【interview】Akito

変更後アー写

Akito/DJ(Waveform Laboratory/Heath)

クラブで活動を始めたきっかけを教えてください 

大学1年のときに、名大作曲サークルAnti-Aging Record(以後AAR)と名大博物館の企画、「Mix The Music x NUMuseum」でDJをやる人をLINEで募集していて、コントローラーを買ったばかりという状況でしたが、参加することを決めたのが始まりだと思います。

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これが自分の初めての現場であり、また「博物館でDJをする」という貴重な体験でした。その後、AARの先輩のイベントに遊びに行くようになり、10月27日にMiRAiで行われた「Delicioustic four」というイベントで先輩から「AARで誰かやりたい人いる?」という話があったので、思い切って出演を希望し、初めてクラブDJをすることになりました。そこからクラブに通い始めたと思います。

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印象に残っている、または影響を受けたパーティーを教えてください 

「Feel echo field Vol.7」

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配信という形でスタートとなった第一回CONTRASTのときに、HAMMERさんからお誘いいただき、まさかのAOKI takamasa氏の前座をやることになったイベントです。
イベントの詳細を知ったときは衝撃的だったのを今でも覚えています。自分のキャリアもまだ1年足らずで、自分にとって初めてのビッグアーティストの出るイベントだったので、2ヶ月前くらいからプレイリストを作ったりして準備していました(笑)。
当日、ゲストのおかげもあり本当にたくさんの人が来てくれて、皆が音楽に揺られている光景がとても印象に残っています。
AOKIさんはもちろん、他の出演者の方々もそれぞれ自分の色を出していて、自分にとってもElectronicaやMinimalを聴き始める、また音楽の視野を広げるいい機会になったと思います。


今好きな3曲を教えてください

Kabanagu - faulty

24/7でChill系の音楽を配信しているプラットフォーム、Tokyo LosT Tracks-サクラチル-で配信された楽曲の一つです。
自分はピアノインストやlo-fi hip-hopを聴くのが昔から好きで、このチャンネルの配信を聴いていたときに一目惚れした楽曲です。
儚げな雰囲気や美しいピアノのメロディが大好きで、冗談抜きで毎日聴いています(笑)。Youtubeのプレビューのイラストも最高です。
Tokyo LosT Tracks-サクラチル-は多くの有名アーティストが楽曲を提供していますし、いい曲ばかりでおすすめできるので、是非聴いてみてください!

Hiroyuki Arakawa - Naked eyes after shed tears

同人電子音楽界隈なら知らない人はいない、Diverse Systemのテクノコンピ、「AD:TECHNO4」に収録されている曲です。テクノとピアノという異色の組み合わせで、硬いビートとピアノの旋律、機械的なFXの音が独特の退廃SFチックな世界観を表現しているようで、ピアノの音とSF好きな自分にとても刺さりました。ラウンジ系のイベントや家でDJするときにもよくかけています。

KAS:ST - Hell On Earth

その名の通り、地獄みたいな雰囲気のハードテクノです。こういう陰鬱としたテクノが大好物です。


今後の展望について教えてください

トラックメイクもしており、wataruさん主宰のWaveform Laboratoryに所属させていただいています。僕自身のEPをリリースさせていただいたり、コンピに曲を投げたりしているので、是非聴いてほしいです!
これからもトランシーでダークなテクノを作っていきたいですし、クオリティや独創性をアップデートできるように心がけていこうと思っています。

WL-008

DJのほうでは、自分のストイックな軸・スタイルを曲げずに、パーティの力になれるようなプレイヤーを目指していきたいです。ありがたいことに、Technoのパーティのお誘いも増えてきたので、頑張っていきたいです。

また、2021年9月にオーガナイズパーティー”Heath”をローンチさせていただきました。こちらのほうでは、音で自分のやりたい世界観・スタイルを体現し、視覚演出にもこだわったパーティとしてやっていきたいと考えています。
第一回ではニネさんの協力のもと、MiRAiにていつものパブリックイメージと少し違う空間演出をやらせていただき、厳しい状況の中でもなんとかやれて良かったです。
昼と夜で会場を変え、演者の構成も工夫しながら、もっと面白いテクノパーティーにしていけたらなと思います。
そうはいっても、そのためには自分のプレイヤーとしての価値を上げることが最優先のような気もしますが(笑)。

Heathパーティフォト

Producer、DJ、オーガナイザーと肩書が増えていく中、それに恥じない存在でありたいです。これからもよろしくお願いします。



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