1月の生活(2024)


1月1日(月・祝)

元旦なので雑煮を食べる。
別にいつ食べたっていいんだ、一人二人が食べるためだけの雑煮、特に手間を掛けず根菜の出汁汁に焼き餅を入れているだけなんだから。
でもこの元旦だから、正月だから食べるというのが、季節感の無い生活を送っているなかで「それでも……」としがみついている季節感なんだ。
下処理積みのパウチ根菜を使ったからか?出汁なのか、何かしらが足りない味になった。手を抜きすぎたか。
毎年年始にしか作っていないせいで研鑽されておらず、毎年毎年なんか違う気がするという雑煮を作っている。今年は平時に作って味を決めておくべきか。

ムーと近所の神社に初詣。
参拝するところの鈴(調べたら本坪鈴という名前だった)が設置されていた!コロナ禍でずっと撤去されていたがついに復活、新調されたのかピカピカな気がする。
去年のおみくじと御守をお焚き上げ、今年のおみくじと御守を購入して新年の挨拶は完了。おみくじは中吉。
散歩ついでに1時間ほど歩いたところにあるまあまあ有名なお寺さんに行ったら長蛇の列だったので遠巻きに眺め、さらにそこからまた1時間ほど歩いたところの大きいお寺さんもスーパー長蛇だったのでこちらも遠巻きに眺めた。
閑散としてるわけでもなく、程々の混みようの神社が近所にあるのはありがたい。SNSで大バズりしていないけど雰囲気がめっちゃ良い、近所の人がたまに寄るような純喫茶が近所にあってうれしいな、と思う感覚に近い。ちょっとした拠り所というのか。

夜、ムーが足裏をマッサージしてくれて、特定の位置が痛いのでこれはどこが悪いんですか?と聞いたら「ウ〜ン、足!」と返答されたので笑った。
足つぼの反射区ってどの程度信憑性あるものなの?と思ってざっくり調べてみたら、足つぼは東洋医学の分野で、西洋医学の観点からの根拠は無いけど歴史は長く、積み重ねの傾向からの読みみたいなものらしい。
なるほど統計ね!占いみたいなものか。
占いみたいなものっていうとそんなスピリチュアルな分野じゃね〜よと怒られるかもだが、占いも統計と傾向の読みだとわたしは認識している。
大まかな傾向の下地があって、そこからその人自身の特性や所作、その時の時勢時代などいろ〜んなものを総括して、その人だけのアンサーを出すのは占い的だし、確かに東洋医学的でもあるな。
特定の痛い場所は反射区で見ると胃でした。特に自覚症状は無し。

1月2日(火)

朝餅を食べながらぼんやりしていると、外からチャカポコチャカポコと音が近づき、そのまま通り過ぎず家の間近でチャカポコチャカポコし続けているので外を見てみたら、獅子舞が!2頭(頭って数え方でいいのか?)もいる!
ここって獅子舞来るんだ!この家に引っ越して2回目の年始だけど知らなかったな〜、ってか、生の獅子舞初めて見たかも。
獅子舞の他にもひょっとこやおかめが笛や太鼓を鳴らし、マンションの大家さんの孫たちが初穂料を渡して頭を噛んでもらっていた。
思いがけず縁起がいいもの見させてもらった。
乾いていなかった洗濯物を干しっぱなしにしていて、それらが獅子舞軍団にも近所の方々にも丸見えで(1階に住んでいるので)、別に洗濯物が見られる事自体はただの生活ですので何も思いませんが、こんな縁起の良い景色の背景にわたしの洗濯物がべろんと干してあった、それが、それだけがちょっと耳の端が赤くなるような思いでした。ほんとうに。

ちょっと自転車で遠出して、でっかいホームセンターにでも行く?とムーと話し、いざ着替えようと気温の確認したらしっかり雨予報だった。
あまりザーザーというわけでは無さそうだが、自転車では小雨もしんどいので諦めた。
思い返せば29日からずっと何かしらで外出していたので、まあ休まなきゃか、と今日は引きこもりデー。各々が動画を見たりゲームをしたりなどをする。

夕飯は豚肉もやし炒めにニラ醤油かけたものと、昨日のあまりのあんかけひき肉と、鳥羽シェフレシピの鶏ハム。
鳥羽シェフレシピの鶏ハムめちゃくちゃ美味しくてむね肉なのにすっごいやわらかジューシーで、これだったらダイエットできるんじゃないのって思うけど、食べラーをびしゃびしゃにかける未来が見える。でも毎日これでも苦じゃないくらい美味しい。
いつもは厚切りにしているのを今日は薄切りにしてみたら、それも食感が変わっておいしかった。厚切りはジューシー、薄切りはザクザク食感。

1月3日(水)

実家へ帰る。電車へ乗って40分くらい、途中のターミナル駅に降りてお土産を買い、そこからまた電車で20分くらい、駅から歩いて20分くらい。

だいぶん拗らせていたというか、なんとなく反抗期の爆発が無かったぶん長々と火は燻り続け、家を出ても10年近く消えなかった火が、最近ようやく消火できて実家に帰れるようになった。
それが良いのか悪いのかわからない、単純に負のエネルギーを持ち続ける己の体力が無くなっただけかもだが、齢を重ねたらそれらを受け入れるようになった。諦めているだけなのかもしれないけど。
父親も意固地を張ったり怒るエネルギーが無くなったからか、くだらない話やリアクション待ちのしょうもないおふざけをするし、それに慣れてる(うんざりしている?)姉旦那たちはスルーしたりしていて、あれだけ嫌っていた父親がちょけているのにいなされている様がかわいそうに見えてわたしが応対したり、わたしがハイパーオタク時代に描いていたイラストを甥姪に開陳されても動じず回収をする。
強くなったぜ。

父親が母親の手料理を食べていたり、父親と母親が間に誰も挟まず会話をしていたり、父親が母親に意地の悪い事を言っても母親がうまく躱せていたり、なんとなく、落ち着くところに落ち着いたのだなと思った。
母親の誕生日だったのもあり、甥姪がプレゼントを渡して母親が喜んでいる様とかがあまりにも家庭然としている光景で、5年前とかだと家族ごっこすぎると思って受け入れられなかったけど、今は大丈夫。
大丈夫というか、ちゃんと羨ましいなと思う。わたしは甥姪が羨ましいよ。

母親が持たせてくれたおかずなどを持って帰る。
ちりめん山椒、ポテサラ、黒豆と焼き魚とつくねと胡桃とじゃこの甘辛みたいなやつが入った詰め合わせ、きゅうりの漬物、筑前煮、和菓子屋の何かお菓子箱詰め、柿1個、みかん1個。
タッパーたちが詰まった保冷バックの中に、みかんが単独でころんと入っているのが実家すぎるというか、学生時代のお弁当像に近いというか、そこはかとなく哀愁を帯びていて笑ってしまった。
これわたし好きじゃないんだよな〜というおかずもあるが、好きなものだけ食べられる大人になった今、こういう経験ができるのも親が元気なうちだけだなとも思う。
学生時代実家にいたため仕送りという文化に触れていなかったので、実家に帰ってこういう詰め合わせをもらうことで、仕送りを開けたときはみんなこんな感覚なのかなと疑似体験をしている。


1月4日(木)

ダンジョン飯が完結したので1巻からまた一気読みしたいな〜と思って、なぜか昨日帰宅したタイミングで始めてしまったので久しぶりに明け方に就寝した。
今日は予定があるというのに!

無事昼前に起き、朝ごはんと身支度。
以前、フライパンを取手が取れる何かしらのフライパンに買い替えたいと思っているのだが……という話を友人にしたら、その友人が余っているやつよければ譲るよと言ってくれたので、今日はその受け渡しへ。
深いフライパンと浅いフライパンと、雪平鍋を頂戴しました。
ちょうどよく明日は金属ゴミの日なので、自宅にいる鍋たちを全て入れ替える事とした。
さよなら初代雪平鍋、さよなら2代目フライパン。
せっかくの新品テフロンフライパン、夕飯は冷凍餃子にしました。
くっつかないのもそうだけど、2代目フライパンは安物で伝熱ムラがあり餃子を焼くとよく焼けとまあまあ焼けの面が出てしまっていたのが解消できたのが嬉しい。
そしてほんとに洗い物が楽チン!
勢いづいて冷凍餃子2パックを、2つのフライパンでそれぞれ一度に調理したけど、フライパンが2つあっても取手を取ればシンクにまとめて入れられるから洗い物が一度に済むのが最高。
やはり時代は取手が取れるフライパンなんだなあ。


1月5日(金)

ここ数日、なんだかお腹の調子が不穏だなあと思っていたら本格的に腹痛が始まった。
排卵日が近いのでまた排卵痛なのだろうか。先々月あたりも同じような鈍痛が一週間程続き病院に行ったが、特に問題無く排卵痛だろうとの事だった。
子宮内膜症では無いようなので安心だけども、そして生理痛みたいな痛みが続くのもまあ、100歩譲って受け止めるとして、腸も一緒になって変になるのがつらいところ。それはまあ生理中も一緒か。
生理ってまだ経血という見た目の結果があるけど、排卵痛は何も出現せずただ痛みが腹の中でうろうろしているので、ゴールの無い迷路みたいだ。
昔は排卵痛なんて無かったのに、たまに排卵痛はあってもここまで長丁場では無かったし、これは加齢によって排卵するのにもスムーズに行かなくなって卵巣がギュッとなってるのだろうか?
インターネットで調べてもこんな排卵痛が長引いているのは一般的では無いみたいだし、かといって子宮内膜症とか排卵障害でも無いみたいだし、わたしも痛みと一緒になって迷路でグルグルしています。

そんな仕事初め。
座ってるとまだ楽になるので仕事中はまだ落ち着いていた。
帰りにムーと待ち合わせするのに向かうのが一番しんどかったかもな、お腹も空いていたし。

最近カインズに寄るたびに、とろとろふわふわで厚手の毛布を撫で回し、買うかどうか迷っている。
生地がめちゃくちゃ最高なんだけど、欲しい色が無くて……これ来シーズンになったら新色出ますかね?
カインズ、毛布も着る毛布も座椅子カバーも、ふわふわ生地のチョイスが最高なので、今後のふわふわ生地にも期待していいですか?!
急いで買わなくても、来シーズンには薄いグレーか薄いブラウンか淡い青色の毛布出ますかね?!?お願い!!!


1月6日(土)

お腹はまだぼんやりと痛い。
排卵痛でGoogle検索しても、そんなひどいもんじゃないよ〜1日2日で収まるよ〜と大体出てくるので特異体質……?と思っていたが、SNSで検索すると、同じように排卵痛でしんどくなっている人の投稿が見られて少し安心した。
人間、共感。同じ境遇に安心する生き物。
薬を買いに外へ出たら、何か暖かいな!今日気温15度以上だったのか。
せっかく暖かくて三連休だしで、ちょっとお出かけなぞしたいところだったが、絶妙に無視できないレベルの腹痛なのと、夜は友人達と新年会の予定があるので大事を取ってお出かけは断念した。

去年忘年会は会社のもの以外参加できなかったので、久しぶりに複数人で飲酒をする。
謎に17時からと早めのスタート、仕事終わりで合流する人もいたので長めの会となった。
年末の「良いお年を」という挨拶は、どの世代にも使えるし、季節を感じるし、投げて遠くに飛ぶような挨拶だから好きなので、年が明けると使えなくなって少し寂しい。
年始の別れ際、お手頃な挨拶って無いのかしら。普通に「今年もよろしく〜」で良いのか。でもちょっと投げて遠くに飛ぶような感じがないからなあ。「今年もよろしく」というのは地に足がついている挨拶だ。
帰宅する頃には腹痛が穏やかになった気がする。飲酒で鈍くなってるだけかも。


1月7日(日)

あ!お腹が痛くなくなっている。いやうっすら痛いか、でも無視できるレベルになっている。良かったね。
今日は洗濯物を干し、新宿まで散歩をし、無印でジャージを探したけどちょうどいいのが無く、保温ポットが欲しいけど結局電気ケトルの方がいいのか、しかし電気ケトルは置く場所がしっくり来ないからやはり汎用性のある保温ポットなのかと家電屋でうろうろし、まな板も無印に何かしらあるんだっけと確認しようとしていた事を忘れ、KALDIでつまみ類を買って帰って食べた。

ジャージ、部屋着用だから別にジャージじゃなくてスウェットで良いんだろうけど、スウェットだとだから外に出たとき少し恥ずかしいんだよな、部屋着すぎて。
ジャージでもよりジャージ感が欲しくてラインが入っているやつがいいんだけど、なかなか適度にちょうどいいのが見つからない。adidasばかりだ。
adidasは好きなんだけど部屋着にするのにadidasは違うもんな、もっとザコいやつで良いんだ。

最近長崎バイオパークのYouTubeを観るのにはまっている。
適度なインターネッター感のあるテロップの言葉選びと飼育員さんたち。身内感がありそうで初見でも充分楽しめる良いバランスの編集。上手い。
園内放し飼いになっている動物が多いのと、ペットエリアがあるのが最高。
ペットエリアではでっかいワンちゃんやたくさんのネコちゃんを見られるのもだけど、オウムやヨウムとふれあえるのも大変良い。
これまであまり鳥類に特別感情を抱いてこなかったけど、想像していたより鳥たちは感情表現が豊かでかわいい。
雨が降ってウキウキに踊るオウムとか、どうして?野生でもそうなの?かわいすぎる。
知らない熱帯林で、オウムが集団でダンスしてたりするのかな。


1月8日(月・祝)

今日はなんもやる気せず、もったりと過ごした1日だった。
三連休中に動画編集しようと会社からPC持ち帰ったけど、1度も開くこと無く連休も終了。
なんとなく記録した動画を月ごとにまとめてSNSにあげているのを2年続けてきたけど、最近ちょっと惰性というか飽きてきた感はある。ので2024年は別の事やろうかな〜と思ってたけど、何も決まらないまま年は明けてしまった。
2年撮りためてわかったのは、わたしは動画を撮りたいというか動く写真を撮りたいんだなということ。
本当は動く写真をアルバムみたいに1枚1枚めくるようにまとめたいのだけど、いずれ薄いモニターが安価で発売されるのを待つしか無い。
動画はいかんせん人の視点を固定させる必要というか、一旦見るぜという意識を持っていかないとならない。
写真集を見るように、もっと自分のペースでページをめくって気にならないものは飛ばして、気になるものは見入って、そういう風に動画を見られるようにできたらなあ。
そう考えるとTikTokやYouTubeのshortは一番理想に近い動作なのかもしれない。


1月9日(火)

平松洋子の「ひとりひとりの味」を読み終えた。
他の著作も読んでいた気になっていたが、読んでなかったみたい。他の食エッセイの方はしっかり凜としたような文章を書く人だけど、こういう砕けた文章も書くんだなあと思っていたが記憶違いだったようだ。
100%ORANGEの挿絵満載で、小中学生に語りかけるような優しい文章、食事ってこうあると楽しいよねと笑いかける。
料理し慣れていない人への気持ちの置き方とか、どこか子どもが見る媒体で連載していたのかな?と調べたけどよくわからなかった。
たまたま直近マイケル・ポーランの「人間は料理をする」を読んでいて、こちらはしっかり研究&レポートの難しい本だったけど、宗教や文化の違いはあれど、基本の言いたいことはどちらも似通っている所があるのが面白かった。
社会的動物の我々は食卓を囲むことによってコミュニティを育み、文化の礎を築いたり変形させたりしているな。

年末年始で冷凍宅配弁当noshの注文メールを確認しておらず、全然メニューをカスタマイズしていない10食を自動注文してしまったのでがんばって消費しなければならない。冷凍庫もパンパンだ。
好きじゃ無い食べ物が眼前に並べられるのは親の元気なうち〜と先日言っていたが、こういうことも往々にしてある。
せめて好きな食べ物を増やそう、とソーセージまるごとをたくさん入れたポトフを作る。
恥ずかしながらトップバリューの食べ物ってちょっと舐めてたんですけど、トップバリューのあらびきポークウィンナーがおいしすぎる。パリップリッ肉汁!
裏面を確認したら日本ハム製造だった。納得のおいしさ。
ソーセージはシャウエッセンのみが王、いずれのソーセージにも揺るがない皮と肉汁、不動のソーセージ(400円前後の価格帯のソーセージに限る)と10年以上思っていたのが、今ほぼほぼ揺らいでいる。
というか、シャウエッセンはソーセージの長さや太さにバラつきがあるが、トップバリューのはほぼ均一の長さで、正直トップバリューの方に軍配が上がりつつある。
今は近所にまいばすがあるからシャウエッセンにとってフェアじゃない戦いではあるか。また引っ越して近くにまいばすやイオン系列が無い環境になったら、トップバリューあらびきポークウィンナーの事忘れちゃうのかな。


1月10日(水)

ほとんど書き終わっていたのにアプリが落ちて全て消えて萎えてしまった。
内容は久しぶりに家で1人、ムーと半月くらい一緒にいたけど1人の時間を確保しつつまあまあ窮屈じゃないようになったんだなという話と、夜間J:COMのWi-Fiが全然繋がらなくなって困ったという話でした。


1月11日(木)

去年末から足の付け根付近に現れていたしこりを見てもらうために皮膚科へ。
痛みも無いし、もしかしてこれが……と、予想の通り粉瘤だった。
大きくなっても無いし炎症も起こしてないから希望するなら摘出するけどそのままにしても問題無いとのこと。
もし痛くなったらすぐ来てね、そうなったらひとまずは抗生物質など飲んでもらって、それで収まらなかったら摘出するよと。
インターネットの検索結果から、粉瘤は自然治癒しないし小さいうちに摘出した方が良いのかと思ってたので、な〜んだ。
医療に関してはな〜んだで済むのが一番良いので、これは得るべきな〜んだなんだ。結局なんでもないんだよな大体、と拍子抜けさせたままにいると正常性バイアスの渦に飲まれていつか取り返しつかないことになりそうなので、な〜んだとなった瞬間意識的に気を引き締める。
これで皮膚科ノルマは解消した。あと病院ノルマは歯医者だ、検診の予約をしないと……。
病院を呼ぶとき、皮膚科とか内科とか耳鼻科とか、科目で呼ぶのに歯科は呼びづらいので?歯医者呼びになってるの面白いよね。あとはたまに眼科を目医者と呼ぶ人もいるか。

最近気づいたら冷え込んでおり、マンションの1階で特に隙間風など防寒対策のしていない我が家はやたらと寒い。サーキュレーター買おうかしら、夏冬使えるし電気代も節約になるもんね。
とりあえず仕舞っていた扇風機を出してサーキュレーター代わりに適当に配置して使ってみたら、こころなしか昨日よりは暖かい気がする。
サーキュレーターに比べて風力は無いし、真上を向けないから壁に扇風機あててるだけの適当な感じでちょっとレベルあがるなら、サーキュレーター導入したらめっちゃ快適になるのでは?


1月12日(金)

夕飯を食べながらTverで水曜日のダウンタウンとテレビ千鳥を見た。
ビートルズの日本公演で失神した人今でもビートルズ聴き続けてなきゃウソ説、ビートルズって見た目もおぼっちゃんぽいし曲も激しくないし、何で当時は不良の音楽とされてたんだろうと思ってたけど、当時の親世代は戦争を体験していた人たちだからねと言う話を聞いてすごく腑に落ちた。
そらちょっと前まで戦争で敵国として戦ってきた国の人間に、若い人たちが熱狂してたら当時の親世代からしたら恐ろしいし嫌悪感も凄いことだったろう。
そもそもビートルズが不良だったんだよという話、当時の音楽文化が〜という話、いろいろ理由はあるようだけど、文化の移り変わりは当事者じゃないとイマイチ空気がつかめない。
戦争を体験した人たちだからね、というのは、当時の彼らの感情を想像させ、共感の一端を握るような感覚だった。
まあ想像でしかないんだけども。

テレビ千鳥は一周だけバイキングのやつ。
バイキングの盛り方を千鳥がやあやあ言うコーナー。しかしまあ食事は好きなように食べんさいと過去回も少し一歩後ろで見ている感覚だったけど、劇団ひとりの盛り方が最高すぎて俄然お祭りテンションになってしまった。
カレー、うな丼、ラーメン、6個仕切り皿に炒飯×2、麻婆豆腐×2、ステーキとステーキソース、6個仕切り皿にデザート1つずつを4箇所、クロワッサン×2
食べ盛りすぎるしチョイスが全部わんぱくすぎてかわいさすらある。
ゲストの女性陣からは不評だったけど、バイキングで友達とか恋人がこのラインナップと盛り方で現れたら笑ってしまうだろうな。そしてまわりからの不評にも屈せず、己のぶっとい芯を持ち続けているのも最高でしたね。
あ〜、バイキング行きたい。
ずっと旅行も出張もしていないから全然行ってないや、と思ったけど去年社員の産休行ってらっしゃい会はホテルのビュッフェだったわ。バイキングとビュッフェの違いって何?


1月13日(土)

なんか早起きしたし(9時半)天気良いしおでかけか!と天気予報みたら今日雨降るのかい。洗濯物も干せないじゃん。
ほとんど家に引きこもり、ゲームしたりYouTube観たりをしていた。

シャーリィ・ジャクスンの『ずっとお城で暮らしてる』を読み終えた。
果たして気が狂っているのがメリキャットなのか村人なのか、語り手がメリキャットな分曖昧になっていく恐ろしさがある。
何も明かされないまま物語が進行し、絶妙なタイミングで答えの切れ端がちらりちらりと落とされていくから、導入は何もわかんね〜〜と思ってたのが段々と引き込まれていった。
他人の悪意と、お城での穏やかさの対比が良い。従兄が来ることによってその悪意が聖域であるお城に侵入してくることの嫌さが際立つ。
村人が悪意をむき出しにするのはもっと他に別の理由があるんじゃない?とか、村人がそんな簡単に反省する?なんか深く反省するに至った理由があるんじゃない?とか、本当の理由を求めてしまうのが、理由があればやってもいい・やらなくてもいい理論になってしまうから良くないんだろうな。
こういう、品位があるお嬢さん方が自分たちの力で生きていく話大好き。ソフィア・コッポラの『The Biguiled』を一瞬彷彿とさせる。読後感はミッドサマーの感覚もあった。
ミッドサマーもこれも、読者や視聴者という一番の部外者が勝手に怖い怖いと言ってる声が目立つけど、当人が幸せならそれが一番だよと思う感覚とか。

ムーが夕飯に作ってくれた、鶏肉と刻んだ玉ねぎとキノコの何か炒めたやつが美味しかった。
基本の味付けは醤油みりん酒との事だが、玉ねぎの旨味がしっかり出ていて、ニンニクも効いていて和風のようで遠くでジャンク、な味で良かった。


1月14日(日)

aradomoさんの個展が池袋西武でやっているので、おでかけついでに寄る。
aradomoさんはふわふわの起毛素材で一見無機的なオブジェクトを作っている作家さんで、以前VINYL新宿で別の作家さん目当てで行った時にboboシリーズに出会い、かわいさに心臓を鷲掴みにされた。
bobo、ふわふわで四つん這いで頭はまん丸で、目や口など顔のパーツがなにもついていないところ。尻尾はついているし動物のようで、でも頭はまん丸だから動物でもなさそうなところ。足は短いながらもピンとして、でも起毛でもっさりとしてて、よちよちと歩きそうなところ。
あんまりにもかわいかったけど予算が足らず、初めて出会った日はインスタをフォローするに終わった。
ただ今日見たら記憶より値段は低く、見間違いか記憶違いだったのかな?サイズによっては記憶より半額近く下回っていて、えっ、これだったら悩まなくて買えるじゃんと思った。
思ったが、なんか、勢いだけの購入になってない?!とストップをかける自分もいる。
今は冷静じゃないのかもしれない……勢いでする買い物ほど怖いものは無いからな、と一旦ステッカーだけを購入して、西武を上から下までうろついた。

作家さんが別のお客さんに話していたのが聞こえたことによると、boboシリーズは飛騨の民芸品「さるぼぼ」を参考にしているとのこと。
さるぼぼ!!わたしもさるぼぼ大好き!
たしかに、まんまるの頭やピンとした手足はさるぼぼに似ているんだ。あの表情の読めなさ、こちらを見ているのか見ていないのかのわからなさ、気配の感じ……。
西武をうろつきながらも頭の中はboboでいっぱいで、さっき一旦落ち着かせますとギャラリーを出たけどもうこれは買いますねとわかっている自分もまた、いる。
せめて、もう一回眼前に見て、さっきこの中だったらこの子かもと思ったboboがまだいたら、買おう。

舞い戻り、作家さんとお話をし(さっきも2回目も、たくさん話しかけてくれて嬉しかった)、無事目当てのboboを買いました。
こういうので購入したことを「お迎えする」って言う文化というか界隈があるのがあんまり好きじゃなかったんだけど、これはさすがにお迎えしました。だって自宅にboboが来るんだもの。
純粋に!うれしい。

boboをお迎えしたのに勢いづき、無印に行ってジャージとパーカーとチョコを買い、電気屋でサーキュレーターを見ながら買うなら扇風機みたいなやつがいいな〜と思い、ワインを2本買って帰宅した。


1月15日(月)

九井諒子さんのラクガキ本 「デイドリーム・アワー」の発売日が今日だった。
普段は月末にその月出た漫画を一気に買い、夜ふかしをしながら読む週末を過ごすのが常なのだが、SNSで何やら完売や品切れと不穏な文字を見かける。
通販は軒並み品切れ、店頭にも無くて書店をはしごしたなど……ほ、ほんとに?都内でも?いや素晴らしい本ではあるし九井さんも素晴らしい作家さんだけど……今アニメやっているから?
不安になりつつ仕事終わりに書店に寄ったらどっさりあった。新刊ブースにも出版社別の棚にも。ありがとう紀伊國屋書店新宿本店、行動範囲にある限りずっと行き続けるからな。

ダンジョン飯は本誌で読んでいたし、こないだ最終巻が出たタイミングで1巻から全部読み返していたけど、ラクガキ本を読んでようやく完結したんだなあと実感が湧いた。
半ニートしていた時代にダンジョン飯に出会ったのをよく覚えている。あれはまだ1巻も出ていなかった時かしら。あれからわたしも定職に就いて、引っ越しも3回した。
ダンジョン飯を連載しているハルタを買うようになったり、派生雑誌の青騎士も買って、他にもいろんな漫画を好きになった。
緩やかに、わたしの好きなものの幅を広げていくきっかけとなったダンジョン飯と九井諒子に感謝。また新作が読めますように……。


1月16日(火)

わたしが作るポトフの味は何か足りないんだよなと作るたび思っていたのだが、ふと思い立って今日は牛脂を入れてみた。
これが大成功!コクが足りないなとは思ってたんだよ。でも前バター入れた時は美味しいけどバター味だなと思ったし、ポトフはソーセージ派だから別でベーコン入れるのもなあと悩んでいたのだけど。
うっすらあるキャベツのクセも打ち消してるし、これが正解だ。

ポトフに限らず味噌汁とか作る時もそうだけど、いつも帰宅して空腹状態で作っているから汁の味付け丁度いい〜と思ってもおかずと合わせると味薄になってしまう。
美味しいけどもう少し足すか……?の、ここが怖い。
味を足すのは簡単だけど、薄くするのは時間を戻すみたいなもんだから難しい。


1月17日(水)

ほとんどもう眠りの世界に片足突っ込んでいる時、ワオワオと猫の喧嘩の声が聞こえてきた。
1人で寝る時はいつもYouTubeの高評価リストをランダムに垂れ流しているので、猫が喧嘩してる動画高評価していたっけ?と疑問を持ちつつ、でも掴みつつある睡魔を手放したくないので無視をする。
が、いつまで経ってもワオワオは鳴り止まない。これは現実か?
猫だと思ってるけど赤ん坊とかだったら嫌すぎるなと意を決し、ぬくい布団から脱出し、掃出窓を開けたらワオワオは止まった。
冬の深夜のシンとした空気があるだけ。
怪奇現象……?寝ぼけてただけ?鼻が冷たくなりはじめたので、窓を閉めようとするとワオ……と小さい声が聴こえた。
掃出窓を閉め、今度は通りに面した方の腰高窓を開けたら路上に、距離にしてほんの5mくらい先に茶色いふわふわの猫ちゃんがいてバッチリ目が合った。
びっくりしてる。わたしもびっくりした。
じっと見つめ、静かにしなよ〜と話しかけてもびっくり顔のまま固まっているので、そのままにしようか、しかしまたワオワオが始まったら困るからちょっかい出しに行くかと上着を羽織り、外に出たら猫ちゃんはリンリンと鈴の音を響かせながら東にかけていった。飼い猫かい。
と思っていたら、掃出窓のすぐ近くに停めてある大家さん一家の車の下から白毛にサバトラ模様が入った猫がビャッと飛び出し西にかけていった。なるほどね。
きみらわたしの安眠を妨害してるんだからちょっとくらい撫でさせてくれよ。

夕木春央の『方舟』を読み終えた。
あ〜終盤なんか後味悪いな〜〜となっていたのが、エピローグ読んで悪い意味でスッキリした。
エピローグはエピローグで後味というか胸糞悪いところだけど、ちゃんとわかりやすい悪意があったので良かった。
読みやすすぎる文体なので、それが逆に自分にとっては軽い印象になってしまった。
あと登場人物たちの人となりがもっと深堀りあったほうが人物像が固まって、終盤の胸糞さやギャップが加速しそうで良さそうだなと。大体なんか大学時代にあったんだろうけど、その時の空気感が捉えられなかったので情報としてとしか処理できなかった。


1月18日(木)

リモートワーク時、社内サーバーにアクセスできるようにするテストのために今日はリモートワーク。
先日会社でやってもうまく繋がらず、どうせなら環境も同じにしようということでエンジニアさんに電話で指示もらいながら接続テスト。うまく繋がらなかったのは単純にPCのセキュリティで接続を許可してるかしてないかなだけだった。
無事サーバーにアクセスしてファイルなどは閲覧できるようになったのだが、社外から社内プリンタで出力はまたエラー。

それにしても、相変わらずリモートワークは苦手だ。
インターネットではリモートワーク最高だぜって意見が多く見られるけど、わたしは圧倒的出社派。
テキストだけのやりとりが苦手というか、同じ意味の言葉を発していても対面では表情や口調で言葉の意味+言外の空気感をミックスして人の感情を受け取れるけど、テキストだとそのヒントがほとんど無い状態だから想像するしかなくて不安。
顔を突き合わす事でコミュニケーションが云々という意見は今や老害だ時代遅れだと言われている事もあるけど、わたしは顔を突き合わせて得られる情報はいっぱいあるよなと思うので否定したくないんだよな。

だから飲み会根絶せよの流れも少し苦手だ。無論飲めない人に飲ませちゃだめだし、飲める人だとしてもお酒のペースは当人に任せるべきだし、安易にプライベートにつっこんではならない。
その上で、飲み会ないし食事会では仕事以外のコミュニケーションから見られる人と成りもあるので、そこで得たものは仕事にも活かせるし社内の交流の潤滑油になったりする。
しかしわたしが勤めているのは社員が少ない会社なので、もっと大きい会社とかだとこういう話も違ってくるんだろう。


1月19日(金)

なんか別に急ぎのものじゃないけどそれにしたって終わらなすぎるな?の仕事をそろそろ目処立たせたかったので、今日はスーパー集中した。
すごい集中してると16時くらいには集中力の在庫が切れて、突然牛歩進行になる。
集中力って蛇口みたいなイメージで、重めの仕事の時はいつも水がジャージャーになり、枯渇する。
いわゆる過集中というほどではないけど、みんなこんな感じなのかな?みんな夕方にはおしまいの心になってる?もっと、丁度定時に水が切れるくらいの分配で蛇口をひねられるようになりたいよ。
あと軽めの仕事の時の蛇口の固さったら。サボりすぎ!すぐ片付けられるから先にサボって後でやるか〜の流れが染み付いちゃってる。
これのせいでそろそろやらなきゃアカン→あ、意外と時間かかるかも?→急がなきゃ!の流れも付随してるから、水ジャージャー集中の癖がついちゃってるのか。
2024年の目標、サボるならあとでサボる。


1月20日(土)

起きたら11時。久しぶりに寝すぎた。
けど眠りは浅くてずっと夢を見ていたので、案の定スマートウォッチも睡眠時間は長かったけど睡眠の質は悪いよと指摘している。
スマートウォッチをつけるようになってから知った事だけど、わたしは生理前に睡眠が浅いようだ。
よくある生理前に眠いというのは睡眠ホルモンが出づらくなって眠りが浅くなる事から、寝ても寝ても眠いみたいな事が起きているらしい。

急いでコインランドリーで洗濯と乾燥機をかけ、ご飯を食べ、歯医者へ。
行かなきゃ行かなきゃと思っていた歯医者へようやく行けた!インプラントを入れるかどうかを決めずにほったらかしていたので、インプラント入れる意思を先生に伝えた。
今行っている歯医者は必要以上に患者にお金を出させたくないという先生なので、今回のインプラントの選択肢も高いからね……と積極的に勧められなくて、逆にそれがインプラントにするかどうか悩まさせた。
でも入れ歯は管理と手入れが面倒だ。意を決し今回インプラントにしますわ!と伝えたら先生は「アそう?」というようなドライな反応でちょっとおもしろかった。お金儲けしようとする気概がなさ過ぎる。
これで病院ノルマはクリアか?いやHPVワクチンを接種する目処も立てなきゃだな……。行っている婦人科は9価やっていないから別の婦人科を探すところからというハードルがずっと私を待ち構えている。

帰りにいろいろ買い、夕飯はタコライス。
ライスでもトルティーヤでも、タコスにキムチと食べラーをトッピングするのが好き。特にキムチが合う。酸味と冷たさでこってりひき肉がさっぱりするし、役としてはサルサソースと同じようなもんだよね。サルサソースも酸味でさっぱりする人だから。
このトッピングが美味しいんだよとムーに言っても自分の皿の上でチャレンジする気配が無さそうだったので、一口だけキムチ食べラータコスを食べさせたら「メキシコが中国と韓国に襲われてる!」と言う。
そんな事無いよ三国同盟できているよ。


1月21日(日)

たくさんのねこちゃんに囲まれる夢を見た。子猫を両手にかかえ、子猫より小さい指サイズのねこもいる。それはほぼ毛虫だよもう。
しかしわたしは何かから逃げ隠れていてねこちゃんを満喫できていない。
前後関係があるような夢を見ている時は今日も今日とて眠りが浅い。

今日は天気が悪いので完全引きこもりです。でもお風呂掃除とキッチンの流しを掃除したので仕事をした。
この家に越してからお風呂のカビ防止燻煙を気まぐれに焚いてるけど、まあ気休めよねとあまり信頼は置いていなかったのだが、年末の掃除から焚かずにいたらすぐピンクカビが増殖したので、やはり意味はあるんだなあ。
そしてアース製薬のお風呂カビーヌ無煙プッシュというスプレーも手に入れた。これで勝つぞ。
お風呂のこすらない洗剤系は試したけどあまりきれいになっている実感が無い。

ムーが大量のどら焼きを買って帰ってきた。
セブン2種、ローソン、ファミマ2種、まいばすけっと。まいばすけっとのはモンテールのだからスーパーとかにもあるやつかな。
あんこを食べないからどら焼き自体も久しぶりに食べたけど、もう生クリームどら焼きが主流なんだな。セブンの安いほうのとファミマの一粒栗どら焼き以外は全部生どら。
そして生どらの生クリームって、ほぼバタークリームなんだ。ローソンのが一番生クリーム寄りだったけど生地がもちもちだしもはやどら焼きとは別人だ。
生地の歯切れ感、生クリームとあんこの後味の良さのバランスが一番良かったのがまいばすけっと(モンテール)だった。このクオリティで100円は安い。
シュークリームもまいばすけっと(モンテール)のが一番美味しかったし、というかローソンどら焼きの製造元もモンテールだったし、モンテールがすごすぎるだけかも。


1月22日(月)

原浩『火喰鳥を、喰う』を読んだ。
後味悪う〜〜〜!でもここまでキチンと後味悪いといっそ気持ちよさすらある。
若干振り落とされそうな気配もあったけど、展開といい砕けすぎない読みやすさといい、これがデビュー作とはすごいな。面白かった。
ホラーとミステリとちょっとSF、怪異の怖さ、生きている人間の怖さ、動物の純粋な欲望の怖さ、ぼぎわんのような怪異バトル、と確かにトピックは多くはあるから一点で突き抜けた感じは無いのかも。
ちょっと風呂敷から零れ落ちそうな、荷物は多いけど走るスピードは早いから着いてこれる奴だけ着いてきなって感じかもな。
あ、っていうか今ぱらぱらと読み返したけど夢のシーンは雄司と千弥子どちらともとれるようにしているのか。並行世界で似た境遇なんだなと思ってたけど。たしかに雄司の言葉遣いってなんか丁寧すぎるというか柔らかすぎるなと引っかかってはいた。
で、雄司は最後殺せなかったんだろうな。もう愛する人を亡くしてしまった人間と、命を宿している人間とだったら後者のほうが圧倒的に念は強いだろう。かわいそうに。
わたしも別次元では誰かを殺して生きのびているのかもしれない。そう思ったら、いずれ誰かに殺されないようにちゃんと生き切ろうと思ったよ。
巻末に横溝正史ミステリー&ホラー賞の選評が載っていたが、黒川博行氏の評がめちゃ辛口で笑っちゃった。今度この人の作品も読もう。


1月23日(火)

仕事終わり、友人夫婦と沖縄料理を食べに行った。後半に後輩が合流。
何回か行っている所で、家族で代々やっていてまさしくアットホームな雰囲気で好きなお店なんだけど、店内に今年で70周年と貼り紙があって慄いた。
東京で好きな飲食店は数あれど、そのうちのひとつがこんなに歴史のあるお店だったとは。
街的には歴史の長い街というより、どちらかといえば移り変わり激しい繁華街なので、昨今の感染症から遡りリーマンショックだったりバブル崩壊だったり、数ある不況ポイントを乗り越えて、今も存続し出会えたことがありがたいね……てか、20世紀の年表を見てたけど70周年てすごいよ、東京タワーがまだできる前だよ……丸ノ内線と同い年?!歴史すぎる。

ここは沖縄料理の定番はもちろん、アロエの刺身とか海ぶどうの天ぷらとか、珍しいものもあってうれしい。
あとなんか塩がやたらと美味しい。海ぶどうの天ぷらももずくの天ぷらもゴーヤの天ぷらも美味しいが、それにつけてもこのかかっている塩の美味さよ……と塩の旨味に帰結していく。海ぶどうともずくの天ぷらはおかわりした。泡盛のボトルも開けて大満足。


1月24日(水)

あ〜なんか地味に忙しくなってきてるな?いいぞいいぞ。12月あたりから暇だったから久しぶりに忙しいのがありがたい。
しかしスケジュール管理が下手くそすぎる。というか未だ自分の持久力がよくわかっていないから自分の仕事にかかる時間の概算ができないです。
気分が乗れば早く終わるし、乗らなければ何もできません。時間の見積もりしても毎回自分が期待外れか期待以上の動きしてくれるので中間値が出ません。
誰か管理してくれ俺を。

今日会社でおやつの時間にチョコをいちごにかけて冷やしたやつを食べた。おいしい。
今年のバレンタインはなんか簡単なチョコ菓子作ろうかな。でもムーは桃以外果物を食べないから悩ましい。桃にチョコがけはちょっと違うし。そもそも桃が食べられるのは夏だし。
KALDIにあったプレッツェルと塩が混ざってる割れチョコが美味しかったからそれを真似しようかな。


1月25日(木)

仕事をしていて、自分は言われた通りの事はできるけどそこに上乗せした展開が本当にできないなと思う。でも、ほんとうに後悔する余地が無いほどそれがわからない。
言われた事もできない人もいっぱいいるから言われた通りの事ができるのはそれはそれで良いとも思うけど、それを自分で言っちゃおしまいだなとも思う。
誰か聞いてくれ〜と思うけど、結局は自分がもっと頑張るか現状を受け止めるかしか無く、それがわかってるから慰めて欲しいとか励まして欲しいとかでも無くて、じゃあ別に聞いてもらう必要も無いかと思う。
自分が自分自身の感情と理性のあいだ挟みになっていますね。ただ単純な救いを求めているだけなのかもしれない。


1月26日(金)

仕事。千本ノックのように。
帰りに最寄り駅の階段登ってる時、毎日嗅いでいるのに今日ばかりは駅前のラーメン屋の匂いが脳にダイレクトに来て一瞬でラーメンの口になってしまった。
今日はセブンのラーメンにしたけど、お店のラーメンしばらく食べてないから食べたいな。
ラーメンよりつけ麺が食べたいかも。昔住んでたとこにあったつけ麺がめちゃくちゃ美味しくてそれが食べたいよ、しょっぱい魚粉!この世は甘い魚粉つけ麺が多すぎる。
そこは初めてつけ麺の意味がわかった特別なお店だったんだけど、店長が変わって味も変わった上に、こないだGoogleを見たら閉店していた、もう味わえないつけ麺です。
思い出補正が強すぎて、ここ以上のつけ麺にいつかわたしは出会えるのだろうか……。


1月27日(土)

ここ最近、ジェノベーゼパスタを食べたいなあとうっすら思っていた。
たまたま今日のお昼もパスタの気分だったので、これはジェノベーゼチャンス!と思ってパスタソース売り場に行ったのだけど、ふりかけじゃないジェノベーゼソースって全然無いのね。
瓶入りのものはいくつかあったけど、使い切れるサイズのものじゃないと冷蔵庫の肥やしになる未来が見えすぎるので、今日はジェノベーゼは諦めた。
いつもパスタ食べる時は圧倒的ボロネーゼ派だったから、ジェノベーゼがこの世に全然需要無いの知らなかったよ。

夕飯、ウィンナーとピーマンだけを炒めたウィンピーや、その他ドンキで買ったおやつなどをちまちま食べる。
ウィンピー、簡単だしジャンクな存在のようで意外と味わい深い。ウィンナーの旨味とピーマンの苦味がよく合って、白飯にもお酒にも合う最高のおかず。
ウィンピーを食べると細切りのじゃがいもも入れたくなる。これは実家の味を思い出しているから。
ピーマンじゃがいもウィンナーもしくはベーコンをしょっぱく炒めたやつがよく夕飯の大皿〜中皿おかずに出てきていた。
これがお弁当のおかずに入っていた時はうれしかったな。


1月28日(日)

今日は!上野動物園に行ってきました。
西館だけは数年前かに行ったけど、全部まわったのは本当に何年ぶりなんだろう。入場料は600円と安価だし、もっと行くべき。
動物の姿形はわかっていても、実際見ると想像の倍でかいな、と物事を再認識するのが人間大事ですね。
インターネットでなんでもわかってしまう今、体験によってわかる経験を摂取しないと頭ばかりがデカくなる。
サイとかキリン、パイソンなど何種類かは今日は外では無く厩舎での展示で、外で見たかったな〜と思ったが、厩舎で見るとより大きさが際立つし多分外より近くで見られたのが良かった。キリンでかすぎ。
あと当然ながらキリンの厩舎のドアもめちゃでかくてちょっと面白かった。

今回一番の目当てはスバールバルライチョウ。冬毛のうちのむくむく状態を見たくて入場したらいの一番に向かった。
他の展示を見つつ何度かライチョウの元に戻ったりしたけど、いつ見てもライチョウはずっと厩舎?の扉をコツコツとノックし、たまにその脇で寝ていたりしていた。
このコツコツが適当に叩いているようで、ずっと見ていると特定の3箇所をランダムに叩いている。音ゲーしてる?
いつか走り回るライチョウが見たい。

ライチョウ目当てなのもあって鳥意欲が高まっていたのだが、バードハウスやいくつかの鳥の展示は鳥インフルエンザ予防のために見れなくなっていて残念だった。
その中でも見られた鳥で良かったのは、まずヘビクイワシ。
足がツルやフラミンゴみたいに長く、膝丈のスパッツを履いているみたいな見た目なのが美脚に拍車をかけていた。顔はめっちゃ鷲。
スパッツ効果で脚が異様に長く見えるので、上半身と下半身を別の動物から借りてくっつけたような、AIが生成したちょっと無理がある画像のようなふわっとした違和感がある。
すごくサービス精神旺盛なのか、人が集まってると走り回ったり近くに寄ってきてくれたりしていた。

あとキンケイとギンケイ。
どちらもキジ科でオスの見た目が目が覚めるほど派手。そして尾っぽがスーパーロング。
キンケイは頭の色が、黄色を金に見立ててるとかじゃなくて本当に金色だった。目の横あたりから首にかけて金と黒のシマシマ模様なのがファラオのようですごく荘厳な様相だけど、人間の目の前をうろうろしたり、ぴょんぴょんはねて見せてくれていた。
ギンケイはキンケイに比べるとちょっと色味は落ち着くけどそれでも装飾は凝っていて派手だし、何より尾っぽはキンケイの2倍くらい長い。メスを執拗に追いかけて求愛していた。

お昼すぎくらいから入って大体全部は見られたけど、いくつかこぼしているものはあったのでやはり午前中から行かないと厳しいか。
上野動物園でこんな感じだったら、多摩動物公園は朝イチから行っても全て回るのってもしかして無理なのか?


1月29日(月)

仕事のきりが良いところまで……とやっていたら、1時間も残業してしまった。
裁量労働制ではないので急ぎじゃないものにあまり残業かけるのも良くないが、月曜日なのもあって残業をする元気があるのを活かしたかった。
金曜日だから疲れるな〜というのは精神的疲労と目先の週末への渇望さから来るものだと思っていたが、今日の元気さからすると金曜日ってちゃんと肉体的にも疲れているんだな。
同じ1時間の残業でも、心身共に擦り減り方が違う。

帰宅したらムーが夕飯を作ってくれていた。
玄関をあけてキッチンに立っているムーを見た時、頭の中で「嗚呼!」と感嘆の声を上げる自分がいた。
これか。これなのか。所謂「疲れて帰ってきた時に明るい家、できたてのごはん、待ってくれている人がいる」環境というものは。
仕事終わりご飯を作ってくれている恋人を見て感じ入るなんて我ながらベタな事をやっているなと思うが、今この人とこうしていられるのは奇跡みたいなものなので、こうしたベタな事こそ、ベタであればベタであるほど嬉しいんだ。ベタらしさが無い人だから余計に。


1月30日(火)

そういえば昨日『ラテンアメリカの怪談集』を読み終えた。
読み終えたというより、残り3篇くらい残して本を閉じた。わたしには難しい……あまりにも内容が入ってこなかった。
ただでさえ和訳文が苦手な上に、もともとは何十年も前の文章で、そういうのも入ってこない質だから苦手と苦手ががっちゃんこしてただ文字をなぞるマシンと化していた。
文字というのはただの図柄であって、その図柄に意味やルールを付与してそれらを全部脳が記憶していて、普段は都度適切に、そしてすごい速度で処理をしているんだなと、こういった文字は読めるけど中身が入ってこない時に思い知らされる。脳ってすげーよ。
しかし普段日本ホラーばかり読んでいるから海外のホラーは新鮮だったな。
国外ホラーの区分けだったり定説だったりみたいなのをたしかに全然知らないからまた機会があったら他の外国ホラーを読んでみるか。
日本ホラーで好きなところは第四の壁を超えて穢れを移してくるところなんだけど、やっぱりそれは仏教・神道区外だと薄いのかな。


1月31日(水)

会社の後輩たちの挨拶が小さいというか、覇気が無いのが最近気になる。
仕事中とか雑談では別に声小さいなと思わないから、そこの落差で、あれっ元気無い?!といつも思ってしまう。
やる気が無くてもとりあえず声出しときゃテンションにバフかけられるというか、自分で自分を騙せる事もあるとわたしは思っているので挨拶くらい元気に行こうぜと思っちゃうんだけど、でもそれって思想の押し付けのようでもあるし、対後輩でそれを強いたらパワハラの萌芽かもなと思って憚れる。
ま、せめて自分だけは元気に行こう、いずれ後輩たちも元気に挨拶するようになったら万々歳か、と最近は以前より1.5倍テンションあげ気味に挨拶をしているが、これはただ元気な先輩が出現しているだけか?

部屋が一階で寒すぎ、でもエアコンの温度を高くすると電気代が怖いのジレンマに毎冬悩まされているのだが、調べたら温度を上げるより風力を強める方が電気代が節約できるという説を聞き、今冬実践した結果。
去年の1月より1,200円も電気代が節約できている!これは結構すごい事なのでは。
と思ったけど今季は暖冬なのも関係あるか。引き続き調査を続ける。


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