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生きるとか死ぬとか父親とか〜第1話〜(#77)

テレビ東京系列のドラマ
ドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」

ついに始まりました。
2021年4月からの1クール放送されるドラマです。
このドラマはジェーン・スーさんの同名の著書が原作となっています。

ジェーン・スーさんのことはラジオで知り、著書もいくつか読んできました。
今もラジオ番組は拝聴しており、その流れでこのドラマを楽しみにしていました。

第1話 結婚とか 独り身とか

ドラマの第1話冒頭、様々な仕事に力を入れている女性と家族を持つ女性を描いているシーンから始まります。
独身女性目線で家族を持つ女性に対する意識を暗に描いています。

説明が入るわけではなく、嫉妬などネガティブなものでもなくポジティブと取れるわけでもない、いろんな受け取り方ができるシーンでした。
この瞬間から
「あ、この番組絶対面白くなるな」
と見入ってしまいました。

そしてジェーン・スーさんがやっているラジオ番組内の企画「相談は踊る」同様、
ジェーン・スーさんを模した主人公の蒲原トキコがラジオ番組内で相談に答えるシーンへ移ります。

「独身の楽しさはドラッグ、麻薬みたいなもん」
「独身の楽しさと寂しさを天秤に掛けている」
「結婚で女が男を支える時代じゃなくなった」

色んな場面でジェーン・スーさんの面影を感じさせつつ、それでいてドラマ上の演出というノンフィクションとフィクションが曖昧な面白い構造になっています。

このドラマを一言で言うと、
 独身女性が母親が亡くなった後の父親の世話をする
というストーリー。

しかしこの番組の魅力はストーリーの本筋だけには収まりません。

蒲原トキコの相談コーナーもジェーン・スーさんの監修が入っており、相談コーナーも見所の1つになるでしょう。

また蒲原トキコ演じる吉田羊さんの所作がジェーン・スーさんを彷彿とさせ、言葉の節々や立ち振る舞いにジェーン・スーさんらしさがちゃんと表現されています。

わたしは男性なので「独身女性」の気持ちはわかりませんが、独身という点は同じ。
「独身のまま親の世話をする」ことになる可能性は十分にありえます。

そういう意味ではこのドラマから
 親の世話をする事
について追体験できるのかもしれません。

しかし、それ以上に、
「人生とは何か」
について正面から向き合うことになると思っています。

それと同時に
「自分が主導権を握って自分の人生を生きていく」
ことについて自ずと考えざるを得なくなると思っています。

このドラマは
 ドラマ好きの方
 ジェーン・スー好きの方
 独身の方
いろんな方が楽しめるドラマになると期待しています。

また、本当のジェーン・スーさんのラジオ同様、ドラマ内の相談コーナーもとても力を入れていると感じたので、もし相談のシーンに興味を持ったら、ラジオの方も聴いていただければより楽しめるとおもいます。

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