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男女‪CP‬&声優のオタクによるアニメ『ミュークルドリーミー』1期感想

2期の放送も始まったミュークルドリーミーですが、1期の感想を書き残しておこうと思います。


朝ゆめ尊い

まずなんと言ってもこれ!!主人公‪CP‬が良い。
私がミュークルドリーミーを見始めたきっかけは、TwitterのTLに10話のキャプチャが流れてきたことがきっかけでした。

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この2人が幼なじみだと知った私は、速攻でミュークルを10話まで視聴。
狂気をはらんだギャグと適度なラブコメ要素に、あっという間に魅了されました。

まず、幼なじみで家が隣同士、会話はお互いの部屋の窓越しに行うという設定が最高なんですよね。
糸電話で会話するシーンもあるので、『たまこまーけっと』のもちたまが好きな人は絶対朝ゆめも好きだと思います。

また、10話以外でお気に入りの朝ゆめ回は、40話。
積雪した坂道で滑りこけてしまったゆめちゃんを、朝陽くんが助けるシーンです。

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深夜放送のラブコメなら、こういうとき女性側が押し倒されるシチュエーション(最高)になることが多いですが、女児アニメかつ中学1年生というキャラも設定もあり、品のある構図になっているのが乙ですよね…!!

そして外せないのが、クライマックス。
近年の変身シーンがある子ども向けアニメは、複数のキャラが変身するのが当たり前になっているかと思います。
その理由としては、アイドルグループの多人数化と原理は同じだと個人的に考えています。
要は選ばれし1人を運営側で決めるより、候補を複数人提示して、受け手に推しを選んでもらう方が、ファンの母数が増えやすいんですよね。

そのため、ユメシンクロできるキャラがゆめちゃん1人だったことには、長らく疑問を抱いていました。
当初は、「予算や作画カロリーの問題かな…?」なんてことも考えていたんです。
しかしれいくんの登場以降は、「もしや、朝陽くんもユメシンクロできるのでは…?」と期待が膨らむようになっていきました。
れいくんが朝陽くんのことをしきりに「王子」と呼んでいたことが、その要因としてあります。
ですがなかなかそのような機会は訪れず、「朝陽くんのユメシンクロに関しては、私が期待し過ぎたかな…」と思っていたんです。

しかし!!ゆめちゃんが作中最大のピンチに直面したクライマックスにて、朝陽くんもユメシンクロできることが判明するのです!!!

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朝陽くん!!お姫様を助けに来る白馬の王子様!!!
お姫様と王子様だけがユメシンクロできるという特別感!!!!
好き!!!!!泣いた!!!!!!最高!!!!!!!

クライマックスまで朝陽くんのユメシンクロという切り札をとっておくシリーズ構成、素晴らしかったです…!

青井先生が好き

‪ここまで朝ゆめ朝ゆめ言ってきましたが、キャラ単体だと青井先生が好きなんですよね。
いや、普通にかっこよくないですか!!!?え、違う…???
個人的には、かえでちゃんと同じぐらいの熱量で青井先生のことが好きですらあります笑。

推すようになった経緯としては、元々中の人である興津和幸さんが割と好きというのがだいぶ影響しているとは思います。
興津さんですが、ここ数年は青井先生に加え、『女子高生の無駄づかい』のワセダなど、クセのある先生役でお声を聴くことが多いなあと感じています。

ちなみに青井先生の決めゼリフ、「いいかい?いいだろう」について、桜井監督が以下のような裏話をインタビューで語っていました。

ゆめのクラス担任の青井先生はやたらかっこつける先生という設定ですが、大地丙太郎さんに絵コンテをお願いした3話の青井先生の「いいかい? いいだろう」というセリフ回しがすごく気に入ったので、ほかの話でもできるだけ入れるようにしています(笑)。

「いいかい?いいだろう」は、最初から定着していたセリフではなかったんですね…!!

また興津さんは青井先生以外にも、ちょくちょくモブ役でミュークルに出演しているのですが、21話での役名が「誰か」だったのには笑ってしまいました。

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おねがいマイメロディとの共通点

ミュークルドリーミーですが、サンリオ(狂気)アニメの原点である『おねがいマイメロディ』との共通点が多いなと感じています。

・主人公に男の子の幼なじみがいる
・主人公は人気者の先輩に憧れている(ミュークルでは、後半その描写が薄くなっていましたが…)
・その先輩は、実は主人公の敵
・幼なじみが、先輩が自分たちの敵であることにいち早く気づく。しかし、幼なじみがその事実を主人公に伝えると、主人公との関係性が悪化してしまう(ミュークルでは、おねメロほど仲違いはしませんでしたが…)
・先輩には弟がおり、(おそらく)2期では弟が敵役になる

一方で、大きく異なる点が以下2つあります。

・おねメロは敵役の兄が優秀で、弟が兄に対してコンプレックスを抱いているのに対し、ミュークルは優秀な兄が超人的な頭脳を持つ弟に対してコンプレックスを抱いている
・2次創作界隈においては、おねメロは公式‪CP‬である駆歌(主人公×幼なじみ)より恵歌(主人公×先輩)の方が人気がある一方で、ミュークルは順当に朝ゆめの人気がある

おねメロで駆歌派だった身としては、恵歌の方がpixivでにぎわっている状況が結構しんどかったので、ミュークルは今後とも公式もファンも朝ゆめ推しで爆進していってほしいです…。

BSでも放送してくれ…

私はテレ東が映らない地方住みのオタクなのですが、ミュークルはBSテレ東での放送がないんですよね…。
テレ東系列でない放送局だと現状テレビ和歌山でしか放送がなく、残りの1府32県では、TVでミュークルを見ることができないんですよ…。

もちろん配信サービスやCSに加入すれば見ることができますが、CMを見ることができなかったり、U-NEXTかアニメ放題に入らない限り、5日後の金曜にしか最新話を見ることができなかったりと、田舎だとそこそこの熱量がないと視聴が続かないな…と感じています。
おもちゃのCMとか、主題歌のCMとか、どんなのをやっているんでしょう…見てみたい…。

またミュークルの本来のターゲット層は、私のような大きなお友だちではなく、小さな子どもたちです。
いくら動画サービスが身近なものになったとはいえ、1府32県に住む子どもたちは、「たまたまTVをつけたらミュークルが流れていた」という経験をすることができないわけですから、ミュークルに出会う機会はあまりないだろうなあと思うわけです。

BSテレ東は昨年『キラッとプリ☆チャン』の放送すら打ち切っていますし、今後ミュークルが放送される可能性は低いとは思います。
ですがぜひ、放送を検討してほしいなと思います。

ちなみに私の在住する広島県では、プリチャンはフジテレビ系列で日曜朝5時半から、『アイカツプラネット!』はTBS系列で土曜朝5時から放送されています。
「そんな早朝に女児アニメ誰が見るんじゃ!」とは思いますが、地上波で放送があるだけありがたいですね…。

みっくす!に期待すること

まず、1期の最後の方で登場した、ことこ兄(律)の存在が非常に気になるんですよね…!
キービジュアルから察するに、おそらく2期の敵役は亮仁くんになるので、アッキーと近しい彼がどんな存在になっていくのかとても楽しみです。

また律の声優さんは、ジュエルペットシリーズでもご活躍されていた田丸篤志さんなんですよね。
私はおねメロへの思い入れが強過ぎて、ミュークルまで13年ほどサンリオアニメから離れていたので、ジュエルペットでのご活躍はまだ拝見できておりません…。
ですが、女児アニメの田丸氏は最高だということは瀬名翼で立証済みなので笑、今後の律の活躍が楽しみです。

そして何よりも期待しているのが、朝ゆめの進展!!
1期ラストでユメシンクロした朝陽くんがドリーミーストーン集めにどう関わってくるのか、それに伴って朝ゆめの進展はあるのか。

朝陽といえば、キャストの小林裕介くんは「朝陽は、ゆめのことをどんなふうに思っているのか、それをどこまで表現したらいいのか。その調整が難しい」と悩んでいて、ときどき相談に乗っています。
―—朝陽の気持ちがどこまでゆめに伝わるのか、気になっています。
「朝陽はどこまでゆめのことを意識しているのか? 中学1年生だと、どのくらい幼なじみの異性を意識するか?」というのは、人によってまちまちでしょうけど、「そんなにベタベタしないだろう」とか「こういう関係だといいよね」というものを描こうとしています。

昨年8月時点では、桜井監督は上記のようにおっしゃっており、これまでは朝陽くんがゆめへの感情をはっきりと自覚しているわけではないように描かれていたと思います。
ただおねメロでは2期で駆歌がくっついたので、ミュークルも2期で大きな展開があるかもしれませんね。
とっても期待しています!

それでは私は、みっくす!1話の配信開始を首を長くして待とうと思います。

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