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【高校数学】

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高校数学・大学受験数学の勉強法から解説まで。
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2022年2月の記事一覧

記述コツ 数学物理 実践編

どうも、 卒論を提出して 浮かれまくり佐藤です。 前回は答案作成の心意気について アツーく語ったと思いますが、 今回は実践編です。 数学、物理、化学(おまけ)の 具体的な答案作成のやり方として、 実際の私の答案を例に 解説していきたいと思います。 まずは数学です。 ⓪:真ん中に一本線を引く。   (スペースの有効利用) ①:図の定義をする。   補助線等の自分の考えもここに書く。    (部分点対象) ②:何を求めるのか明言する。 ③:使用した定理を書く   (できなく

物理の論述と見せかけて・・・

こんにちは。 今回は物理の論述です。 こちらはかなり数学に近いです。 記述式なら 「解答のみ出せ」という問題は 他の理科の科目より 群を抜いて少ないはずです。 マーク式問題でも 暗記が物を言う問題はほぼありません。 数学に近い、 というか実質数学ですね。 物理の論述は 「もれなく不足なく」 というのが原則です。 さらに、数学以上に 定義や仮定(過程ではない)にうるさく、 正負ミスや問題文にない仮定の消し忘れで 一気に点が減ります。 何らかの定数を仮定することは 散々求めら

式だけ書けばいいわけじゃない(理系科目計算系記述問題のコツ)

こんにちは、 clue zemi 講師の阿部です。 今回は理系科目で見られる 計算系記述問題のコツについて 解説していきます。 理系科目の問題といっても 化学などで見られる知識系記述問題と 数学、物理の計算系記述問題では わけが違うので別々に書いています。 計算系記述問題とは その名の通り「計算過程も記せ」 って言われるやつです。 これは絶対に上手にならないといけない、 というのも、 ご存じの通り2次試験、 特に数学はほぼこれなのです。 当たり前ですが、大前提は 「自分は

答案消すなよ。途中経過もな!(数学、物理の記述のコツ)

佐藤です。 パーフェクトベビー願望 という言葉をご存じですか? 多かれ少なかれ大抵の親が持っている、 生まれてくる赤ちゃんが 勉強や運動もできる 完全な(Perfect)子ども(Baby) であってほしいという願望のことです。 一見記述と関係ないように思われますが、 非常に近い現象が記述答案で見られます。 皆さんは問題を間違えた時、 ないし途中経過で計算が合わなかった時に 自分の答えをどうしていますか? 全部消して1から書き直す? もしそうなら一刻も早くやめてください。 気

「もれなく不足なく」(数学の論述のコツ)

こんにちは。 今回は数学の論述について書いていきます。 数学の論述は 「もれなく不足なく」が原則です。 中学校での合同の証明から 受験の体積導出まで、 一貫してこの原則は守られる必要があります。 「導出も書け」とあるのに 解答だけぽんと書くのは即×です。 また、これは高校の数学以降では 殆どついて回り、そのせいで 数学嫌いになる人もいるかもしれません。 とはいえ、 これを上手く書くために何か方法が無いか といえばそうではありません。 何をして解答を出したか (例えば平方完