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優勝は極めて困難になった(#146)

明治安田生命J1リーグ 第30節
横浜FCvs横浜F・マリノス
2-2 引き分け

開始フォーメーション

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選手交代1(63分〜)

OUT:レオセアラ IN:杉本健勇
OUT:ティーラトン IN:松原健

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選手交代2(80分〜)

OUT:エウベル IN:喜田拓也
※73分 渡辺皓太イエローカード2枚目で退場

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選手交代3(88分〜)

OUT:マルコスジュニオール IN:天野純
OUT:扇原貴宏 IN:水沼宏太

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感想

渡辺皓太スタメン。
小回りの利く巧みなボールタッチでパスを散らすことができていたとは言えない。
いくつかのシーンでワンタッチからターンして相手を交わすこともあったが、基本的に相手に詰められて後ろへ戻すことしかできなかった。
本人も悔しいだろうがこの試合は決していい出来ではなかった。

2枚目のイエローカードはボランチとして「然るべきプレー」であることは間違いない。
しかし、1枚イエローカードをもらっている中であれ程のプレーで潰しに行く必要があるかは疑問が残る。

元々とても良い選手なのに、スタメンでも途中出場でも大きなチャンスをもらった機会は少ない。
だいたいが「とりあえず試合を締める」役回りが多い。
そんななか、優勝のために勝利が最低条件であるこのような日にスタメン起用されたことに、気持ちが空回ってしまったのだろう。
責めることはできない。

問題は渡辺皓太ではない。
1枚目のイエローカードをもらった選手を70分以上まで引っ張り続ける必要があったのかということだ。
喜田拓也がベンチに控えている状態で、交代が大きな戦力ダウンにならない。
それなのに変えなかった。
おそらく監督は、渡辺皓太に大きな期待をしていたが故に交代をしなかったのだろうが裏目に出た。
采配の失敗だ。

3回目の交代も扇原貴宏を下げてまで水沼宏太を入れるメリットがどこにあるのか。
前からプレスを掛けたいのだろうと思ったが、一人少ない中で、相手はパワープレー型の攻撃をしてきてるのであれば交代のカードとして適していなかった。

今日の引き分けは監督の采配ミスによるものと考える。
そして今日の引き分けで優勝の可能性はほぼ消滅した。
川崎は怪我人が復帰して、ほぼベストメンバーに戻った。
ここまでよく頑張った。
本来なら優勝してもおかしくない成績だが、川崎が強すぎる。
認めざるを得ない。

またまだチームに残されている課題はある。
今までもたくさん課題はあった。

・ボランチにマンマーク付けられた時に前進できない
→サイドバック経由や1列飛ばしてマルコスジュニオール、一気に相手の裏へ出すなどバリエーションは増えた。

・試合開始早々の前線からのプレスにテンパって早めの時間帯に失点する
→プレスを回避するまで時間はかかるが、焦ることは少なくなった。

・引いて構えて守られた時に攻撃が停滞する
→未だに解決策が見つからない。個人技での打開が手っ取り早く最も期待したいものだが、反面、個人に依存するチーム作りにも繋がる。
前回のnoteでも個人技を磨いてほしいと書いた。

だが、チームとして攻めのバリエーションを増やすことが理想ではある。
特にボランチからのシュートが全くと言っていいほどない(、あっても枠に飛ばなければ意味がない)。
完全にそこを見透かされてるのが今のチームの一番の課題だ。 

優勝は厳しくなったが来シーズンに向けて宮市亮のフィットや仲川輝人の完全復活を期待せざるを得ない。

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