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最高百合漫画『徒然日和』の聖地巡礼に行ってきた話

ごきげんよう、のぞ(@C_Nozo)です。

今回のnoteでは、つい先日、最高百合漫画の一つとして名高い『徒然日和』(著者:土室圭)の聖地巡礼に行ってきたため、文章とともに、成果物という名の写真を貼っていきます。

それでは、よろしくお願いします。

※注意

  • 学校の内部や住居などについては述べません。

  • 舞台が特定できていない箇所も多々ありますが、その都度述べます。

  • このnoteは全て単行本に則っています。

  • 基本的に舞台は三重県熊野市ですが、三重県御浜町も一部登場します。熊野市以外の時はその都度述べます。

  • 近隣出身ならではの小ネタを適宜付けていきます。

  • スクロールバーで察したと思いますが、とても長いです。

  • 『徒然日和』を読んでいないという方がもしいれば、下のリンクから購入するのをおすすめします。

1巻

表紙

6話目でも登場する熊野市駅の駅舎内のベンチです。しかし、椅子ではなく、机が置かれていました。

表紙 熊野市駅

1話目

一番最初のコマ(p.3)は言わずと知れた、松本峠から眺めた七里御浜と熊野市街です。10年以上前に登ったきりなので、そのうち登ろうと思います。

小春、真冬、七椰、実里が通う高校、森本高校は、木本高校がモデルになっています。p.7の真冬の通学シーンも、おそらく高校付近だと思います。
以降、学校の描写で言及していないものは全て木本高校です。

正面方向から 木本高校
横方向から 木本高校
3巻p.7上でも描かれている木本高校の時計

また、p.28からですが、旧神上中学校周辺の描写があることから、神川の桜を見に行っていると考えられます。私は行ったことがないので、来年の春にでも訪れたいと思っています。

2話目

p.48で登場するLUWSONのモデルはもちろんLAWSONです。ここは、ローソン熊野木本町店で、木本高校から熊野市駅などへ向かう道中にあります。

p.48中 ローソン熊野木本町店
p.51左上 木本小学校前の横断歩道
p.51下のつもりでしたが向きが違いました……。

小ネタ
後述しますが、七椰と実里の地元は三重県熊野市紀和町の入鹿地区というところで、確かにコンビニが存在しません。また、Googleマップによると、このローソンから車で40分ほどで、バスは、一応1日4本ほどあります(先日訪れた際に乗りました)。飛鳥七椰の「飛鳥」についてですが、徒然日和の舞台となっている三重県熊野市に飛鳥町が存在します。なお、飛鳥町周辺の描写は確認していません。

3話目

描写が校内のみなので聖地についての情報はありませんが、小ネタを書いておきます。

小ネタ
七椰と実里が通っていたのはおそらく入鹿中学校です。ちなみに、東紀州地域の小規模の中学校は基本的にどこもテニス部くらいしか運動部がなく、自分が中学生の時、入鹿中のテニス部と試合をしたこともあります。
小春が通っていたのはおそらく御浜中学校で、卓球部が結構強いらようです。
また、木本高校は、バスケ部、美術部ともに現在も存在しているようで、4話目に登場する吹奏楽部は、強豪として知られています。

4話目

冒頭の小春は、御浜町の紀伊市木駅へと、線路沿いを南下しています。

p.97中 紀伊市木駅への道

扉絵などで描写されている駅は紀伊市木駅(を反転したもの)だと思われますが、2016年に駅舎が建て替えられました。

p.97下 紀伊市木駅(新駅舎)
p.98扉絵 紀伊市木駅駅舎(新駅舎)

5話目

p.133下の一コマは、本町通り熊野古道おもてなし館バス停付近です。

p.133下 本町通り

小ネタ
七椰が買い物に行ったジュスコはもともとジャスコだった、イオン熊野店のことでしょう。

6話目

p.145,146で小春と真冬が歩いているのは木本高校の西側に面している道路です。

p.146上 木本高校沿いの道
p.146中 岩倉稲荷大明神付近

p.147からp.151にかけて歩いているのは記念通りで、三十三銀行熊野支店志ら玉屋かたおか書店などの描写が見られます。
※p.151の左上、下は木本小学校前ですが、撮り逃がしました。

p.147右上 記念通りの交差点
p.147左上 三十三銀行熊野支店
p.147中 記念通り
p.147右下 記念通り
p.148上 かたおか書店
p.149右上 志ら玉屋
p.149中 記念通り

p.152からp.157では、表紙でも描かれていた熊野市駅が登場しています。

p.152上 熊野市駅
p.153上 熊野市駅(時間は違います)
p.153右中 熊野市駅切符売り場
p.153左中 熊野市駅駅舎
p.153右下 窓の外から見た熊野市駅
p.154中 熊野市駅駅舎
p.155左下 熊野市駅駅舎
p.156上 熊野市駅駅舎
p.157右上 熊野市駅と汽車
p.157左上 熊野市駅

p.158〜159などで描かれている汽車は昔乗った記憶がありますが、現在はおそらく引退しています。残念。

p.159下では熊野市駅を南側から眺めた構図ですが、場所的に撮影は難しそうでした。

p.160下で真冬が立っているのは亀齢橋で、西日が印象的ですね。

p.160下 亀齢橋

小ネタ
p.145で「この辺雨多いもんね〜」と小春が発言していますが、特に、隣接している三重県尾鷲市は全国でも有数の多雨地域です。
p.146で唯一のスーパーと述べられていたヨークワですが、これはオークワ熊野店で、2012年に井戸町(イオン熊野店の近く)に移っており、現在その敷地には先ほど登場したローソン熊野木本町店があります。また、小学校は市街地以外は基本1クラスだと思います(経験上の話ですが)。

おまけ

特定できていません。暗くてなかなか難しい……。

2巻

表紙

特定できていませんが、イオン熊野店オークワ熊野店だと思います。以下のスーパーマーケットの描写も全て同様です。

7話目

一つも特定できていません……。

8話目

扉絵はどこかの公園だと思ったのですが、特定できていません。

小ネタ
DVDを借りにいくのは、オークワ熊野店2階にあったTSUTAYA WAY 熊野店だと思いますが、2020年に閉店してしまいました。三重県南部のTSUTAYAは全て閉店してしまい、寂しいです。

9話目

p.51〜53ではローソン熊野木本町店の店内、p.54では店外が描かれています。

p.54左中 ローソン熊野木本町店
p.54下 ローソン熊野木本町店前(作中では小学校が描かれていない)

p.55以降の喫茶店までの道のり、喫茶店は特定できていません。かなり探しましたが、見つからなかった……。
※Google検索でヒットした記事によると、記念通りの隣にある通りのようです。

10話目

扉絵は特定できていません。

11話目

扉絵は22世紀へのメッセージの場所で、よく見ると鬼ヶ城などの文字も見えると思います。

p.98扉絵 22世紀へのメッセージ

p.101〜103上は大泊駅で、作中で言及されているように無人駅です。これが普通です。

p.101上 外から見た大泊駅ホーム
p.101下 大泊駅ホーム
p.102上 大泊駅から眺めた北の山々
P.102右中 大泊駅
p.103左中 大泊駅天井
p.102下 大泊駅駅舎
p.103上 大泊駅(木が成長して小屋が見えなくなっている)
木の手前からも1枚

p.103〜105では、駅から大泊海水浴場に向かって歩いています。

p.103右下 木
p.103左中 大泊駅から大泊海水浴場へ
p.103左中 大泊駅から大泊海水浴場へ
p.104右中 大泊海水浴場手前
p.104右上 大泊海水浴場へ(私はこの際、ほくしょうも訪れました)
p.105右上 大泊海水浴場への階段

p.105以降では、大泊海水浴場で4人が遊んでいます。

p.104,105下 大泊海水浴場を見下ろす
p.106右上 道を見下ろす
p.106左上 堤防?への階段
p.106中 堤防
p.106右下 砂浜への階段
p.106左下 階段から海岸を見る構図
p.107下 海からみた鬼ヶ城方面(海には入りませんでした)
p.108右上 海側から堤防側を見た構図
p.109右下 海から北側を見る構図
p.111 海から西側を見た構図(曇っていたのが残念……)
p.114右上 水道
p.114下 海水浴場の階段
p.115右中 正面から見た階段
p.116右上 斜めから見た階段
p.116右下 少し遠くから見た階段
p.116左下 避難場所の標識
p.117上 海岸の堤防
p.118右上 海岸から国道311号へ
p.118中 海岸の堤防

12話目

冒頭では、国道42号線の木本町交差点が登場しています。

p.121上 木本町交差点

それ以降の舞台は特定できていません。住宅街、難易度が高い……。
※Google検索でヒットした記事によると、三十三銀行付近の丁字路と、記念通りに位置するCOFFEE 花の樹付近のようです。

13話目

七椰と実里が通っていた小学校は入鹿小学校です。

入鹿小学校(敷地がどこからかよくわからなかった)

小学校付近の描写が続きます。

p.143上 入鹿小学校前の丁字路
p.143ニ段目 入鹿小学校前の橋
p.144上 入鹿八幡宮前の交差点
p.144右中 入鹿八幡宮から南下する道
p.145右下 入鹿小学校前
p.145左下 入鹿小学校前

p.152で入鹿八幡宮が見えていることからも、ここが入鹿地区であることがわかります。

p.152下 入鹿八幡宮前
p.156左上 入鹿小学校前の横断歩道

帰り道、小栗須バス停の手前で七椰と実里が別れます。

p.156下 カーブミラー
p.157右下 看板付近の道
p.158中 看板付近の道
p.160中 入鹿八幡宮南の道沿い
p.161右上 小栗須バス停手前

おまけ

大泊海水浴場から鬼ヶ城を通って熊野市街へと帰っています。

本体・表紙右上 鬼ヶ城へ続く道
本体・表紙中 鬼ヶ城の看板
本体・表紙右下 鬼ヶ城
本体・表紙中下 鬼ヶ城
本体・表紙左下 鬼ヶ城
本体・裏表紙 中 鬼ヶ城
本体・裏表紙下 鬼ヶ城

3巻

14話目

扉絵は特定できていません。

p.11上は高校の敷地内、下は記念通りです。

p.11下 記念通り

p.13左下は記念通りだと思いますが、特定できていません。

p.14,15では、真冬と七椰がビジネスホテル河上の前の道路を歩いています。

p.14中 ビジネスホテル河上などの駐車場
p.14左下 ビジネスホテル河上などの看板
p.15上 ビジネスホテル河上付近の踏切

p.16は特定できていませんが、紀北信用金庫 熊野支店の横にあるNTTの鉄塔?が見えていますね。

15話目

小春と真冬が通っていた小学校は御浜町の御浜小学校です。4話目で小春が紀伊市木駅を利用していることからほぼ間違いないです。

p.33上 御浜小学校

それ以降の描写については一切特定できていません。付近の街並みがかなり似ているように感じ、ハードルが高そうでした。

16話目

p.87までは特定できていません。

p.88上では、獅子岩交差点が描かれています。

p.88上 獅子岩交差点

p.90以降登場する、照子のバイト先はタイムズマート熊野駅前店ですが、閉店してしまいました。

タイムズマートの場所
p.91中 熊野市駅付近

17話目

特定可能な描写はありません。

18話目

特定できていません。

おまけ

特定できていません。

おわりに

神川の桜、見に行きたい……。

御浜町ももっと見て回りたいし、熊野市駅周辺もまだまだ探索したいので、次の帰省でまた訪れたいなと思っています(入鹿はちょっと遠いので当分いいかな……)。春休みに地元に帰る理由ができました。

それにしてもこの作品、背景の描写が本当に繊細ですよね。土室圭先生はこの辺りの出身の方だったりするのかななんて思いながら読んでいました。

さて、そろそろこの記事を締めようと思うのですが、最後に一つ。公共交通機関で訪れようと考えている方は、綿密なスケジューリングをおすすめします。特にバスは一本乗り遅れるとリカバリーが効かないので、ご注意ください(私は汽車とバスに加えて30kmほど歩いて強引に回りました)。

それでは、ごきげんよう。

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