Takayuki Shimakura

「2100年になっても目標に向かって制約なく頑張れる社会」の実現を目指します。 ここは、あくまで私個人としての、自分理念や理想とする世界、多様な関心、興味、趣味につき、自由に発信し、自分理念をぶつける場に位置付けています。 https://sportdgstaka.world

Takayuki Shimakura

「2100年になっても目標に向かって制約なく頑張れる社会」の実現を目指します。 ここは、あくまで私個人としての、自分理念や理想とする世界、多様な関心、興味、趣味につき、自由に発信し、自分理念をぶつける場に位置付けています。 https://sportdgstaka.world

最近の記事

「スポーツはますます暑く、厳しく、過酷に」

「スポーツと気候変動」日本の夏の高校野球の問題や議論でも見られるように、もはや切り離せない重要な社会課題となった。 全米オープンテニス、パリオリンピック、FIFAワールドカップを中心に、大規模なスポーツイベント開催と気候変動対策の課題を焦点に取り上げたエコノミスト誌電子版の記事が以下にある。 「スポーツはますます暑く、厳しく、過酷に」 Sport is getting hotter, harder and deadlier Sep 12th 2024 今回のNOTEでは

    • COP28で野球が受けていた「屈辱」-今こそ気候対策にも「野球のチカラ」を

       書こうとしたが書きそびれて今になったことがある。これは、野球ファンにとって厳しく悔しい現実だ。  その現実の写真を載せておこう。赤囲みに注目だ。 これは、2024年3月20日に福岡市内で実施された、COP28現地報告会で使われた放映スライドのひとつ。赤囲みが「野球の残念な現実」だ。  まず、「COP28」は何か、知らない人のために簡単に書いておく。「COP28」は、温室効果ガス(GHG)の排出削減目標や気候変動への対策について議論される「国連気候変動枠組条約締約国会議」

      • 「野球だけ」「1つのことだけ」の是非-大谷選手をめぐるSNS世論から

         私が気になって調べた旧ツイッター上のキーワードがある。これは「野球だけ」だ。  そのきっかけは、言うまでもなく、水原一平氏をめぐるあの騒動だろう。現地報道では大谷本人の関与を疑うもの、大谷本人に対して説明責任を求めるものが多くなっている感じだ。日本人の大谷ファンにとって受け入れたくない厳しい現実があるようだ。この厳しい批判の急先鋒的存在として、旧ツイッター上では「めいろま」氏が挙げられる。  以降は、前段の事件の内容や経緯は省き、これに起因する「野球だけ」のキーワードに絞

        • 春のセンバツも気候危機と無縁ではない

           今年2024年も、いよいよ3月18日から選抜高校野球大会(いわば春のセンバツ)が例年通り甲子園球場で開催される。3月8日に組み合わせ抽選が行われると、大会が近づいたことを実感させられる。今年もまた楽しみな季節がやってきた。そして、目標に向かって頑張る球児の姿が何よりも美しい。  春の選抜高校野球と夏の全国高校野球との違いはいくつもあるが、そのうち大きなものの1つが、大会が行われる時期の気象条件だ。猛暑下で行われることが多く、気候変動の影響もありその在り方自体が問われるように

          部屋に冷房がない…パリオリンピックの選手村

           今年2024年のパリオリンピックは選手にとって過酷な環境になる可能性がある。気候危機が進行し夏の猛暑が頻発する中、特に屋外競技を行う環境が厳しくなるだけではない。選手はフィールド外でも暑さとの闘いを強いられるかもしれない。  それは、一言で言うと、選手村の各部屋に「冷房がない」のだ。正確にいえば、「冷房をあえて設置しない」のだ。    これを取り上げていたのは以下の記事。写真は下記記事からの引用である。 ‘We’re not going for a picnic’: The

          部屋に冷房がない…パリオリンピックの選手村

          拡張後のMLB新球団はどこに?各候補都市のプラスとマイナス

           MLBのチーム数が現在の30から32に増加する可能性、すなわちMLBのエクスパンションの可能性がささやかれている。マンフレッドコミッショナーとしては、任期が切れる2029年までに行いたい意向のようだ。  増加する2チームの立地は、ナッシュビル(テネシー州)とソルトレイクシティ(ユタ州)が有力とされている一方、他にも多くの候補地がある。  各候補都市のメリットとデメリットは何か。ESPNにこれをまとめた記事が出ていた。見出し写真はこの記事からの引用で、下記シャーロットの現在の

          拡張後のMLB新球団はどこに?各候補都市のプラスとマイナス

          「スーパーボウルは真に環境に配慮したイベントとなれるか」

           現地時間2月11日に開催されたスーパーボウル。スポーツと地球環境・気候危機の関係を問う1つのモデルともなったようだ。  会場の電力は全て太陽光発電で賄われる取り組みも見られた一方、観客の移動、セレブのプライベートジェット使用、会場外でのテレビの電力消費など、まだ課題も多い。しかし、スーパーボウルには、環境や気候の問題で分裂する現在の世論をまとめ上げる力がある可能性もほのめかされている。  以下、関連する記事。なお、見出し画像も同記事からの引用である。 Can the Su

          「スーパーボウルは真に環境に配慮したイベントとなれるか」

          2024年北九州マラソンの必要水分補給量予測

           明日2月18日は北九州マラソンが開催される。ここで、急遽、必要な水分補給量の予測を行うことにした。  必要な方法や考え方は、下記サイトも参照。発想時刻が今回の北九州マラソンと同じなのでわかりやすいだろう。前日の予報ではもっと高温になると見込まれていたはずだが、今日の時点では昨日ほどの高温にはならないよう。 開催内容  2月18日9:00北九州市役所前をスタート、八幡東区、小倉駅北口、門司港レトロ地区を通過して、小倉駅北口がゴール。詳細は、以下のHPを参照。  なお、獲得

          2024年北九州マラソンの必要水分補給量予測

          「2024年は気候選挙の年」

           今年2024年は世界各地で重要な選挙が実施される「選挙イヤー」とされる。45億人を抱える約80カ国で今年、選挙と投票が行われる見通しだ。これらの選挙の争点の中心に「気候危機」を据えて、2024年を「気候選挙の年」にしようという海外の投稿記事があった。  原文は以下の2つのリンクにある。書いてある内容は同一。Covering Climate Newサイトの記事の方がオリジナルで、ガーディアン紙電子版の記事はこの転用となる。なお、Covering Climate Newサイトは

          「2024年は気候選挙の年」

          ヤンキース地区優勝に返り咲き!?2024年MLB各チームの「成績予想」

           本記事を書いている時点でまだスプリングトレーニングも開始されていない2024年のMLB。契約先がまだ決まっていないフリーエージェント選手もいる。そうした状況の現時点でも、今年2024年の各チームの成績予想は既に行われているのだ。  これを行っているのが下記のFan Graphsサイトである。これを確認した時点での予想は、「米東部時間2月9日午後11時6分更新」とされている。  実はほかに類似の予測を行っているサイトはいくつもありそうな気がする。  以下、Fan Graph

          ヤンキース地区優勝に返り咲き!?2024年MLB各チームの「成績予想」

          気候危機が及ぼす健康や身体への影響は??

           気候危機を最も身近で日常的に「自分ごと」として感じられるものとして、夏を中心とする猛暑や熱波が挙げられよう。高温になって熱中症の危険が高まり特に外での活動がしにくくなる、熱中症で倒れる人や救急搬送が増える、水分補給が難しくなる…日常的にこうした光景が「夏の“風物詩”」と化している。これらが身近に感じやすいのは、自分の身体や健康、さらに生活に直接的に影響してくるからだ。  その一方、日本では、熱中症による救急車搬送数や死者数などの統計は存在するとはいえ、健康や身体への影響、さ

          気候危機が及ぼす健康や身体への影響は??

          大谷翔平はどうなる??2024年日本人メジャーリーガーの成績予想

          打率.266 HR103 打点116 長打率.547 29先発 14勝8敗 防御率3.74 投球回数188  これらは何の数字だろうか??  2024年にドジャースでチームメイトになる大谷選手、山本選手の2024年の成績予想だ。MLBには数多くの成績を分析するサイトがあり、そのうちのいくつもがシーズン開幕前から各選手の当該年の成績を予想している。その代表的なものがFan Graphsである。  2人の主要指標につき、2024年の予想と2023年の実績を比較する。なお、大谷

          大谷翔平はどうなる??2024年日本人メジャーリーガーの成績予想

          科学的にも非合理な「業務中の水分補給禁止令」

           旧ツイッターで以下のようなツイートを見つけた。今回はこのツイートからの気づきである。  スクリーンショットでも示しておこう。  要は、夏に働く営業職に対して「業務中の水分補給禁止」が命令されたわけだ。  当時、この方は、夏の間も長時間外出して歩き回ったとみられる。上記指導は非科学的で健康に悪いのは言うまでもない一方、当時は「これだけの水分補給が絶対に必要」という科学的数字や根拠もなかったであろう。  上記ツイートは、私が観た時点で4.1万の「いいね」を得るなど実際に多く

          科学的にも非合理な「業務中の水分補給禁止令」

          震災対策とカーボンニュートラルの両立には?ー能登半島地震の現実からー

           令和6年能登半島地震の報道で、私も含め多くの方の目に留まったシーンの一例が以下であろう。  ビニールハウスに避難して暖を取る人々。その暖房として「活躍」しているのが石油ストーブだ。EVや太陽光発電ではない。その燃料は言うまでもなく石油で、温室効果ガスの排出源として批判されている燃料だ。一方で、この暖の取り方が「地球環境を破壊している」という人はいないし、また私もその気持ちにはなれない。  その被災地で重要な移動手段となっているのが「ガソリンを燃料とした車」である。そして

          震災対策とカーボンニュートラルの両立には?ー能登半島地震の現実からー

          「史上最も暑かった2023年」その詳細と背景

           「2023年は観測史上最も暑い年になった」この内容は、既に日本語でも報じられている。以下がその一例だ。 2023年は「史上最も暑い年」 産業革命前から1.48度上昇 2024年1月10日 14:14 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]  この記事などにより報じられている内容でキーとなる数字は「1.48℃」。2023年の平均気温は、産業革命前(1850~1900年平均、以下同)に比べて1.48℃上昇し、COP26で定めた「産業革命前と比較して1.5℃の上

          「史上最も暑かった2023年」その詳細と背景

          能登半島地震・津波の恐怖からの私の「脱出記」-富山県海王丸パークから

           2024年1月1日…例年とおりに「めでたい」と認識する人は、もういないだろう。言うまでもなく、M7.9、最高震度7を記録した令和6年能登半島地震。 実は、富山県に帰省していた私も、ある意味この地震に巻き込まれ、命の危険を感じるシーンに出会った1人だ。その時、私はどのように判断してどのように動いたかを振り返る。  結論から先に書こう。海のそばにある海王丸パークから、砺波市内の国道359号沿いのコンビニまで移動した。ここで出ている「太閤山」「コストコ」は、この後の話で出てくるキ

          能登半島地震・津波の恐怖からの私の「脱出記」-富山県海王丸パークから