損出しについて考えてみる

高配当株投資はメジャーで、人気の投資法なのでネットで検索するとメリット・デメリットをまとめてくれたサイトが沢山あります。その一部を挙げると

メリット
① 配当(インカムゲイン)が得られる
② 株価変動に比べると配当金は安定している
③ 暴落時の心理的安定につながる

デメリット
① 減配リスクがつきまとう
② 配当金にも税金がかかる
③売却益を狙いづらい

とあります。この中でも③ 暴落時の心理的安定につながるという点について少し掘り下げて考えてみます。

私はサラリーマンをしていますが、給料の総支給額から所得税・住民税・各種保険料を支払った額が手取り給与となり、生活して残ったお金でわざわざリスクを取って株式投資をしています。そんな、やっとの思いで得た配当金にも20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかるというのです。さらに株が買った値段より高く売れた場合、譲渡益に20.315%課税されます。

ガ━━Σ(o゚Д゚p)p━━ン!!税金地獄‼︎

ですが、損をするときもありますよね?
配当金・分配金・利金は上場株式等の譲渡損失との損益通算が可能なんです。私の場合、特定口座(源泉徴収あり)を選択しています。

10/13時点で

上場株式の譲渡益が33,196円
売却時に6,742円の税金が引かれています。
また、配当金合計が114,417円
受け取り時に23,224円の税金が引かれています。
合わせると29,966円の税金が引かれていることになります。

税の力あなどれない。。。こうして見ると結構多く感じますね。

しかし、私は現在含み損の銘柄をいくつか保有しています。10月時点になりますが38000円の含み損があります。これらの含み損を確定したとすると→

上場株式の譲渡損失 38,000-33,196= 4,804円
これを配当金と損益通算すると税金は22,267円
になるので7699円が年初に返ってくるんです。The 節税です。

これを損出しといいます。ポイントは、損切り(上がる見込みのない銘柄を処分売りすること)とは異なることです。節税することが狙いなので、売却した後に同一銘柄を買い戻します。

私は、この損出しこそが高配当株の最大の魅力だと思っています。株価が上がったらもちろん幸せ。喜んで税金納めます。しかし、下がっても節税できるので幸せなのです。

暴落時は誰でも動揺します。いつもならしない失敗をしてしまうこともあります。しかし、最初に述べた通り、高配当株投資は暴落時もやることはひとつ、損出しのみ。心理的安定につながりますよね。

前のnoteでも述べたように、高配当株投資は「株で一発逆転したい!」という方には不向きです。しかし、「長期で腰を据えてやろう!」という方にとっては凄く良い投資方法だと思います。

証券口座をいくつかお持ちの場合も確定申告により損益通算することが出来ますので後日別のnoteでまとめようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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