ニューノーマル時代の「ちょっとイイモノ消費」を逃さずに仕事をしたいという話(とイイモノ買いたいという余談
おぎやはぎのやはぎが昔ラジオで、友人への気の利いたプレゼントは、
「自分では買わないような、普段遣いのちょっとイイモノを選ぶと良い」
と言ってて、これはそうだなーって思ったことをよく覚えている。
で、コロナ禍の今、それに近い「ちょっとイイモノ消費を自分自身で行う」流れになっているんじゃないかな、と思った話。
ニューノーマルになると生活はどーなる？
インサイトリサーチ会社の株式会社デコムがリリースした、「With／Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求“ニューノーマル・プラネット”」というレポートの記事。
※このニューノーマル・プラネットというレポート、超面白そう( 全編はこちらで購入できるよう )
この記事では「ニューノーマルへの7つの旅路」という、コロナ禍の消費者動向がまとめられています(画像は記事から引用させていただいてます)。
この7つが興味深かったので、ちょっと自分なりの整理として勝手に2軸に整理してみました(完全に個人の見解なので内容の精度は保証しないです)。
縦軸を自分と社会(内と外)、横軸を整理と挑戦(既存と新規)としてます。
すると先程の7つは、左下に寄っている感じで、なんとなく右下と右上にも少しあるかな、というバランスになりました。
巣ごもり消費、と言われる通り、今は、社会や外に出るよりも自分自身や内側に投資をしていく、というトレンドがあると思いますが、ここでもそれが反映されていそうです。
コロナによって、自分を大事にしやすくなった説
ただこうした「自分を大事にしましょう」というトレンドは、コロナによって始まったことではなく、この数年ずっとあったテーマだったと思っています。
働き方改革に始まり、マインドフルネス(瞑想)が注目されたり、最近だとサウナで整う的なブームや習慣化ブームもあるように、自分自身の心身ケア・パフォーマンス管理は、広く注目されてきたと思います。
参考：Google Trendでもはっきり出ていて面白いです(各ワードの5年推移)
それが、このコロナが来たことで、家にいる時間が伸びたり外に出なくなったりと、物理的な制約や過ごし方の変化が強制的に起こったことで、急にセルフケア・セルフコントロールに投資しやすい境遇がやってきたんじゃないかな、と。
かくいう自分も、5月のステイホーム期、通勤がなくなったことで時間に余裕ができ、どうしようかなと思い、瞑想アプリのMeditopiaの有料会員になりました。毎日5分、お風呂上がりのストレッチと併せてなんちゃって瞑想をしているんだけれど、ちゃんと自分をいたわる時間を取れていることを実感でき、身体はもちろん気分も良い気がしていて、満足感がけっこう高いです。
こういった生活を整えるための消費を進んで行うという動きは、しばらく続くんじゃないかなーと予想しています。
ここぞとばかりに、QOLを上げにいく
そして、「生活を整える・自分自身を大事にする」が浸透していく延長線には「自己投資」とか「普段遣いをちょっと良いモノにする」みたいな消費にも繋がっていくんだろうなと思います。
たとえば、またしてもGoogle Trendですが。観葉植物とかウォーターサーバー、ヨガマットなど、手近なところでできる趣味や住環境整備の類いは、やっぱり上がっています。
参考：Google Trend(各ワードの直近12ヶ月推移)
また、もう少し高価な、クーラーや美顔器、オンライン英会話なども伸びています。
参考：Google Trend(各ワードの直近5年推移)
この辺り、なにも今買わなければいけなかったか・今だからスタートできるようになったのか、というとそうでもないんだけれど、せっかく家に長くいるなら、気持も新たにちょっと投資しちゃおうかな、といった心理が効いているんだろうと思います。
このような生活の見直し・変化はしばらく続くはずなので、身近なところからQOL(生活の質)を上げていく・ちょっとイイモノ消費したいといったニューノーマルの消費者行動は、引き続き注目していきたいと思います。
以上です。
余談
もちろん、こうした突然発生したトレンドにどうアプローチしていくかは、様々な業界・会社も注力して検討しているところだと思います。事実「コロナ禍での〇〇業界の売上が〇%上がった！」といったニュースも最近よく見ますが、一方で明暗がはっきりわかれているところも多い印象で(アパレルとか車とか)、正念場と捉えて挑んでいるケースもあると思います。
いちマーケターとしても、腕が試されるところだと思うので、しっかり時流を捉えて仕事をしたいと思います。押忍。
余談②
ちなみに、個人的にも、自宅で運動環境を整えたい欲求が高まり中です。リングフィットアドベンチャーは本当に入手困難みたいだし。。
で、日本では未発売なんですが、オンライン自宅バイクフィットネスのPeloton(ペロトン)が、すごく気になっています。
この方のブログが詳しいです。
FEELCYCLEを自宅にいながらできる、という感じです(FEELCYCLE行ったことないけど)。ハード+サブスク、というやつで、ビジネスモデル的にも大きく成功しているというスグレモノです。
そういうの聞いちゃうとなおさらやりたくなるな…近いうちに進出してこないかな…もうちょい先かな…いやでも値段ちょっとさすがに高すぎるな…値段下がるプランでるらしいけど全然高いな…ちょっとイイモノ消費のどを超えてるな…南無。
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