお伺いし、ご本人様であることを確認いたします」とあり、年金番号を控えた上で電話連絡して聞いてこいとありました。コールセンターも24時間やっているわけでもないですしこの時点できついです。更にパスワードを忘れると、「郵送による再発行をご利用ください」・・・・つまり、Webでは受け付けないから郵送申請しろ、申請を見て返すまでは最低1,2週間は我慢しろ」というのが実態でした。利用会社によりますがとにかく面倒です。
■年金系は詐欺も多いので総じてセキュリティが高い、面倒な再設定をしないようまめにログインしよう
通常のサイトに比べると再設定しにくくなっているのは、年金という性質上の問題かと思われます。大金を扱うことが多く、年金を目当てにした詐欺も横行しているため、設定を難しくしているのだと思われますが、そのせいでユーザーには非常に利用しにくいシステムとなっています。なので数ヶ月に1回位はログインして積立の状況をみることを勧めます。会社の制度で手続きしたけどほとんどログインしていない方は、これを見たら一度ログインしてみましょう。
今回は以上です。
経済的に自立し、自由な人生を!
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