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120日働き続ける赤血球

血球と血漿からなる血液は、体内を巡って様々な働きをしている

血液の45パーセントは血球、 55パーセントは血球を除いた液体成分・血漿からなる。

血球は大きく赤血球・白血球・血小板の3つにわけられ、血漿に浮かぶようにして全身に運ばれている。

赤色のタンパク質・ヘモグロビンを含む赤血球は、円形で真ん中がへこんだドーナツのような形をしている。

呼吸によって取り込んだ酸素を全身に運搬する一方、二酸化炭素や老廃物を肺まで運んでい
るのだ。

その寿命は120日と長い。

白血球は赤血球の2倍の大きさで、球体に毛が生えているような形をしている。

主な仕事は、体内に侵入した細菌やウイルスといった異物や、腫瘍細胞などを毒性の強い活性酸素で分解し、排除することだ。

数は赤血球の1000分の1しかないが、体を感染
から守るという重要な働きを任されている。

老化した赤血球などを掃除する役割も持つ。

血液中では10~4日がその寿命とされている。

不定形な血小板は、骨髄内の大きな細胞が剥がれてできたかけらで、遺伝情報を保存する核を持たない。

血管が損傷したときに集まって傷口をふさぎ、止血する働きをもっている。

寿命は7日程度と一番短い。

血液の半分以上を占める血漿は、その9割が
水分からなる。

次いで多いのがタンパク質。

その他脂質・糖類・無機塩類から構成されている。

水分や栄養素、老廃物を運ぶのが主な働きだが、血液凝固や免疫機能ももっている。

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