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Kindleで本を読むということ(#194)

ふだんの読書でKindleを活用されている方も多いと思いますが、私もその一人です。Kindleに限らず電子ブックリーダーを使っている方が多いのではとおもっています。
Kindleはとても便利で、気になった文章などは常にスマホに残すようにしています。わたしが使っているKindleは2台目で、Kindleなしで今の読書生活は成り立ちません。

ただ、最近になって今まで感じていなかったことを感じ始めました。

1.みんながハイライトしている(点線が引かれ「xxx人がハイライト」と見た目でわかる)箇所が邪魔

自分が気になる文章をメモしていることにも影響していると思います。わたしは重要と思ってなくてもハイライトされている文章に「なぜここに?」と思ってしまい、ここまでの読み方を間違えたか?と思うようになってきました。みんながハイライトするということは、「文脈上ここが大切」とかんがえている方が多いということを表しています。その逆もあり、ハイライトがなくても「この文章は大切だ」と思って自分のメモには残すのですが、「なんでみんなはここはあまり気にしていないのだろう」と考えてしまいます。
この思考自体が邪魔で純粋な気持ちで本を読まなくては…!と思い始めました。

2.紙の質感が恋しくなるときがある

これは電子ブックリーダーが出始めたときから「本は紙派」の人がよく言っていることでもありますかね?最近になってわたしも感じ始めました。「表紙も紙質も含めて本という作品だ」という思いもあるのですが、それ以上に、「Kindleで読むとどんな本でも同等の価値に思える」ということです。

3.本の中身に書いてある情報は紙でもKindleでも同じだけど…

同じ本を紙で買ってもKindleで買っても書いてある内容は同じです。でも、何故かKindleで読むと「中身を軽く感じる」ようになってきました。極論いうと、TVを観てまとめたようなネット記事のようなものでも、Kindleで読んだら一般的な本同じように感じてしまうのでは?ということです。おそらく、スマホなどでニュースアプリを日常的に使っているので、
「スマホやKindleなどを媒介して得られる情報は価値が低い」
と無意識に刷り込まれているのかもしれません。もしかくは、わたしのアンテナ感度が弱くなっていて情報の取捨選択能力や、情報への判断能力が落ちたのかもしれません。よく「いい食器で食べると食事が美味しく感じる」と言われますが、それとおなじことでしょうか。紙は「いい食器」で、Kindleなどの電子ブックリーダーは「タッパー」のようなものなのかもしれません。(いや、そんなことはないか…?)

以上、駄文でした。
おわり。

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