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第七芸術 彷徨の旅

〜激闘の1995年・アカデミー賞で彷徨の旅〜
毎週日曜日はテーマを決めて映画をご紹介していきます。ぜひ、あなたのおすすめの映画も教えてください!今回は激闘の1995年・アカデミー賞で彷徨の旅です。まずは知ってそうで知らないアカデミー賞の詳細についてご説明します。

アカデミー賞というのはアメリカ映画の健全な発展を目標として、キャスト・スタッフを表彰しその成果を讃えるための映画賞で、実はその対象となるには厳しい条件が設定されています。「一年以内にロサンゼルス地区で連続7日以上の期間で、1日に3回以上上映されていて、有料で40分以上の長さの作品。かつ劇場公開以前にテレビ放送、ネット配信、ビデオ発売などで公開されている作品は除く」だそうです。

前置きが長くなってしまいしたが、良作が選ばれるアカデミー賞の中でも、特に接戦だったであろう1995年のノミネート作品を3つご紹介します。

1. フォレスト・ガンプ / 一期一会
  (原題:Forest Gump)

1994年公開のアメリカ映画。純粋な心を持ち、人々との出会いに恵まれたフォレストさんの半生を、50〜80年代の歴史を交えながら描いたヒューマンファンタジー映画です。
こちらが1995年・作品賞を受賞した作品です。何もかもがするっとうまくいってしまうがブレない主人公、というのとその時代の有名人とさらっとすれ違う感じが楽しいです。あなたはジェニーの行動を許せる?都合のいい言動だと思いました。

2. ショーシャンクの空に
  (The Shawshank Redemption)

1994年公開のアメリカ映画。無実を主張するも妻殺しの罪で終身刑となった有能な銀行員が、刑務所内でも聡明さを活かして生き抜いていくヒューマン映画です。原作はホラー作品でおなじみスティーブン・キングです。
優秀さが滲み出ている銀行マンが刑務所の人々に変化をもたらし、その裏でクールに計画を進めている感じがとってもいいです。主人公は本当に妻を殺していないのかな? 個人的にはその逆だと感じます。

3. パルプ・フィクション(Pulp Fiction)
1994年公開のアメリカ映画。不良カップルとギャングの殺し屋2人、そのボスと妻、八百長試合を強要されたボクサーたちの人生が交差するクライム映画です。
これはクエンティン・タランティーノ監督特有の時系列が入れ替わっている内容で、素敵なツイストや暴力的な映像などがあって楽しいです。我らのサミュエル・L・ジャクソンの出世作でMother F...もキレッキレです。金色に光るケースの中身はなんだろな?

いかがでしたでしょうか?今回はどれも有名作で、多様な意見に溢れているのでいつもより個人的な意見多めでお送りしました。来週は鑑賞前からオチを知っちゃっていた映画で彷徨の旅です。長〜い文章、もし最後までお読みくださっていたらとても嬉しいです。しっかり目を休めてね〜。

△寄り道
あまりにも寄り道大好きなので、しっかりとそのコーナーも作っちゃいましょう。自分への覚書でもあります。
△日本の『Shall we ダンス?』は、ロサンゼルスでの上映前に日テレで放送されてしまったためにノミネートを逃したことがあるらしい。
△主演男優賞を受賞したのはトム・ハンクスだけど、『ショーシャンクの空に』からノミネートされたのって、ティム・ロビンスではなくてモーガン・フリーマンなんですね。ちなみに私はティム・ロビンス推しです。
△そのフォレスト・ガンプ役にはビル・マーレイにもオファーしていたとか。もし実現していたらだいぶコメディ色の強いものになっていたでしょうね。
今回は発見が多かった!

※あくまでも一個人の意見であり、価値観は千差万別


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