未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その38―最初のお客さんの話―
最初のお客さんの話。
最初のお客さんは、本当にたまたまオープンしたての塾の前を通りすがってくれたお母さんでした。
なんでも、今までこの道を通ったことは一度もなくて、偶然通りかかったら、あら、こんなところに学習塾があったなんて知らなかったわ的な感じで、スマホでウェブを見てみたら、なんだかこの辺にはあんまり見ないタイプの塾なのね。
面白そうだわ。
ということで、そのまま店舗前から携帯電話で電話をしてくれたのだそうです。
はい、ミラクルー。
いやしかしその行動力やアッパレというか、そういうひとを待ってました。うちの塾はちょっと変わったコンセプトなので、普通に成績ガーとか、内申書ガーとか、定期テストガーとか、いったことだけを求めているひとからは相手にされないので、たとえば『7つの習慣』とか『アドラー心理学』とかにちょっとでも惹かれるようなひとでないと、なかなかそのまま入塾ということにはならないのですが、運がいいのか、悪いのか。
しかしいずれにても最初のお客さんが来てくれたということと、自分の考え方に共感してもらえたことが、うれしくてうれしくて、筆舌に尽くしがたい感動を覚えたのです。
勇気をもらえたという表現が本当にピッタリです。
これだけでもう学習塾始めてよかったなーと思ったものです。
もうあのとき来てくれた子が来年は受験生。
何が何でも志望校への合格を果たせるように、僕らは全力を注ぐのみです。
サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。