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がん患者の外見サポート研修会に行ってきたぁ!

情熱大陸風に読んでね!

まだ自分ががんを作ってしまってるって知らなかった頃、ネイリストとして何かできる事ないかなぁと老人ホームにネイルのボランティアでも行こうかしら?とか色々思っていた時期があって…でもそんな頃にコロナ。
そしてそろそろそんな動きもできそうだなと思っていた所に、ネイルの師匠のお友達のネイリストさんがInstagramにがん患者さんへのネイルボランティアの情報をだしていた。
興味があったので車で1時間以上かかる場所だったけど、11月のとある日に見学に参加させてもらった。

そこで県主催の大学病院の看護士さんやがんサバイバーさん、がん患者さんの外見サポートに積極的に対応されている美容院経営者さんの話を聞くことができる研修会が3月にある事をしらされて申し込みもすぐにした。

で、そのあと自分のがん発覚。
手術する時はさすがに研修会受けられる状態にはまだなってないだろうなぁ、、、キャンセルしないとなぁと思っていたけれど、結局、胃の全摘出もなくなり抗がん剤以外は普通に過ごせる生活をしていたのでこれも何かの縁だと思って、普通のネイリストとして参加した。
ある意味、がん患者として覆面調査的な感覚もあったかもしれない。現場の人たちってどういう気持ちでいるのかな?って。
あと、今の私の夢は、がんサバイバーとして全国に講演会とかでがん患者さんに希望を与える事がしたいと思っているのでこういうコネクションを今から持てるのはいいなと思った。

で、当日。
てっきり座学と思っていたら、すごく楽しいグループワークだった。最初知らない人たちばかりの中に自分座席も割り振られていて、テーブルが10テーブルほどあり1グループ4〜5人着席するような感じだった。
主催者からSNSにアップしないでくださいという説明があったので詳細はお伝えできないのですが…(なんでだろう??いまだに不思議。ファシリテーターさんとか美容業界の人、看護師さんなど皆が業界を超えた繋がりがもっと広く強くなるにはどうしたらいいだろうって課題にあげてる人が多いようだったからSNSにこういう研修会に参加したよってあげるのは悪くない事だと思うのだけど…)

グループワークだったおかげで初対面の人たちともざっくばらんに話ができたし、後から知ったけれど主催者さんの計らいで私のグループは近い距離の人たちで集められていた。だから、最初に見学にいったボランティアは車で1時間以上かかる場所だったし継続するのが厳しそうだなと感じていたから、そのグループのファシリテーターさんも比較的近い病院の担当者さんで、私だけでなく美容師さんもその病院で何ヶ月かに一回でも外見サポートのボランティア活動ができるといいねという話で盛り上がった。

まだ全然がん治療中だけど、すでに治ってからの事が色々進んでいってるのが、なんだか後押しされてるみたいで嬉しい。
きっと私のがんはそのために出来たんだなって思った。
前のように仕事しながらそんな話が進んでいってたら、もうがむしゃらすぎて自分を返り見る事もないままだったと思う。
だから、今こういう穏やかにゆっくり過ごす自分を許せている中でこんな経験ができた事はホントがんのおかげだなと思う。

サンキューがんちゃん!……
うーん、がんこ ちゃん?
ストマックん?
がんのすけ?
キャンサーちゃん?

どうもしっくりこんなぁ。

やっぱり一周回ってがんちゃんか?
(どうでもいいですよ。by だいたひかる)

この研修会、ホント参加して良かったと思うのは、司会進行の方もとっても上手に創意工夫がされていて、さすが県庁!って思った。(夫はそういうのに参加した経験あって、あぁあれ?みたいな反応でチッキショー!(byコウメ太夫)ってなんだか悔しかったけど)テーブルにそれぞれ1つヒヨコちゃんの人形が置かれていて、「最初に話す人はヒヨコちゃんと目が合ってる人から初めてください」とか「1番髪が長い人から話してください」とか、なんだか1番に話し始めていいの?ってなっちゃう日本人気質にピッタリのやり方で進めてくれたり、ワールドカフェという手法でテーブル移動して色んな人とまぜこぜになって話したり。座学なんかよりよっぽど楽しく学べる場所だった。
その時に一度だけがんサバイバーの人とも一緒のテーブルにつく事があって、その方が「企業で講演した時に、社員を大事にする社長さんからどうしたらいい?って聞かれた時にがんであっても基本的に元気だけど治療すると不健康になってしまって元の生活に戻る時間もその人それぞれです。だから待てるなら待ってあげてほしい」という話をしたと話された。 
『先輩!めっちゃその気持ちわかりますぅ』
と心の中で勝手に先輩呼ばわりして共感してた(笑)治療で病人なるんだよねぇ。激しく同意!!
そして、他のネイリストさん(私より10歳くらい上っぽいこれまた先輩って感じの方)が、「これからどういう風にしていきたいか」というテーマ(うっすらの記憶だけど)で、「この場に食べ物の生産者さんとかレストランの経営者さんはいらっしゃらないですよね?食が人をつくるからそうい人もいた方がいいんじゃかいかな?」って言っていて、これまた『わかってるやん!!そうそう食大事!!』って心の中でバシバシ背中たたいて同意した。(先輩相手なのになぜか偉そう。がんになった事がない人へ無意識にマウントとってる!?我ながらヤバい思考回路やな。中二病か!?)

そんなこんなで色んな縁とかで私の中のガンが無くなってからのコネクションが既に出来てきている。きっと今の私の考えは間違ってない。大丈夫。
たくさんの人にガンで闘病しなくていいんだよ。頑張りすぎたらガンになったんだよ!って伝えて楽しく自分を脱皮してほしいって思う。そのために私はがんサバイバーになる!!(ワンピースのルフィになりきって読んでね!)

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