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RTA in Japan Winter 2021 で時オカ体験版レースを走った話

表題の通り、2021年末、12月26日~31日に行われた RTA in Japan Winter 2021 で、ゼルダの伝説 時のオカリナをプレイしました。

RTA in Japan Winter 2021 | RTA in Japan

カテゴリは「名作トライアル体験版 クリアチャレンジレース」。
スマブラXのモードの一つで、参戦プレイヤーの原作を体験できる「名作トライアル」上の時オカをクリアするというものでした。体験版ということで、制限時間は5分間です。
カテゴリの話はここではしませんので、興味のある方はアーカイブをご覧ください。せーらさんの解説も至高です。

今回は2021年の思い出として、このレースが行われるまでの話を書いてみます。

このカテゴリをプレイするまで

名作トライアルのスマブラXがクリアできる! というのは、ネット記事にもなったので知っている方も多いかと思います。

『スマブラX』に収録された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』体験版が”無理やりクリア”される。限られた時間でエンディングに到達 - AUTOMATON (automaton-media.com)

海外の時オカRTAコミュニティでは名作トライアルでのクリアのために日々研究がされていましたが、私自身はそこまで動向を追っているわけではありませんでした。

この時は時オカRTAのリハビリ的なタイミングでもあり、Any% を走っていました。このニュースをうけて、たまたまWii現役時代に買ったスマブラXを手元に持っていた私は息抜きがてら練習を開始。無事完走することができました。

この時のクリアで世界で3人目。シビアさはあるものの、「できるやん!」くらいの感想でした。内心「世界で3人目だぞドヤァァアァ」とは思ってました。

RTA in Japan Winter 2021 に応募するキッカケ

さて、時オカ Any% RTA に日々精進していた私に、実はこんな誘いがありました。

しままっちとは私のことです

一昨年~去年にかけてスプラトゥーンに浮気していた私に「時オカやれ」と日々言っていたとよまなさん。確かに RTA モチベが続かなかった中、「俺が見たい」というテーマでお声かけいただいたのは嬉しかったですね。

ちなみにとよまなさんは RTA in Japan Winter 2021 ではドンキーコング64をプレイされました。

ということで Any% カテゴリでイベントに参加するわけですが、実はこの中で名作トライアル体験版の RTA に挑戦させてもらうことができました。
これは完全にとよまなさんのご厚意です。改めて本当にありがとうございました。

そして結果はなんと一発目で成功。まだセットアップが未成熟だったり練習もしきれてない状態でよくできたなと思いました。

タイム的には相当ギリギリ

ギリギリのタイムだったとはいえイベントで走りきれたこと、イベントでのチャットの盛り上がりなどをみて、「これは面白くなるぞ」と思った私は、RTA in Japan Winter 2021 への応募を決めました。

RTA in Japan Winter 2021 に応募するまで

今回、4人レースでの応募となりましたが、レース形式で応募するのは最初から決めていました。なんせこのカテゴリは5分で強制終了するので、最悪一生完走できないかもしれないです。なので誰か1人が時間内にクリアできればいい、といったルールで考えていました。

ちなみに、「あまりにも難しすぎるため誰かが完走できることを期待したレース」は、プーさんのホームランダービーやローグライク系の RTA でよく採用されていました。まさか時オカでこの形式になるとは思わなかったですが。

レースにするとして誰に声をかけるかですが、最初にお声かけしたのがつりゃさんです。国内で最初に体験版をクリアしており、時オカ RTA においては常に先頭を走っているプレイヤーです。声をかけない方が失礼な話ですね。

つりゃさんとも相談しながら、他にお願いできる人がいないか考えましたが、残りの2人もすぐに決まりました。

savestate さんは名作トライアルでのクリアに尽力されたこのカテゴリの第一人者。Any% でも上位に名を遺す世界的なプレイヤーです。正直今回のお声かけがほぼ初めましてでしたが、"sounds good!!" と即答してくれました。

すばさんはお声かけした時点では唯一完走していないというかチャレンジすらしていない状態だったので、半ばダメ元でお声かけしてみました(すばさんならすぐ完走できるとは思っていましたが)。こちらもすぐに承諾いただき、応募期間のわずかな時間でしっかり通していただきました。

"Savestate氏、つりゃ氏、Cma、すば氏の4人しか完走者がいないため、Speedrun.com に順位表が存在しません"
↑これ好き

ということで、間違いなく国内で見れる最強の応募が完成しました。後にも先にも、このプレイヤー陣を越える豪華なイベント応募はできない気がしてます。(私もイベントの場数は多いのでそういう意味で強いってことにしてください)

RTA in Japan Winter 2021 本番まで

さて、その後無事に採用されるわけですが、本番までにも色々ありました。

スケジュール発表

まずは採用作品決定後のスケジュール発表。

準トリってマジ?

心臓がキュッとなりましたね。もちろん自信を持って応募しましたが、こうなるとは。私は RTA in Japan 運営ではありますが、もちろん「ぼくの RTA をトリ前にしてぜひファイナルソードに繋げて下さい」なんてことは言ってません。発表前のスケジュールを見てたすけて~~~って思ってました。

選ばれたからには最高の結果を魅せるしかないと思い、練習にも熱が入ります。

記録更新とかセットアップ改善とか

savestate さんを中心に、細かいセットアップやストラテジも改善されました。

当初は 4:38 で完走されましたが、本番前の世界記録はつりゃさんの 3:40。僕もなんとか 3:47 まで詰めることができました。

イベント後も4人しかいない記録表

普通の RTA だったら「記録詰まったな~」「予定タイムちょっと余裕出るな~」で済む話ですが、今回はそうもいきません。
みんなが安定したら全員完走できちゃわない?」そう思いました。

正直ここまで全員が安定するとは思っていなかったので、ちょっと悩みましたが、ここで提案したのがガノン撃破のエキシビションです。

こちらも皆さんから前向きの返答をいただき、運営にも(走者として)相談して実施できることに。
savestate さんは年末ご多忙だったこともあったので、「多分うまくいかん気もするけどやるだけやってリタイアになっても良いよね(スーパー雑意訳)」な感じでお答えいただきました。ガノン撃破の完走こそできませんでしたが、そもそも挑戦していただいただけでも大感謝なのです。。。

時オカの解説といえば、せーらさん

そして今回一番大変だったのは、恐らく解説のせーらさんだと思います。

これまでの RTA in Japan でも時のオカリナを解説してくれているせーらさんですが、今回もせーらさんから「まだ決まってなければぜひ」とお声かけいただきました。もちろん言われなくてもお願いするつもりでした。もはや時オカ解説はせーらさん以外の選択肢が思いつきません。

正直相当大変な解説になるのはカテゴリの密度的にもわかっていましたが、せーらさんなら大丈夫だと信じて、無茶振りとわかりつつお願いしました。
ちなみにお願いした結果、↓こんな感じになってました。

毎度無茶振りしてすいません。またお願いします。


運営もしながらなんだかんだ年末を迎えることになり、あっという間に本番は終わりました。本番は見ていただいた通りなので、あえて語るものでもないかなと思います。

本番を終えて

最高のスクリーンショット

本番を終えてですが、こんな記事を書きたくなるくらいには最高でした。

RTA in Japan の出場は RTA in Japan 2019 以来、しかも時オカは RTA in Japan 2 以来なので、正直ここまで視聴者数も増えた中でちゃんと走れるのかは相当不安でした。

結果的には Any% の方は全員一発完走、ガノン撃破も3人完走+ギリギリ未達成。「魅せたかったものは魅せれた」と思います。

これでますます RTA モチベーションが高まったので、今後は他カテゴリを頑張っていきます。
個人的な目標として、 RTA in Japan で時オカ100%を走る ことをずっと掲げているので、いつになるかはわかりませんが「また会いましょう」という言葉で、この記事を締めたいと思います。


またね!

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