血管の長さは10万km
全身に張り巡らされた血管は、つなげると地球約2・5周分
人間が生きていくには、毎日の酸素が欠かせない。
口から取り入れられた酸素は、肺へと運ばれ、そこから血液に乗って、体全体へと運ばれる。
その動力となるのが血液を送り出す心臓であり、血液の通り道となるのが全身に広がる血管だ。
驚くべきことにこの血管、体中の管をすべてまっすぐにつなげると、約10万キロもの長さになるのだ。
地球の1周分が約4万キロであることを踏まえると、その長さは2・5倍と驚異的。
身長1メートルから2メートル足らずである人体
のどこに、それほど長大な血管が張り巡らされているのか。
その秘密は血管の細さ。
血管の直径は最も太い大動脈でも、30ミリほど。
最も細い毛細血管になると、なんと直径10マイクロメートル(ミリの 1000 分の1)ほどの超極細なのだ。
目視するのも難しいような細い管が、何重にもなっているため、全長に直すと10万キロという長大な数字になる。
我々の知らないところで、血液は日々地球何周分もの道のりを、血管の中で旅しているのだ。
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