夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった

総理大臣ひとりを責めたって無駄さ
彼は象徴にすらなれやしない
きみの大阪弁は永遠だけど
総理大臣はすぐ代る
電気冷蔵庫の中にはせせらぎが流れているね
ぼくは台所でコーヒーを飲んでる
正義は性に合わないから
せめてしっかりした字を書くことにする
それから明日が来るんだ
歴史の中にすっぽりはまりこんで
そのくせ歴史からはみ出してる明日が
謎めいた尊大さで
夜のうちにおはようと言っとこうか

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