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【ポケカ初心者ガイド】マスボ級

2月も初週を終え、今のスタンダードレギュレーションも
始まって10日を過ぎました。
大会のデビュー戦は終わったでしょうか?
それともまだ準備を進めたいところでしょうか。

どちらにせよ勝負ごとにおいて時間の経過は多くの場合、
勝ちたい」という欲を高める魔力があるものです。

前回記事はあくまで大会参加をうながすもので、
勝負」に関わる部分は特に触れませんでした。
↓該当記事

この記事で一連の内容の一区切りとする予定のため、
最後に「強くなるための要素の一部」を示して
締めくくりたいと思います。

この先は人によってゴールの違う果てなき道になるため、
誰にでも通じやすい導入部分に重きを置いていきます。
それではどうぞ。


▷「デッキ」を強くする

ポケカは60枚という限られたカードを組み合わせて
「デッキ」を作りぶつけ合うゲームであり、
当然強くなる上で欠かせないのは「デッキの強さ」です。

まずはそちらから触れていきます。

①「シングルカード」を活用する

ここまでの初心者ガイドでは、デッキ商品を中心として
限られた中でシンプルなデッキ制作をしていました。

しかし、それでは使えるカードはポケカが誇る沢山の
カード達の中ではごくごく一部にとどまるものであり、
強くなるためにはより様々なカードが必要となります。

筆者としては、ここでパックはオススメしていません。

もちろん収集、パックを開ける楽しさは捨てがたく、
1つの遊びとして並行していただくのはよいのですが、
「強くなるためにパックを買わないといけない」
という考えについては間違いである、と断言します。

理由は多々ありますが1つは非常にシンプルなことで、
パックから役に立ついいカードが出る保証はない
からです。

強くなれるかどうかを運任せにしていては
いつまでたっても先が見えない、かもしれませんよね。
後はいつでも買えるものではない、のも大きいです。

そこで利用していただきたいのが、各種ショップでの
シングルカード」の確認と購入です。
いわゆる「中古カード」の市場にあたるものです。
※筆者がいるお店では基本扱っていません、申し訳ない。

古いカードから最新のカードまで、コレ!というものを
名指しで購入できる
のが強みであるのはもちろん、
結果的に費用も安く抑えられることが多いのも利点です。

特に古いカードは入手する手段自体が他にないため、
一定以上の強さを求めるならば必ずお世話になります。

下の安価な構築記事でもデッキ商品をベースに
あと少し足りないカードはシングルを前提にしており、
仮にこれを更にデッキ商品などから揃えようとすると
ある程度費用が上がってしまう計算になっています。

デメリットとしては副産物が一切ないことであり、
良くも悪くも余分なカードが集まらないため
デッキを完成に導く最後のピースとしてシングルを買う
のが最も妥当なやり方であるのを覚えておきましょう。

②「デッキに必要なカード」を理解する

シングルカードを積極的に利用できるようになれば
予算次第ながらも自由にデッキが作れるようになります。

となればやはり「何を買うべきか」が問題でしょう。

あくまで「今あるデッキを強くしていく」ことを
考えるならば、必要なカードはある程度絞れます。

1つは切り札と「相性のいい仲間」を探すことです。

先に例に上げた「ジュナイパーex」のデッキでは、
元々は無かった要素として「ナタネの活気」があります。

強い味方はポケモンとは限らず、トレーナーズなども
元々わざのエネルギーは少ない方ではあります

「ハンティングアロー」を使うためのエネルギーは2つ、
自分の番2回分のエネルギーを付ければ使えるわざで
元々それほど準備が大変というわけではありません。

それでもここに「ナタネの活気」を取り入れると、
0からでもいきなりわざの準備を出来るようになり、
相手に倒された後でもすぐに反撃ができる
など今までは出来なかったことも出来るように。

このように「エネルギーをより早く付ける」ことは特に
強さに繋がることが多い基本の戦略の1つです。

例えば公式サイトの「カード検索」機能を使って
使いたいエネルギーのタイプを入れて検索をかける
関係するカードが見つけやすいと思います。

「ポケモン」と「トレーナーズ」どちらも確認してみよう

2つ目は「汎用カード」を揃えることです。

有名なところでは「ボスの指令」、「ナンジャモ」などの
多くのデッキで使われている便利なカードたちです。

例えば「ボスの指令」を入れていれば、
最後の場面でバトル場のポケモンは倒せないけれど、
HPの低いポケモンをベンチから呼び出して倒せば
ずっと楽に勝てた!というシーンはよくあります。

もし「ナンジャモ」のようなカードを入れていないと、
相手の手札は勝負の中でどんどん増えて整う一方
気付いた頃には沢山の手札から好き放題にされるかも。

相手の手札を減らしてしまえるカードを上手く使って
相手がやろうとしていたことを無茶苦茶にしてしまうのは
大切な戦略の1つとなります。

知識がない内は「ポケカ 汎用カード」で調べてみたり、
実際に大会で勝ったデッキを調べることで
皆が使っているカードを探してみたりしましょう。

③有名なデッキをそのまま真似をする

もちろんこれも有効な手段の1つではあります。
デッキのほとんどのカードをシングルで買うことも。
強さの分、集めるのが大変かもしれないのは注意です。

お財布に余裕があること、本当に強くなりたいこと、
そうした条件があるのはもちろんなのですが何より、
使いこなすために練習できるかどうかが大切になります。

こういったデッキ選択をした人にありがちなのが、
デッキの使い方を分かっておらず勝てなくなることです。

強くて頭の良い人が自分用に作り上げたデッキ」を
形だけ真似をしたとしても、どう戦うかを知らないと
その真の力を発揮させることはできません

時に強いデッキをよく分からずに使うよりも、
慣れたデッキを深く練習した方が強いこともある

この点に気を付けて使うデッキを選びましょう。

デッキを強くする、基本中の基本のことですが
自分でやろうとするとこれがなかなか難しいものです。
だからこそ楽しいものでもあるので頑張りましょう。

▷「プレイヤー」として強くなる

先の話の中でも少し触れていましたが、
強くなるためには「自分自身」がプレイヤーとして、
ポケカで遊ぶことが上手くなる」必要もあります。

筆者もまだまだ道半ばではありますが、
脱初心者を目指す上で大事そうなことをピックアップ。

①知識は力

ここでは特に「より多くのカードを知っていること」を
1つの目標としてみましょう。

デッキを作るのにも「一番必要なカード」を見逃さない
知識はとても重要な力になりますし、
実際の対戦で相手が使うカードも、ひと目見た時に
「あのカードはあの特性やわざがあって…」
「それを使うってことは相性のいいあれもあるのかな?」

とイメージすることができればより戦いやすくなります。

相手が使うカードのことがよくわからないままだと、
いつ自分のポケモンがやられるのか予想できなかったり、
相手がされたくなかったことに気付けなかったり

色んな形で勝ちへのチャンスを逃してしまったりします。

知れば知るほど強くなれる、ポケカでも勉強は大事です。

②次にされることを予想してみる

これは知識がなければ難しいですが、できることなら
相手がこの先何をしてくるかが分かれば勝てそう
そんな気はしますよね。

いきなり全部を言い当てるのはさすがに無茶だとして、
ところで「手札から付けられるエネルギーは各番1枚」、
というルールはもう誰でも知っているでしょう。

ならば今いるポケモンの誰かにエネルギーを付けたとして
それでわざを使えるようになるか
どうかは場を見れば
予想の中では簡単に当てられる方です。

相手の場にジュナイパーexがいて、エネルギーはなし。
次の番で1枚エネルギーを付けてもわざは使えないな。

これがこの予想の第一歩のイメージです。

これだけではなくそこからもう一歩進んで

いや、「ナタネの活気」でいきなり2枚も付けられるから
もしかしたらわざを使えるようになるかも。

カードの知識と合わせて踏み込むのが第二歩といった所。

これは練習と共にステップアップさせていくことで、
慣れないうちは第一歩の部分までで構わないので
自分のことだけではなく、相手のことも見ながら
対戦をする練習をしてみましょう。

なんだか難しそうな話になってきましたが、
大事なポケモンがバトル場にいて、そのまま相手の番で
やられるのが分かっていたら「大変だ」って思うよね。
ということをイメージしてもらえれば分かりやすいかと。

例えば
自分の場に「モクロー」は1体だけしかいない。
次の番がきたらそのまま進化させたいけれど、
もしバトル場にいたら倒されるのかな?

①ここで油断をして倒されたら進化はできず、
モクローを新たに出すところからやり直し。
②危ないと気付いてベンチで待つのに成功すれば
進化が出来て反撃ができるかも。

こんな風にその後の運命を大きく変えることになります。

まだ知識がなくてよくわからない時は、
「そのポケモンのわざを見てもいいですか?」など、
気になることを相手に聞いて教えてもらいましょう。

※進化したらどうなるのとかは少し難しいと思います。
手札などは本来相手に見せてあげるものではないので…。
ここは勉強を活かすところになります。

▷終わりに

最後の区切りとするだけあって、対戦ゲームとして
頭を使う難しい部分が見えてきたかもしれません。

一般に各種カードゲームの設定上の対象年齢が
「9~10歳以上」とそれなりに高いのは、
こういった最終的な難しさが要因としてあります。
(ポケカのイベント自体は小学生以下までと広いですが)

とはいえそれも便宜上のもので、強い子は強いですし
求めるハードルがそこまで高くないなら気にしない、
というのも考え方の1つです。

強くなることは遊び方の1つでしかないので、
自分に合った付き合い方を忘れないようにしましょう。

その上で、やはり強くなりたいと思うのなら
この記事も長い道のりの始まりに過ぎません。
筆者が思うことをお伝えするだけでも
1つの記事ではそれほどの長さになることか。

言葉ではなく、実戦の中から学んでもらうことも
数え切れないほど存在することでしょう。

詰まる所、大事なのは続けることとありきたりな話です。

筆者の考え方はここに書いていないことも含めて、
じっくりゆっくり遊んで楽しむという向きが強いため
その方が肌に合うという方は参考にしていただければと。

今のところ特別大きな実績を持っている訳でもないので、
いっそ頑張れば追い越せそうな先輩プレイヤーくらいに
考えて、ぜひ先の景色も目指してみてください。

今日、プレイヤーのタマゴだった人達が来年、
シティリーグで予選通過、いやあるいは……。

そんなもしもの未来を楽しみにしています。

ひとまず【ポケカ初心者ガイド】としては以上です。
また個別に掘り下げる…、かもしれません。

それでは、また。

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