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アアアッ!!!!/世界を愛そうとして『可愛そ笑』-6/30/2023

アアアッ!!!!!!!!!!!!


アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
散髪に失敗した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウアア!!!!!!!
来週富士急と内定者懇談会とかっこいい先輩と飯くいの予定があるのに!!!!!!!!!!!!

「こんな感じで~す」と、俺の後ろで2面鏡を構える美容師が涼しい顔で宣っているのを聞きながら、内心で超絶取り乱していた。
前髪をどう考えても梳きすぎていた。アア!!!!!!!!

これは説明が足りてなかった私、イメージつきにくいなら正直に伝えるべきだった美容師の両方悪いな。2:8で。2:8です、割合は。

まず私。「本日はどうされますか?」という質問に対して、毎回言葉だけでざっくりとした説明してたけど、今思えば毎回「伝わってるんだろうか…」とヒヤヒヤしてた。でもやっぱり毎回なんとかなってただけだった。そもそも論、言葉だけで「どのくらい切るか」「どういう髪型にしてほしいか」を伝えるの難しすぎる。というか、基本伝わらないんじゃないか。
相対する美容師が「基本的にマッシュだが、前髪は少しだけ軽め」な髪型がどうだったら好みかによりすぎるよね。みんなどうしている?切りたての髪型を写真に収めるのが正解なのかしら。

で、美容師も美容師ね。YESマンすぎるだろ。「無理です」って言えるわけないのは分かるんだけど、「〇〇こういう理解でいいですか?」とか「イメージつきにくいからまず少しだけ切るので、てめえの想定を切りながらまた教えてください」くらい言ってくれ。

切ったあと、内心ああ思いながら、失敗したとは言えないからでけえ声で「むずい!!!!!!!!!!!!」と言ってしまった。本心。でその後、責任感じさせるのも申し訳なかったので「僕史上、一番前髪薄いので、これからどうスタイル決めていくか楽しみです」「新しい自分と出会わせてくれてありがとうございます」と、失敗を責めるつもりはないことを最大限伝えたつもりだったんだけど、言えば言うほど顔がしょげてく美容師さん、これ逆に傷つけてたかもしれないな。帰り際まで「軽めにしたのでねえ~…」って繰り返し呟いてた。ごめんて。


これ飲んでから髪切った。飲みながら幸せな思いをしていた俺はもうどこにもいない

3限の講義でアチャア

金曜は3限があるわよ。
もう前期も佳境ということで、期末課題の告知がされる。
この講義はその評定を、レポートやテストのかわりにプレゼンで決めるとのことで、今日はその順番や日付ぎめをしていた。
4年生は基本的に講義を受ける人が少なくなるので、そのクラスも20人中4年生は3人くらいしかいない。誰とも話すことがないし、慎重も高いし、服もいかついので、少し怖がられてる気がする。
そんな人が、「2年生の人たちの発表ぎめじゃんけん」にしれっと参加してきたらより怖いでしょ。
しかも途中で間違いに気づいてじゃんけんの途中でスッと机に戻り、何事もなかったのようにPCカタカタしてるの、恥ずかしいでしょ。誰か教えてよ。「負けたらどうしよう(笑)」的な感じでニコニコしてイメージ払拭しようとしてたの、水泡に帰したけど。
いや、誰も俺に触れなかったお陰で、本当に無かったことになって逆に助かってるフシはあるか。それこそ指摘されてたら先生の頭にウンコして、便所座りのまま学校を等速平行移動するところだった。


今読んでる小説の面白い言葉

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

これを少し前に読了したんだけど、良かったので同じ作者の「少女には向かない職業」を読んでる。あのー良すぎ。心がキュウンとして、塩をかけられたナメクジみたいに縮んでいく感覚がある。

何が僕のどこを揺さぶったのかはっきりさせておきたい。

まずこの気持ちは間違いなく海野藻屑に対する感情。整理させてくれ。
自身を人魚と言い張り、むちゃくちゃな言動と行動で周囲をかき乱す美少女。足を引きずっているのは、人間の足に慣れてないから。人魚だから。
でも、その全てが、砂糖で作られた夢想的な弾丸が、何より自分自身を守るための、誰よりも現実的で人間らしい実弾だった。生き抜くための彼女なりに編み出した術だった。

でも、どう転んでも彼女は不幸になるしかなかった。

ああああ~~~~ここ、ここ!!!!!
人間、どんなに理解不能な魅力に溢れた人でも、その魂はどこまでも残酷な世界で生き抜くために、世界と対話をして関わりあって象った「結果」でしかなくて、多分そいつも心のどこかで世界を諦めている。

どこまでも残酷な現実に耐えながら、やっとの思いで見つけた彼女を愛そうとして、あっけなく殺されていった彼女の生き様が、このグロテスクさを0距離で直視させてくれる。近いぞ。

私も世界はクソだと思ってるから、そんな考えたくもないようなことを、これでもかというほど体現してた藻屑が、どこまでも愛おしくて、可哀想で、切ない。

ちょっと一言で言いにくい。
○海の藻屑
夢/人魚(砂糖菓子でできた)の世界で生きてたが、ついに愛で現実(人間らしさ/実弾)を肯定しようとし、殺される
ーー▶
○私
世界の残酷さに屈服している。それを同じく/それ以上に(実は!)知っていた彼女が、現実を愛で肯定しようとし死んだ彼女の幼稚さにキュンキュンしている。

まとまりないけどこんな感じかも。僕にこんなこと言わせないで!


YouTubeで見つけた不気味なライブストリーミング

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