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3月①熊野古道 馬越峠~天狗倉山、尾鷲神社

3月最初のお出かけは一度は歩いてみたかった熊野古道。以前、馬越峠の入口から少し歩いたところで誰もいなくて暗くて怖くなり、小心者のわたしは引き返した過去がありまして実質リベンジ。今回は60人近くの大人数なので安心(;'∀') ユネスコ世界遺産登録から20周年記念で人気再燃とか!

馬越峠スタート

道の駅「海山」でバスを降り、鷲毛バス停近くの入口からスタート。大きな看板あり。熊野古道の初心者向けコース
スタートしてからまもなく木立ちの中に入るときれいな石畳の道が始まる。

大きな馬越峠の入口看板

夜泣き地蔵

20~30分ぐらい歩くと夜泣き地蔵が見える。
その先にある小さい川にかかる一枚岩の橋も見どころらしい。

夜泣き地蔵 哺乳瓶が供えられています。
手前は一枚の板石の橋

馬越峠一里塚

一里塚を少し過ぎたところで休憩。(一里塚の写真は撮れなかった・・)
峠まであと少しかな。石畳はキレイだけれどつまづかないように注意深く下ばかりみて歩いてしまうから周りの景色の記憶は薄い。。

さらにきれいな石畳の坂が続く

茶屋跡

ここは跡なので看板のみ

桃乙句碑

峠到着、茶屋跡はベンチなどもあり、休憩や昼食に利用できる。
わたしたちの昼食は天狗倉山の登山を終えて戻ってきてからということで、
一旦小休憩。

桃乙句碑

馬越峠到着

馬越峠(332m)

天狗倉山方面へ

峠の茶屋跡から600m 約30分・・簡単に行けそうなイメージだけど、ここからはこれまでとは違います。
古道から一旦はなれて登山モードに切替えです。
傾斜もさらにきつくなり、段差が高い階段や隆起した木の根っこもあって歩きにくい。。

こんな大きな岩も

ハァハァいいながら歩いていると向かいから身軽な高齢の男性がおりてきて道を譲ってくれた。すれ違いさまに「しんどいでしょ。でも焦らずに呼吸のペースを一定にして歩かないと疲れるよ。」と声をかけてくれた。毎日のように登っていて自分は90代・・と言われたような。地元の生き字引のような方なのだろう。鍛えている人は元気度が違うと感心させられた。
それを聞いてから呼吸に気を付けて一歩一歩登ってみると少し楽に上がれた気がした。

山頂手前で南北二又に分かれる看板があり、前の人について北コースへ行ったが道が狭くて危ないところもありちょっと大変だった。
下りは南コースを通ったが先ほどの看板を振り返ってよく見ると小さな文字でオススメと書かれていた。(;'∀') 大きく書いてほしかった・・

このハシゴを上がれば山頂

ようやく頂上かと思いきや頂上はこの岩の上らしい。人数も多いのでハシゴが苦手な人は無理してあがらなくても、この辺りの岩場からでも十分キレイ景色は見られますよ!と聞こえてきたが、せっかくなので頂上に行きたかった。

天狗倉山山頂

ハシゴを上ったから見られた山頂の看板!ヤッホー!
パノラマは最高!!ここまで登った甲斐があった。
透き通る空の青さが心にまで染みる感覚💙

 天狗倉山(てんぐらさん)522m
山頂からのパノラマ①
山頂からのパノラマ②

その後、ハシゴを降りた岩場から見た尾鷲港の景色は山頂から眺めるよりもたしかにきれいだった・・・(^_^;) 
降りた岩場の縁は狭く絶壁になっているので立っている人もいたけど、わたしは身を乗り出すだけで精一杯!!

身を乗り出してみた景色 眼下は尾鷲港

古道から寄り道というレベルではないけど天狗倉山に寄れてよかった。
体力があればオススメ!! その後、無事下山して峠の茶屋跡に戻り昼食

桜地蔵

桜地蔵
馬越峠の終点

馬越峠は無事完歩し、馬越公園でトイレ休憩。その足で次の目的地尾鷲神社を目指す。


尾鷲神社

馬越公園からはかなり勾配のきつい長い坂を下る。途中に津波の犠牲者の古い供養塔があった。このあたりも昔、被害にあっていたことを知った。海抜4m。「地震がきたら逃げるが勝ち」という看板もあった。災害が起きないことを祈る。

川沿いの大通りにでると大きなクスノキを発見。ちょうどひな人形も展示されていた。

熊野古道センター

尾鷲神社からバスに乗り三重県立熊野古道センターへ。
木の香りがする天井が高い立派な建物だった。
「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産文化遺産の認定書が展示されていた。登録は2004.7.7だったらしい。もう20年!そんなに経っていたとは??

センター 木をふんだんに使った建物
世界遺産登録認定書

センター正面入口前からの眺めが頂上からの景色とはまた違った清々しさだ。
その後、センター内にある山の名前のボードを見て黄色の矢印が天狗倉山だと知った。あらためて頂上を見上げながら余韻に浸った。よく頑張った。我ながら誇らしい。辛かったことはもう忘れている。。

センター正面からのぞむの天狗倉山(黄色矢印)
センターからの景色の説明ボード(センター内に貼付)


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