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コロナ後の世界には

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#社会契約

#6【国家の復権】

『コロナ後の世界には』何があってほしくて、どうすれば皆が楽しく暮らせるのか、一つずつ自分の望みを書いていきたいと思います。チームプレー。 コロナ禍のもたらした面白い現象の一つに、グローバル化への懐疑と国家の復権がある。国民は未曽有の災害を前に、自己努力の責任を放棄してことごとく救済を求めて社会と内閣に泣きついている。自由な国家間の往来は感染症拡大の元凶と指摘され忌避されているし、他国よりも如何に自国でワクチンを確保できるのかの競争が水面下で行なわれている。 自国民を対象に

#4【政府への信託を再構築する】

『コロナ後の世界には』何があってほしくて、どうすれば皆が楽しく暮らせるのか、一つずつ自分の望みを書いていきたいと思います。支え合うこと。 今回のコロナ騒動で大きく注目をされたことの一つに、「政府への批判」があろう。ここで取り上げ考察するのは、個々の政策への批判その中身ではなく、政府を批判するという行為そのものだ。例えばあなたは、コロナ対応をする政府に対して、どのような意見・感情を持っているだろうか。 政府へのその考えを批評したいわけではない。しかし、政府という存在の本質を