見出し画像

【ポケカ初心者ガイド】ハイボ級

一連のコンセプト記事も折り返し地点へ。
前回記事では少しデッキのレベルを上げて、
戦うデッキ」のきっかけを掴んでもらいました。
↓該当記事

自分ではまだ感じにくいかもしれませんが、
たとえ人気で強力なカードを揃えていなくとも
基礎の固まった整えられたデッキ」を作れた時点で
練習次第で十分に「戦える」状態になりつつあります。

もちろん、まずはここでゆっくり時間を使って
ポケカ慣れ」をするのは非常にいいことです。

とは言え、フリー対戦に頼るあまりに場合によっては
対戦機会自体が限られてしまうようでは本末転倒です。

そういう意味でも、個人的には早い段階から
ジムバトル」を始めとした大会イベントへと
目を向けることも強くオススメします。

その理由も含めて、本記事ではついに
競技シーン」へと話を進めていきたいと思います。

カジュアルに遊ぶ」ことも考えた上での内容ですので
よろしければご一読ください。


▷イベント参加を勧める理由

①確実に練習ができる

第一に、イベントをオススメするのは何と言っても
対戦ができる」、これに尽きます。

友だちが多く普段から対戦相手には困っていない、
という方にはこの魅力は伝わりづらいかもしれませんが
その上でも「より多くの相手と遊べる」ことのメリットは
なお計り知れません。

特にお子さんなどでありがちなケースとして、
お互いにコレ!というデッキ1つしか持たないばかりに、
繰り返される対戦がすぐにマンネリ化しがちです。

片方が連敗続きだと面白くもなくなりますし、
互いをライバル視しすぎるあまりにデッキの内容が
この友だちを倒すためのデッキ」へ偏りかねないのも
時としてあまり良くない傾向としてあり得ます。

そういった停滞を避ける意味でも、ある程度は
知らない、またはたまにしか会わない相手」と
定期的に対戦ができる環境をつくることは、
より深く、長く楽しんでいく上で非常に重要なことです。

「それはフリー対戦でもできるのでは?」と言われれば
理論上はそれでもできなくはないのですが、
「知らない誰かがデッキを持ってお店のスペースにいる」
という状況を引き当てて、かつ声を掛ける
というのは…
なかなかハードルが高そうですよね。

一般的に「お店にポケカをしにいく≒大会にいく」、
と言えるため、こちらもその形に沿ったほうが自然であり
大会であれば自動的に対戦機会が用意されるため
声掛けのハードルも無く、そこで交友のきっかけがあれば
続くフリー対戦へもよりスムーズ
に声がかけられます。

慣れないうちは和やかな雰囲気のお店があるとベスト。

②景品を見逃すなんてもったいない!

ちょっと現金な考え方になりますが、せっかく遊ぶなら
貰えるものは貰った方がお得なのは事実ですよね。

せっかく行われていた大会、参加枠さえあったのならば
出ていれば貰えた景品」は最低限あったわけです。

そんな期間が長く続けば続くほど、なんだか
もったいなかったなあ、という気がしてきませんか?

特にこの記事を書いている今、景品の観点からは
まさにピークとも言える時期の1つであるため
具体的にもご紹介しておきます。

何より「回数」が物を言うキャンペーン

こちらは「ファーストエントリーキャンペーン」。
SVシリーズ最初期にも似た形で行われていたもので、
とりあえず「出た回数」でおまけが貰える、というもの。

勝敗が関係ない」という初心者にとってマストの条件に
繰り返しもらうことも可能、複数店舗で並行も可、更に
貰えるものが競技的にちゃんと強いカードである、と
言う事無しの救済キャンペーンとなっています。

くれぐれも、一度貰ったら終わりではない、ので
思う存分便利なカードを貰っておきましょう。

次は「ジムバトル」などのイベントでもらえる
基本景品である「プロモカードパック」なのですが、
特に今現在配布されているものが肝となっており、

このバージョンで4枚集められると気持ちがいいかも?

現在多くのデッキにおいて基礎中の基礎をなす
ネストボール」が収録されています。

入手手段自体はとても多いカードなので今更かもですが、
デッキの数だけ欲しくなることが多いカードであり
なんだかんだで若干集めるのが手間であるため、
おまけ程度にチャンスが得られるのは大きいです。

こちらも参加賞があるため0にはならず、最後までいれば
一応じゃんけんでもチャンスが増えるため、
今後の別のパックも含めて集めていきましょう。

以上の大きく2点から、せっかくポケカをやっているなら
思い切ってイベントに出るといい、という話でした。

※これは保証はしかねるので後に書きますが、
ポケモンセンターから直々に、
プレイヤー限定の最新弾のBOX販売」が
行われているのは恐らく周知のことと思います。

最低限与えられるチャンスとして良い施策だと思いますが
条件が「公式イベントに出ているプレイヤー」のため、
データとして認識される上でも大きい、ということを
お伝えしておきます。
※きちんとアカウント登録をしてエントリーしましょう。

▷大会へ出る上で「フリー対戦」との違い

長い前置きとなりましたが、いよいよ大会の中身へ。
結局やることは当然「ポケカ対戦」であるため、
大事なのはそれまでの「フリー対戦」と何が違うのか。

まずはこれを心得ておくことで、勝ち負けはともかく
ポケカプレイヤーになる」第一歩としましょう。

一々実力のどうこうで相手を悪く言うような人は
滅多にいるものではありません。
悪質な相手がいたら普通に抗議してもいいです。
我々プレイヤーも「それは酷いぞ」と助けましょう。

①「レギュレーション」を確認して守ろう

主に行われる「ジムバトル」などのイベントはほぼ9割、
「スタンダード」という「レギュレーション」
行われています。

その内容は公式サイトから確認できるのですが、
簡単にいうと「ある程度新しいカードしか使えません」、
というもので、デッキ構築において気を付けるものです。

現在でいうと具体的な内容は、
最新版においてF,G,Hのマークが振られているカード
が使用できるカードとなっています。
カードの左下に白枠でアルファベットが記されています。

剣盾シリーズ最後の1年分と、SVシリーズのカード
主にこの対象となっています。

ありがちなミスとしては、剣盾シリーズ中盤までの
「D,E」に該当するカードを使ってしまうこと
で、
なまじ入手機会はなくもないために、確認していないと
デッキに入れてしまっているかもしれません。

一方で「最新版」とわざわざ付け加えたのは意味があり、
ポケカでは時折、以前存在していたカードが
改めて同じカードとして作り直されるケースがあります。

先ほどの「ネストボール」もそのいい例で、
以前は「A」マークでサンムーンシリーズでも
同じカードが存在していました。

こうしたカードは公式サイトでも名指しで
古いカードが使える特例」として記載されており、
どのバージョンを使うかは自由なので確認しましょう。

※ただし稀に「効果が少し変わっている」ことがあり、
それは「最新版」に統一されるので注意!
なので出来れば新しいものを使いましょう。
(例:「ポケモンキャッチャー」、昔はコイントス不要)

②適当はダメ!ていねいにプレイしよう

大人も子どもも関係なく、たまに見られるのが
最低限のコミュニケーションが取れていない」、
というケースです。

決して賑やかで社交的な態度を強制するものではなく
「自分が今何をしているのか」をハッキリ伝えよう
というのが「最低限のコミュニケーション」です。

良くない例として
黙って手札からサポートの「ネモ」を使います。
「ネモ」をすぐトラッシュに置き山札を引きます…。

たったこれだけの事でも喋らずにされると困ったもので、

①トラッシュは相手からは見えにくい

基本的に山札という「壁」がその手前にあるため、
急にトラッシュにカードを置かれるとよく見えません。

そのため相手はこれだと「何を使われたのか」が
分かっていないかもしれません。

②もしもの時に止めるタイミングがない

これは「こういうこともある」という話ですが、
例えば「ネモ」はサポートのカードであるため、
その番に別のサポートを既に使ってしまっていたのなら
本当は使えないカードだった
、ということになります。

もし対戦相手がそのことに気付いたのなら、
「ちょっと待って!」と言われることでしょう。

しかし、黙ってすぐに効果まで済ませてしまったことで
相手からすると注意して手を止めてもらうヒマが
無くなってしまいました。
審判がいる場合も同様です。

こうした形でトラブルの原因になるため、
最低でも「今から何を使うのか」は対戦相手に
ハッキリ正しく伝える必要があります。

友だち相手だと何となくでやっていませんでしたか?

手札から使うカード、ポケモンの特性、技などなど
相手に言葉で伝えることを忘れないようにしましょう。

細かなテクニックとして、特に手札から使うカードは
いきなりトラッシュに置かず、まず見やすい場所に置く
これを挟むことでより分かりやすく伝えられます。

よく使われるのはこの「ネモ」あたりの空きスペース

場のカードの効果を使う時には使うカードへ向けて
指差し確認などをすると良いでしょう。

③マナーよく、気持ちよく!

後は単純で、結局は基本マナーに気を付けましょう。

特別、ポケカ特有というほどのマナーはありませんが、
最初と最後は挨拶を交わすことは大事ですし、
負けそうだからと途中で雑になるのはよくありませんね。

また、お子さんだとこれが少し難しい問題ですが、
できるだけ余所見をせずに集中すること、というのは
抜けがちですがとても大切で基本的なマナーです。

自分の番が終わるたびに気持ちが途切れる、というのが
もっともありがちなパターンなのですが、
上記の「コミュニケーション」は相手の方もキチンと
見て、聞こうとしてくれて初めて成立することです。

せっかく相手がいい人でも、こちらの態度がそれを
台無しにしてしまわないよう、気を引き締めましょう。

念のために大事なことを付け加えると、
見ていなかったせいで相手にズルをされた
なんてことになったらそれはお互い様です。

イカサマは当然NGですが、なぜ気付けなかったのか、
という理由も無視できることではありません。

こればかりは根気がいるかもしれませんが、
人として成長できるいい機会でもありますので、
可能であればお子さん自身に努力してもらいましょう。

思えば「カードゲーム」の対象年齢が
若干高いのは、理解力はもちろんですが、この
精神的なスタミナ、というのもあるのかもしれません。

▷終わりに

当記事では「デッキの強さ」についてはあえて語らず、
イベントのメリットと参加への心構えに終始しました。

というのも、最初に述べた通り「整ったデッキ」を
用意できていれば、決して弱いわけではありません

大会であればあくまで、「もっとずっと強い人」が
そこにいたりする、というだけのことです。

デビューさえできたのなら後は時間の問題ですし、
ここで少し広い世界を見ることができたからこそ、
そこを、あるいは先を目指して強くなることも出来る

というものです。

まして、誰もがトップクラスに強くなるわけでもなく
いえ、時に才能が開花する子も割といるのですが、
ともあれ遊び方とそのゴールは人それぞれです。

そのためあまり難しく考える必要はないと思います。
やる気があるなら出てみればいい、話はその後で
くらいの気持ちで準備ができたら乗り込んでみましょう。

さて、次となると「マスボ級」が妥当でしょう。
そう考えるとシリーズを締めくくる記事となりそうです。

これはあくまで「初心者ガイド」ですので、
最後にお伝えしておくべきこととしては
今後自由にデッキを強くしていく方法」、
ではないかと想定しています。

そこまで辿り着いたとき、あなたは正真正銘
自分の力で考え、作り、戦うプレイヤー
そのステージには登れているはずです。

SVシリーズで考えてもあと約2年続くと思われますから、
もし長く遊ぶつもりなら、努力する時間も
その分楽しめる時間もたっぷり残されています。

それこそ大会デビューが終わった後で十分ですので、
一歩一歩強くなるための記事をご用意したいと思います。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?