見出し画像

5W1Hじゃなくて、TとPがほしかったりするのよ(#203)

コミュニケーションは難しい。
仕事をしているととても感じる。

Aさんの言ってる内容をBさんがまったく理解できない。業務に関する知識の差で起きるのは仕方ない。そうではなく、中堅社員同士、お互いに同じレベルの業務知識を有していているのに、Aさんの話をBさんが理解できない。言ってる内容の意味は理解できるが「なぜその結論なのか理解できない」。これが問題だ。

なぜ理解できない?

Bさんは、Aさんの言ってることは自体は理解はできるが、なぜその話になるのか腑に落ちない。あーだこーだ2人でやり取りしてるのを端から聞いていると、1つ大事なものが抜け落ちてることに気付く。それは「話の前提を合わせていない」ことだ。

話をする上での前提は何?

Aさんの中で勝手にイメージしている前提をベースにBさんへ話をする。Bさんはその前提を知らされずに話を聞き、「言ってることはわかるけど、なんでその判断になるの?」となる。言ってることはわかるが、なんだかよくわからない。
「話をする上での前提条件を合わせずに話をしようとする」
これをせずに話を始める人が多いことに気付く。職場においてコミュニケーションの齟齬が生じる理由の1つであり、結構頻繁に起きていることではないだろうか。話をする上でお互いに認識を合わせていないと、同じテーマについて話していて基本的な考えも同じなのに、なぜか結論だけが違ってくることすらある。

人に話をするときは「前提の認識合わせ」をしよう

仕事のできるできないは関係ない。若手も中堅も関係ない。
 ・何の話をするのか(テーマ)
 ・前提条件は何か(いままでの経緯や決定事項など)
よく「5W1Hを意識して相手に伝えよう」と言われるが、上の2つ、テーマ(Theme)と前提(preamble、premise)をぜひとも伝える側は意識しよう。

特にふだんの会話で5W1Hを常に話している人はいないだろう。これよりもT(テーマ)P(前提)を伝えることが大切だ。

仕事がうまくいかず、こんなことを考えた週末でした。自戒を込めて…。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?