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親が出来ること、答えは出ないし正解もない

わかるのは後になってから

下の子が不登校になった
小学校5年の秋から
中学を卒業するまで

私自身も辛い経験をして
学校に行かなかったこともあるけど
それはあくまでも『登校拒否』

不登校では無かった

だからこそ
下の子の気持ちは分からなかったし
まともに寄りそえてなかったと思う

辛いなら行かなくてもいいと言った
続けて休むと行けなくなるとも言った
最終的には自分で休むと連絡しろって言った

何をしたら行くんだろう
何と言ったら意思表示するんだろう
悩んで泣いて怒鳴っての4年半だったな

原因がそれぞれだからこそ

下の子が学校へ行きたがらなくなった理由
今でもよく解らないけれど
転校して方言をからかわれたというのもあったと思う

転入出の少ない学校
そこへいきなり遠方からの転入生
人数の少ない学校あるあるなのかもしれない『全校生徒への挨拶』

そりゃしんどかったろう
特性持ちというのもあるけども
全校生徒の前で自己紹介しろはしんどかろうて

それでも彼は学校へは行きたいと言っていた
行きたいけど行けないって
毎朝それで怒鳴りあったわ、今日は行くの?行かないのっ!?て

5年の時の担任は頻繁に訪ねて来てくれた
小学校の校長先生、保健室の先生
チームを組んで対応して下さったことに今でも感謝してる

6年の時の担任は正直言うとハズレで
やっと行けた日に無理矢理教室へ入れようとしたり
休んでも訪ねてくることは殆ど無かった

中学の先生方も色々と良くして下さって
校長先生も『ゆっくりだ、ゆっくり!』と言って下さって
3年時の担任は『兄弟の様に接してみたいと思います』と言ってくれた

後々それが良かったと本人が言っていた
親身になってくれた3年時の担任にとても感謝してた
何が良くて何がダメなのかは、本当に解らない

だからこそ手あたり次第やってみるしかない
当時もそう思ったけれど
今はより強く思う

子供の人生は子供のもの

過日、某SNSで不登校に悩むお母さんの投稿を目にして
解る解ると思ったけれど特に返事とかはしなかった
私がしたこと言ったことがその子にとっていいとは限らない

正直私は良い親ではない
下手すれば毒親だと言われかねない(滝汗)
それでも一生懸命出来ることをやってきた

下の子は不登校の経験を経て
高校で一度くじけそうになりつつも
良い出会いがあったようで、しっかり卒業した

副担からの一言とか
クラスメイトからの一言とか
ネットで知り合った方からの一言とか

色々な人から貰った言葉
それが自分の人生の糧になったらしい
勿論詳しくは解んないけれど

会社の面接では不登校の経験を話して
特性持ちというハンデは若干あるけれど
彼は希望する企業に就職した

上の子の方がフワフワしてて不安だけど…
子供の人生は子供にしか歩めない
親が指定することも変わることもできない

犯罪など反社会的な方に行くのは全力で止めるとして
それこそ生まれた時に思った『元気だったらいい』
そういう気持ちで向き合えばいいのかなって、今なら思う

そりゃ親は不安よ
不登校のままニートになったらどーする?
この子の将来どうなんの?って、そりゃ思うわ

だけどこの子の人生この子のもの
くじけても失敗してもこの子のもの
人として間違った方へ行かない様には必須としても

子供としっかり向き合って
泣いて悩んで怒鳴って喧嘩して笑って拗ねて
その時の精一杯で体当たりして良いんだと思う

最中はホントに辛い
どうなるかは誰にも解らない
やってみるしかないんだよね


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