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ひとりごちる、とは

「又吉直樹ヘウレーカ」2018年12月19日放送分を見て。

実は言語はコミュニケーションには向いていない。

同じ文章でも、状況によって意味合いや、受け取り方が大きくちがってくる。
お互いの心の中にある構造を予測しながら、共有していくのが対話。

一方で、思考には向いている。
自分が自分と対話する独り言などが、その例だ。

ひとりで考える時間が減ってはいないだろうか。
時間をスマホに盗られてしまった、ということはないだろうか。

かつて、砂糖と油はとても貴重なものだった。
だから、みつけたらすぐ食べたくなる。たべなければならない。
そのくせがぬけなくて、食がゆたかになった今は、生活習慣病になる人がふえた。

情報も同じ。
情報を得る手段がとてもすくなかったころ、それはとても貴重なものだった。
情報は当然、色んなことを知らなければならない。
しかし、いまは情報があふれている。
くせがとれないまま、便利な道具ができてしまった。
ないと、こころもとなくなる。つながっていないと不安。
これを、情報習慣病 とよべるのではないだろうか。

過去、未来、の感覚があるのは、(おおざっぱにいって)人間だけ。
ほかの動物には、「いま」しかない、というより、「いま」がすべてなのだ。

ひとりごと。も、大事。
ひとりで自分に向き合う時間を大切にしよう!

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