ボーナスタイム/死体に意思は宿らないから-9/16/23
という文章がテキスト編集画面の1行目で半透明になって表示されている。
夜の穏やかな いとま時に構わず文字を書いている人に向けた、noteからのねぎらいだ。
そんな半透明の言葉が慰みになるか!こっちは真剣なんだぃよっ!
(Jakku Song)
前回の日記に引き続き、タイ旅行の振り返りをしていきます。
・シーナカリン鉄道市場にて
・死体・シリラート医学博物館にて
・行きずりオーストラリア人にて
・父の怪我にて
・バイクタクシーにて
・〇〇にて
・ゴーゴーバーの通りにて
・暑さにて
品書き。これらの私的「心が動いた瞬間」たちについてコメントしていく!
めちゃくちゃさっぱりいく!
際限なくなるから!
シーナカリン鉄道市場にて
服が好きな皆さんは、タイに行ったら絶対ここには行って下さい。
「シーナカリン鉄道市場」
ここは、最高の場所でしたわよ。
タイで初めての「鉄道市場」(ナイトマーケットの意。鉄道という言葉そのものにあまり意味はないのかね)とのことで、歴史も古い由緒正しきやつ。
何が凄いって、旅には欠かせない要素の中核にあるであろう「非日常感」「ショッピング」を両者とも質高く体験できるのだ!
画像はないのだが、夜のふやけた空気に反照するネオンの装飾たちはもちろん最高。歩くだけでもかなりテンション上がる。そして画像はないのだが死ぬほど広大な敷地に立ち並ぶ古着屋さん!そしてその質の高さ・安さたるぃやっ!(Jakku Song)
個人的に何が最高だったかって、少しの脚色もなしで「今宝の山にいるわ」という気分になれるのだ!クソイケな服が、日本だと絶対に買えない値段で、しかも死ぬほどの量売っているという幸福。さらに「タイ旅行中のみの、しかも週末夜限定のボーナスタイム」という時間制限がさらに脳をアチアチのカンッカンにする・・・★★★
この最高の時間に今しかありつけないから、脳と身体をフル活用して服を探すし、半ば焦るような気持ちにもなるんだけど、だから楽しい。ずっと脳内で「スターのBGM」が流れてたし、徒歩で人を何人か轢き殺したと思う。
このnoteを見ている人たちだけの秘密なので、警察には言わないで下さい。
(ちなみに日本で古着屋を営むバイヤーたちはここで古着を仕入れているそうで、それらしき人を一晩で5組ぐらい見た)
死体・シリラート医学博物館にて
ここはエグい!人の死体のホルマリン漬けを、医学の名のもとに一般向けで展示しまくっている!事故死した人の死体写真から、人の全身を縦に分割した標本から、お腹の中で死んでしまった赤ちゃんの死体から!静脈は青くないし、臓器も全部まぎれもない「死体色」!ようこんなことできない!
グーグルで上記の博物館の名前を検索窓に打ち込めば一瞬で「それ」の一部が出てくるのですが、ここでグロ耐性のない人に向けて、博物館のイメージをわかりやすく・やさしく伝えるための写真を最近手に入れたので紹介します。
もう説明も不要かも?流産した胎児の死体がたくさん展示されてるブースがあったんだけど、まさにこんな感じでした。
これぞ日本の外に行くメリットというか、タイに行くメリット。
生きてた(?)正真正銘本当の人のご遺体を見られる機会なんてない。この際、医学的価値とかは置いておきましょう。いいかな、死体を見れるなんてありがたいこと!日本は清潔すぎて、誰しもに等しく訪れるものである「死」と疎遠になりがち。でもこうした形で死について、人間のかたちについて、成り立ちについて、眼球について、脊髄について、脳について、肉について、神経について、私達のことについてこの目で確かめることには大きな意義がある。
断面が観察できるように縦に真っ二つにされたご遺体が、「これが人間なんだよ、目を背けるなよ」と語りかけてくる。病で外の世界を知ることなく亡くなった、目から口にかけて裂けた奇形児が、「これも人間なんだよ」と語りかけてくる。劣化で真っ黒いになった人骨が、「人間はこうなるんだよ」と語りかけてくる。そして、私は「私自身」と「人間・死」との間にある距離の遠さに、ただ申し訳なくなった。人形みたいだと心のどこかで思ってしまっている私を見たからだ。これは死体のような人形なのではなく、人形のような紛れもない死体なのだ。どちらにも意思はもう宿らないが、死体には確かに宿っていた。この日を境に、友達や家族などの生きた人(この言い回しが成立するのがもう面白い)に対する認知が確かに変わったんだけど、まだ言葉にできそうにない・・・なんかふわふわした文章で駄目だな
これは大変ショッキングな経験でした・・・書きながらドキドキしてます・・・
もしこの文章を読んでいる霊媒師の方がいらっしゃいましたら、ここの博物館には行かないほうがいいです。
多分 気絶します
ぜんぜんこってりした文章じゃん!疲れたからつづきはまた明日や!
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