76試合、試合数按分額の最大75%=MLB機構からの選手会への開催条件再提示

機構と選手会との条件面との対立がなかなか合意に至らないMLB。

機構からの2回目の提案が選手会に提示された。

(関連)
https://www.espn.com/mlb/story/_/id/29282308/source-new-mlb-proposal-union-76-games

その概要は以下の通り。
・シーズン76試合
・選手のサラリー:当初サラリー(162試合分)のうち76試合分で試合数にて按分した額の最大75%
 ポストシーズンのない場合のサラリー:総額$989M
 ポストシーズンのある場合のサラリー:総額$1.432B(+$443M)
・ポストシーズンの進出チームは1リーグあたり8チーム(合計16)
・コロナウイルス感染リスクの高い選手は2020年シーズンを欠場できる。サラリーやサービスタイムは維持。
・ドラフト指名権譲渡の廃止

当初の機構の案、選手会の逆提案につき、今回の案との大きな相違点をまとめると以下の通りになる。

<当初の機構の案>
・82試合
・ポストシーズンのある場合のサラリー:総額$1.23B(当初案ではポストシーズンでの追加収入は$200Mのみ)
・ポストシーズン進出チームは合計14

<選手会の代替案>
・114試合
・選手のサラリー:総額$2.87B(当初サラリー(162試合分)のうち114試合分で試合数にて按分した額)
・ポストシーズン進出チームの拡大(合計14)を2021年も続けることを認める

この案を選手会を受け入れるか…となれば、現時点でのツイッターのTLや現地報道を見ると厳しそうだ。


この機構からの再提案を踏まえたマカッチェンのコメント。

画像1

要は、「馬鹿げた提案」と言いたいのだろう。


NBAはもう再開のスケジュールが決まった。NHLも再開に受けて動き出している。NFLもこれから2020-2021シーズンが動き出す。ごちゃごちゃともめて何も動いていないのはMLBだけだ。

早く折り合って決めないと…MLBはもう危機だ。

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