【ブログ】雲の中にも息吹いっぱいの北横岳トレッキング(信州山旅)
北横岳は、八ヶ岳連峰北部にそびえる、標高2480メートルの山。2500メートル級の山でありながら、登山初心者でも手軽に登頂できるのは、北八ヶ岳ロープウェイのおかげです。広い駐車場を備えた山麓駅から乗車して、山頂駅に着いたらもう雲の上!
ここから1時間強、よく整備され初級者向けという登山道を歩けば、八ヶ岳連峰の大パノラマが広がる頂上に至るという、とてもオイシイお山だそうで、「そんなの、万年へっぽこ山歩きストな私のためにあるようなものじゃないか。いつか行きたいぞ!」と思っておりました。
念願叶って歩き出します。いろいろ不安だけど。
視界が悪い上に風も強い。小雨で足元も滑りやすい。いや、もうパノラマの眺望は望めないのだから、足元だけ見てればいいのだけれど、目の前に広がる幻想的な風景は、何度も顔を上げて眺めてしまうよ。
強風に煽られながらも登山口まで歩けたので、先に進むことに。八ヶ岳らしい岩々な道を、滑らないように慎重に歩き続け、
途中、体力不足と標高による息切れのため休憩を挟みながら、
ここまでくれば、頂上はすぐそこらしい! がんばれ私達!
行く手から射す白い光が、階段をひとつ上がるごとに、その眩しさを増していく。頂上が近い。はあ、はあ……。
そしてついにお山のてっぺん(南峰)に躍り出た私たちを待っていたのは……。
暴風!!!!
山頂標識につかまっていなければ立っていられないほどの風に身の危険を感じ、Yちゃんの決死の撮影(上)に感謝の意をお伝えする余裕もなく秒で退散しましたとさ。
ヒュッテに戻って平穏を噛みしめながらおやつを食べて、
七ツ池を歩き、
しっとりとした世界を大満喫して下山しました。
山麓駅に戻って食べたじゃがバターがまた美味しいのなんのって。空腹に火がついて、下界でラーメンなど食べてカロリー相殺、のち超過(苦笑)
(続)