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週1の習慣でブレないキャリアを築く方法

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1.「自分との打合せ」が人生を変える


今日のテーマは「週1の習慣でブレないキャリアを築く方法」です。

先日、この話をSNSで投稿したところ「やってみたい!」という反響がありました。そこで詳しくご紹介したいなと思って、今日はこのテーマでお届けします。

「キャリアの方向性わからない」「ブレる前にどこに向かえばいいかすら迷ってわかっていない」という方にもおすすめ習慣です。

この記事で言う「キャリア」は、「人生そのもの」捉えてもいいですし、単に「仕事」と捉えていただいても構いません。私がブレないキャリアを築くためにやっていること、それは週に一度、30分ほど「自分と打ち合わせ」をすることです。

「自分と打ち合わせ」とは、「今の自分に何か問題ないかな?」「進む方向性はこのままでいいかな?」「今週はどう進む?」など自分に尋ねることです。先週の自分を自分で振り返ったり、作戦を練ったり、そんなことをやっています。

私は毎週月曜日の午前中を、自分との打合せの時間にしています。以前はコーチングセッションやコンサルの仕事を入れてたんですけれども、1年ぐらい前から思い切ってやめまして、この時間は自分と向き合う時間にしようと決めました。

すると、すごく効果を感じています。進む方向性がいつもよりクリアになるし、好きな自分で毎日を送れている感覚が持てるようになったし、結果的に仕事の質も上がって充実感も増すようになりました。

ということで、今日はその効果的な打ち合わせのやり方についてご紹介します。

2.ブレて心身が限界に達した過去

私はね、過去に大ブレの時期がありまして、だからこそブレない自分を作るための「自分との打合せ」を習慣にしました。

私が、大ブレだった時期というのが会社員時代、まさに育休復帰をした頃でした。

「なんかこの働き方違う」「全然心が喜んでないし、体もきつい」ってわかってるんだけど、「まだ行ける行ける」とか「周りも同じ状況で頑張ってるし」とかね、そういう言葉を自分にかけて自分の本心を見ないようにしていたんです。結果、体を壊してしまいました。

さて、皆さんちょっとイメージしてほしいんですけど、「今はベスト!」っていう状態を1本の横線で表すとします。でね、「なんか違う」って思っている違和感を1度だとすると、その違和感って最初は1度のズレだけど、そのまま進むとだんだん角度が開いていってしまいます。半年、1年、10年・・どんどん「違和感」の溝が大きく開いていきます。

「まっ、いっか」と、この違和感を無視するのが命取りなんです。これが自分のキャリアがブレていく、一番最初のスタートポイントになります。

病気もそうですよね。「まだ病院に行くほどじゃない」って、忙しく働いていたら、ある日大きな病気が見つかったり、ある日突然起きられなくなるっていう例は、皆さん体験されたことあるかもしれないし、聞いたことはあのではないでしょうか?

私もまさにこの1度のずれ、もうその当時の私の場合は10度20度と開いていましたけど、それでもどうしていいかわからなくて放置していたら、心身疲れて会社を辞めざるを得ないというところまで追い込んでしまいました。

3.会社員を辞めて始めた習慣が「自分との打合せ」だった

「自分との打ち合わせ」をするようになったのは、会社員を辞めてコーチになってコーチングに出会ってからです。毎日ちょこっとずつ自分に質問を投げかけて自分と向き合うようになったんですね。

今でも鮮明に覚えているのは、とにかく私は正直に生きていきたかったんですね。「もう周りにも自分にも嘘をつきたくない」「1回きりの人生なんだから、もっと純粋に毎日を楽しんで思いっきり挑戦をしたい」そんな思いが心の底から叫びとして聞こえてきたんですよ。

この気持ちに気付かないふりをして違和感があるのに働き続けたら、体も壊すなとつくづく実感しました。「自分との打合せ」で違和感に気が付くことって大事ですよね。

じゃあ「どんなふうに打ち合わせをすると効果的なの?」を、ここからご紹介をします。

4.効果的な質問をご紹介

「自分との打ち合わせ」をするための質問は、ある程度決まっている方が定点観測ができて、自分も楽だと思います。毎週お決まりの質問をかけるのもいいし、それに追加して時間がある週は直感で新たな問いかけを自分にしてもいいと思います。

私の定番の声かけがこんな感じです。

健康状態どう?
身近な人との人間関係どうだろう?
最近の自分どう?
仕事はどう?
本当に楽しいやりたいことやれてる?
もし新しいことを始めるなら何したい?

結構ざっくり聞いてます。

そして、心の中で感じたままのことを言葉にしたり、手帳に書いたりしています。

ここで大切なことは、それに対してとにかく正直に答えるってこと。これがめちゃくちゃ重要です。ここで自分の心に偽って答えていたら、やる意味はありません。

「なんかこれ好きじゃないかも」と思っても全然いいんですよ。ここで「こんなことを考えたら〇〇さんに悪いな」とか、「立場上、これ言っても無理だし」とか、思わなくていいんです。「私こんなことを思ってんだね」って、もう1人の自分がインタビューをするような気持ちで問いかけていくと、答えやすいのかなと思います。

5.専用の手帳やノートを使うのもおすすめ

専用の手帳とかノートを使うのもおすすめです。

まとまっていると、トラッキングができるので自分を振り返りやすくなります。「半年前ってこんなこと思ってたんだ」「気づいてなかったけど、結構成長したな」とかね。そういったことにも気づけるとちょっと自分を誇らしく思えるのではないでしょうか?

私の発信を見たり、聞いたりしてくださる方は、総じて真面目な方が多いと思うので、気づいたら自分に厳しい評価を与えがちなんじゃないかなと思います。自分は大して変わってないと思っているけど、実は心境も行動も以前と比べて変わっていることはよくあることです。だからトラッキングをして自分の成長や心の変化を感じるのもおすすめです。

6.気をつけてほしい質問の種類

問いかけをする時に、一つ気をつけたいことがあります。

自分の行動を振り返るときに、その行動が「良かったか悪かったか」じゃなくて、それをする自分が「好きか嫌いか」で問いかけることです。

これめっちゃ重要です。

繰り返しになりますけど、真面目な人はどうしても自分を「良い」「悪い」で評価しがちなんですね。ここでは、あくまでそれをするあなた自身が自分のことを「好き」か「嫌い」か「普通」か、で判断するということです。

といのも、今のキャリアが表面上は問題がないとしても、「その自分が別に好きじゃない」ストレートに言ってしまえば「嫌い」だと思うなら、そのキャリア選択は、もうやめた方がいいと思うんですよね。

こうなると違和感は、1度以上超えてますよね。心の声に正直なって、自分の感情と向き合うということを練習していただけたらと思います。

7.まとめ/打ち合わせをして自分に優しくなろう


今日は「週1の習慣でブレれないキャリアを築く方法」というテーマで、週に一度「自分との打ち合わせ時間を持つすすめ」をお話をしてきました。

「自分と向き合う」って、一番自分にやってあげてほしい、労いの行為なんです。すごく自分に対して優しい行動なので、心が喜ぶんですよ。

週に30分が難しければ、10分でもいいです。それを定期的に、できれば同じ曜日、同じ時間帯にすると定点観測をするにはすごくいいですね。定期的に振り返ることで、我慢していることや、ズレや違和感があることを早く修正して、もっともっと心地よい毎日を送ったり、納得できる自分らしいキャリアを選択できるようになると思います。


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