スルースキルの話
スルースキル(基礎)
主体性っていうのは本当に難しいですね。
コンビニのレジのひとの態度が悪いからとめっちゃ怒ってるひととか,パチンコで負けてパチンコ台や店員さんに八つ当たりしてるひととか,先生がしっかり教えてくれないから,成績があがらないんだとクレームつけてくるひととか,ひとのせいにすることで心安らかになるのはいいのだけれど,ストレスぶつけられる方はたまったもんじゃないというか。
そんなとき,スルースキルは重要です。
投げかけられた問題や課題が「自分の問題・課題」なのかどうかを判断して,自分でなく相手のものであれば完全スルーでOKです。
共に考えるというふたりの問題・課題にするという手もありますが,その必要があるかないかも判断できるといいですね。
スルーするときのコツは,「練習」と思うことです。
練習台キタコレ!
というスタンスにいったん自分を変えます。
ゲームのスイッチを入れたような感じです。
最初はこれでとにかく右から左へ受け流す技を身につけましょう。
しかし内容を聞いていないのではいけません。
内容を聞いたうえで,これは私の問題じゃあないから,スルーする練習につかわせていただきますという気持ちでスルーさせていただきましょう。
スルースキルの上位互換
もしもそのうえで,もう一段階高い徳を身につけたい場合は,話をしっかり聞く傾聴スキルでもってクレーム処理もできるようになるといいですね。
仕事などでクレーム処理をしているひとはよくわかると思うのですが,まずはお客さんが話したいことを全部話させてあげることが結果的にめんどうなクレームを最短で終えることにもつながります。
激高していても良識あるひとなら(これ大事),気持ちに寄り添って共感しながら聞いていると次第に落ち着いて普通にはなしができるようになります。
良識ないとか,意図的にそうしているひとの場合はそういうことにはならないのでスルースキル全開でいきましょう。
こちらのコツは「ご指摘をいただいてありがとうございます」という感謝を伝えることです。
一方的で理不尽ななクレームでも,相手の存在を認める,承認する技術はとても有効です。感謝の気持ちを持つことは難しいかもしれませんが,指摘された内容について再考するチャンスであることは間違いないのでその機会をくれたことに感謝してみると良いでしょう。
瑕疵を認めるということではないので注意です!
あぁそういう見方をするひともいるのですね,という事実だけを承認です。
サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。