スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020広島公演(出演: KOTORI / Suspended 4th / ズーカラデル / ハンブレッダーズ)ライブの感想とセトリ
広島にUターンして5本目のライブは、列伝広島でした!
個人的には2016年のMUSIC CUBE(懐かし)以来のクアトロ。
以下感想を書いていこうと思います。
私はサスフォーを目当てに列伝ツアーに参加&他のバンドは福岡公演の配信と代表曲をMVで見て大まかに予習したかたちになるので、どうしてもサスフォーに関する記述量が多くなってしまうかと思います。
またセトリなどもめちゃくちゃネタバレしているので、それでも大丈夫であればどうぞ…!!
開演前・転換中
開演前や転換中などは、スペシャ関連のライブの告知動画や過去の列伝ツアーのライブ映像が流れていました。特に、過去の列伝ツアーの映像を見るのはとても楽しかったです。
今や国民的人気を誇るバンドの若かりしライブ映像に興奮したり、今やもういないメンバーを見て胸が苦しくなったり、活休中のバンドを見て胸が苦しくなったり、解散したバンドを見て苦しくなったり…あれ、胸が苦しくなってばっかりだな…音楽業界厳し…。
だって初手からmonobright→NICO Touches the Walls→DOESだったので…DOESが活動再開してくれたのが救いです。そんな中ずっと最前線にいる9mmはすげえ、すげえよ…。
そんな中2014年(KANA-BOON、キュウソ、SHISHAMO、バニラズ)と2016年(フレデリック、夜ダン、マイヘア、雨パレ)のメンツは今見てもすごく強いなと思いました。特に2014年すごい…そりゃ同騒会できるわ…。
また2017年以降はまだまだ若々しいメンツだな、と私感ですが思いました。
あと[Champagne]の懐古厨なので、Rocknrolla!のライブ映像で泣きました。
KOTORI
福岡公演の配信を見るまで、過去に物販でゆで卵を売っていたことしか知らなかった過去の私へ「なんで?」
ということなのですが(どういうことだよ)、今回ライブを見てまず思ったのが、「リードギターの方、cinema staff好きなのでは?」ということでした。ギターのフレーズにシネマリスペクト感を強く感じたんです。
ライブ後にちょっと調べてみたのですが、どうやらその勘は当たっていたようで、安心しました。
セトリはファンの方のツイートをお借りします。
『素晴らしい世界』では、上坂さんが上手のスピーカーの上に登ってギターを演奏していたのがとても印象的でした。
ただ先月ハルカミライの関さんがライブ中スピーカーの上に登って、スタッフさんにマジで怒られていたのを目撃したばっかりだったので、内心「お、怒られないかな…?」と不安になってしまいました笑。杞憂で終わっているといいのですが…。
個人的には『RED』からの『EVERGREEN』という、冒頭色に関連した曲が続いたセトリがお気に入りでした。照明も曲に合わせ、赤から緑と変化していたのがすごくきれいだったと思います。
ズーカラデル
個人的には、最近よく名前を聴くし、聴かなきゃ聴かなきゃと思いつつ、全然チェックできていなかったバンドでした。
感想としては、まず吉田さんの歌声がめちゃくちゃいい…!!唯一無二の歌声なのではないでしょうか。吉田さん自身が書く歌詞の世界観ともマッチしていて、すごくいい歌声だなと思いました。
また吉田さんはMCで「周りの挙動関係なく、自由に身を任せて音楽を楽しんでほしい」というようなことを、配信で見た福岡公演、そして私が見に行った広島公演でもおっしゃっていて、すごく素敵な方だなと感じました。
また吉田さんは、「ライブが楽しみで一睡もできなかった。ちょこちょこ昼寝をした」というMCもなされていて、とてもかわいらしかったです…。
個人的には、鷲見さんの軽やかに飛び跳ねながらベースを弾く姿がとても楽しそうで好きでした。
『イエス』で「ラーラララーラララーラララー」とシンガロングし、『ダンサーインザルーム』で踊れてとても楽しかったです。
ハンブレッダーズ
お目当てはサスフォーだったものの、この4バンドの中で一番出会いが早かったのはハンブレでした。
まだ東京に住んでいたころ、TBSラジオの公開録音の開演前SEで『銀河高速』がかかっていて。いい曲過ぎて、スマホをイジるのを辞め聴き入ってしまったことを未だ鮮明に覚えています。
そんな『銀河高速』からライブはスタート!
間髪入れずに『弱者のための騒音を』と、キラーチューンを惜しみなく連発していました。
ハンブレの良さってとにかく”歌詞がいい”こと(ムロツロさんの書く歌詞の韻の踏み方は天才的だと思う)だと思うんですけど、その歌詞が乗るメロも素晴らしくいいんですよね。
だからこそ、「時代の波ならば HIPHOP〜」「弱者のための騒音を」「世界を変える娯楽を」など、一度聴くとメロディも歌詞も強く記憶に残るキラーフレーズが多いのかなと思います。
また私用でハンブレだけ福岡の配信を見られなかったので全然知らなかったのですが、日本のバンドに珍しくベースが上手側&でらしさんめちゃくちゃ激しく動き回るんですね…!田村明浩、田淵智也ばりに激しく動き回っていたので、ちょっとびっくりしました笑。
あとムロツロさんがレイジ、サポートのうきくんがガンズのTシャツを着ていたのが印象的でした。
『DAY DREAM BEAT』締めだったのがアツかったです。
Suspended 4th
ずっと上手側4〜5列目でライブを見ていたのですが、運良く最前が空いたので、なんと最前でサスフォーを見られることに!
これは終演後に撮った写真なのですが、さ、さ、さ、澤田さんが本当に目の前だったんです…!!最高でした…。
セトリは以下の通り。
デニスさん、マジでドラムスティックとペダルしか持ってきていなかったのか、ドラムセットがいつも使っているものではなくて新鮮でした。
リハ後、そのままステージにメンバーが残ったままライブがスタート。開始からサスフォーらしいですね!
『BIG HEAD』のジャムセッションが5分ほどあったのですが、『BIG HEAD』の曲調に合った激しめのセッションで、すごく高まったのを覚えています。
『97.9hz』は、福岡公演のリハで鷲山さんがドラムをたたきながら歌っている様子がバンド公式インスタのストーリーに上がっていて。
でもリハをやっていたのに、福岡の本番では演奏されていなかったんですよね笑。(セトリを固定しないサスフォーあるある)
大好きな曲なので、生で聴くことができてうれしかったです。むうさんのスラップは本当にかっこいい…!!
『Venessa』は前回行った人生初サスフォーライブのセトリに入っていなかったので、個人的に初めて生で聴くことができました。イントロとギターソロが神がかっていて本当に大好きな曲です。
本編ラストの『ストラトキャスター・シーサイド』では、むうさんのスラップ、デニスさんのドラムソロをたっぷり堪能できて最高でした。圧倒的演奏力。
また鷲山さんがストラトの1番をずっとハンドマイクで歌っていたのが印象的でした。ハンドマイクも似合います。
そして「自分たちらしいアンコールを」と言って始まったアンコール。
袖に向かって「誰かAとAmをいい感じに弾ける人いる?」などと鷲山さんが話し掛けていたことから、どうやら他バンドのメンバーとセッションするっぽいと理解。
まずはサスフォーの4人のみで『Rainy, Rainbow Later』を演奏。バース部分をデニスさんが美声で歌い上げていたのが印象的でした。
そこからドラムがKOTORI細川さんにチェンジ。
さらにKOTORI横ティンさんが登場し、「俺スケールとか全然分かんないんだけど!」と言いながら、鷲山さんのポジションにつきます。
すでにサスフォーメンバーは半分しかいません笑。
そこからしばらくセッションした後、今度はズーカラの吉田さんが登場!澤田さんと交代します。
もうサスフォーメンバーはむうさんしかいません笑。
最終的に、サスフォー、KOTORI、ズーカラメンバーでセッションという、二度と見られないかもしれない貴重なセッションを目にすることができました。
そのバンドにしかできない景色を見せてくれる、そのバンドだからこそできるライブを見せてくれる。そんなバンドが私は大好きです。
だから私は、サスフォーが好きです。アンコールのセッションを見て、改めてサスフォーを好きになって良かった、我が地元・広島のトリがサスフォーで良かったと強く思いました。
サスフォーのみなさん、私に美しい景色を見せてくれてありがとう。
最後はサスフォーの4人が戻ってきて、サビをお客さんとシンガロング。前側のお客さんは主旋律、後ろ側のお客さんはハモりを歌い、ライブを締めました。
『INVERSION』の「DON'T LET ME BEND MY FIRE DON'T LET ME BEND MY FEERINGS」をシンガロングする声があまり聴こえなかったり、『Rainy, Rainbow Later』を歌える人があまりいなかったりと、サスフォーにとって広島という地は少なくともホームではなかったと思います。でも、これから広島でライブを重ねるごとに、その声はどんどん大きくなっていくのではないでしょうか。そんな気がしています。
ライブ最後、澤田さんは”鬼神社”をしていました。澤田さんの敬愛するアベフトシが生まれ育ったこの広島という地で、ミッシェルが何度もライブし、アベが亡くなる5カ月前にThe Birthdayのライブを見ていたというこの広島クラブクアトロという場所で、澤田さんの”鬼神社”を拝見できて胸が熱くなりました。
終演は21時15分ごろ。
きょうのサスフォー、絶対持ち時間守ってねぇ。
所感
こちらの方にも書きましたが、ここ数年私は中高生のころに出会ったキャリア20~30年前後のバンドばかり聴いていました。
厳しい音楽業界で約20~30年も生き残っていけるバンドは一握りです。そこまで生き残ってきたバンドの実力は確かであり、いいバンドばかりであるのは当然とも言えるかもしれません。
そんな中で幸運なことにサスフォーと出会うことができ、スペシャが列伝ツアーにサスフォーを呼んでくれたおかげで、KOTORI、ズーカラ、ハンブレという将来有望なバンドたちのライブを生で体感することができました。
ここまでラインナップが若手バンドばかりのライブには本当に久々に行きましたが、中堅〜ベテランバンドのライブでは味わうことのできない感動をたくさん感じました。素敵な4バンドと出会えて、本当に良かったです。
(CDを買ってもらったステッカー、右上が折れてしまって悲しい。)
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