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大晦日に2023年をざっくりと振り返ってみる

私の悪い癖なのですが、ついつい自分のことを「何もしていない」「何もしなかった」と卑下してしまいます。一年が終わろうとしている今日も、ふと心のなかをよぎるのは「ああ、終わってしまう、一年が。何もしていないのに」という言葉です。

今年は1月に仕事を辞めたことが大きく私に影響していて、「無職である」つまり「何もしていない人である」と自分のことを半ば貶めて表現していました。でも、本当に何もしていなかったわけではありません。・・・たぶん。じゃあ、何をしていたか? 手帳をめくりつつ、2023年をざっくりと振り返ってみます。




1月

1月31日に、10年間勤めた会社を退職したのでした。有休は買い取ってもらったので、1月も休むことなく目いっぱい働いていました。退職日の一週間前まで出張もしていたなあ。仕事の合間にねじ込んだコーチングと、アートリトリートと、声と瞑想のワークショップの時間が救いでした。

2月

転職先を決めて退職をしたわけではなかったので、世間的には「無職」の人になりました。退職を機に、住民票を実家から実住所へ移すなどの身辺整理をしたので、何度も役所に通いました。私を忙しくさせていた「仕事」という大きな歯車を失って、思考も活動もペースダウン。コーチングの学びを頑張ろうって思っていたけど、停滞していきました。

3月

土日は、THE COACH のカルチベーターで予定が埋まっていました。ありがたい時間だったな。平日は2月から契約したコワーキングスペースへ通う日々。本を読んだり、音楽聴いたり、ネットサーフィンしたり、家でもできるようなことばかりしていました。でも、通う「場」があるのは救いだったな。期限が切れていたパスポートを申請していて、9月のカナダ行きの準備をそろりそろりと始めていました。

4月

4月はあまり好きな月ではありません。春特有の憂鬱さがあります。誕生日も来てしまうし。コーチングを学ぶ場でもあり、退職してからの心の拠り所でもあった、THE COACH のプロコースを3月いっぱいで修了したこともあり、この4月は特に憂鬱だったなあ。でも、アートリトリートに企画段階からの参画に声をかけてもらったり、新しい読書会に参加したり、声と瞑想のワークショップで高尾山に行ったり、ソッリマ(イタリアのチェリスト)のコンサートに行ったり、振り返ってみると素敵な時間もたくさんあったね。

5月

仕事を退職したら時間ができて、コーチングに集中できると思っていたら、だんだんとコーチングから離れてしまった時期。読書会、アートリトリート、自然の中のワークショップ、成人発達理論講座、などなどの、コーチングに関連した学びの場には積極的に参加していたけどな。どうしてだろう。プロコースを修了した同期との集まり「ワカナ茶屋」をスタートさせたものの、このころの私はセッションから距離を置いていました。

6月

失業手当を受給できるようになったのが6月頃でした。収入があるとやはり気持ちが落ち着いて、心身ともに動きやすくなる。コーチング離れが気にかかっていた時期でもあり、半ば勢いで「有償クライアント募集」をしてみる。結果としてはさっぱりクライアントさんは集まらなかったのだけれど、コーチング離れを気にする気持ちは落ち着き、むしろ、ちょっと離れたままでいてみようと思った時期でした。

7月

ハローワークは苦手な場所だけれども、失業手当を貰うためだと思って、せっせと通っていたら、ひょんなことからキャリアカウンセラー養成講座を受講することになる。ここから5ヶ月間、毎日イーラーニングで受講をすることに。失業手当の受給期間も延長された。コーチングからちょっと離れて、キャリアカウンセリングの勉強に寄り道し始めた時期。そして、9月に5年ぶり9回目のカナダへの渡航も決める。

8月

キャリアカウンセラー養成講座のイーラーニング受講に慣れようとする日々。2~3時間のことだけど、毎日受講しないといけないのがネックでした。でも、11月まで頑張っていたね。ダイアログインザダーク、アートリトリート、THE COACH のカルチベーターもあり、そして何より9月にカナダ行きが控えているという思いが支えとなって乗り切った月でした。

9月

20代後半を過ごしたカナダへの渡航は、私にとって里帰りのようなものです。5年ぶりにプリンスエドワード島を訪れ、あちらにいる私の家族(のような存在)との再会に安堵し、久々の海外の空気に刺激をもらいました。円安とカナダの物価高でやたら贅沢な旅行となってしまったなあ。でも、来年もまた行こう、行くことができるような生活をしよう、と強く思いました。カナダ旅行記は今もって継続中(今年中に書き上げるのはさすがに諦めました)。

10月

カナダから帰国したら腑抜けのような私になるかと思ったら、意外にそうではなかった。キャリアカウンセラーの勉強は続いていたしね。あと、このころから徐々に対面で集まる機会が増えてきた。いままでオンラインでしかお話したことのない方とお会いする機会が増えてきた。プロコース同期と企画した「りあるワカナ茶屋」もこの時期でした。こうして振り返ると、遠い昔のようだなあ。

11月

キャリアカウンセラー養成講座が修了する月。あっという間だった。毎週対面で授業があり、10日置きくらいにテストがあり、カウンセリング技術を見られる成績考査があり、なんだかんだいって少しずつ、でもいっぱい乗り越えて、無事に修了まで辿り着いていた。そして、11月は何といっても新潟へ「雪国リトリート」に参加した思い出でいっぱい! さらに、ルナサ(アイルランドの伝統音楽バンド)のライブ観戦のために3泊4日の京都旅行もしたのだった!  振り返ると、盛りだくさんの月でした。

12月

そして、12月。何したんだっけ・・・と手帳を振り返ってみると、そうだ、1日に開業届を出していた。大学時代の友達とZoomで集まり、数年ぶりの近況報告会をした。アートトリートもしたし、「アカデミックとコーチングと私」のイベントにも参加していた。キャリア支援に主軸をおいたコーチングの準備も始めていた。自分の過去の諦めと向き合うプログラムROOTSへの参画で、過去の私との邂逅もあった。12月だって色々がんばったのでした。




そして今、ここまで書けて、ほっとしました。やれやれ。何もしなかった2023年じゃなくて、ひと月ひと月、何かしらありました。殴り書きのような note ですが、書いてよかった。

来年は、もう少しアウトプットの量を増やし、質を良くしたいと思っているところです。どうなるかなあ。がんばりたいなあ。どうぞ引き続きよろしくお願いします。



冒頭の写真も、カナダ プリンスエドワード島のものです。2007年の写真です。今年見た夕焼けもそれはそれは綺麗でした。こんな景色が直ぐ傍にある生活に憧れます。


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