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成長速度がおかしい…

 時は流れ、月夜が幼稚園に通う年になった。月夜は早生まれだから4歳から入園なのだが、周りの子と比べると身長は小さめでも頭脳は大人並みとアンバランスなお子様になった。
 よくTVでも芸能人が「うちの子は天才だ」と親バカを発揮しているのを観て、そんなわけないだろ~とTVに向かって突っ込みを入れていた俺だが。

「うちの子は天才だ!と言うセリフはうちの子にあるようなもの。」と早速親バカを発揮してしまった俺何気に恥ずかしい?

 子供の頭は スポンジだとよく例えられるけど ほんっとそれな‼ 吸収率がエグイのなんの。TVの情報にしても本からの情報にしても、白夜や暁、月読の会話からも何かしらの情報を得て頭の中の引き出しにびっしり詰まってるのではないかと言うくらい色々記憶したり応用したり ほんっと凄まじいのだ。
 これを天才と言わずなんといえば良いのか父親である俺にも解らないところである。
 最近の子ってこんな感じ?と思わせられるくらい(笑)

 だからなのか、月読とも相談してインターナショナルスクールの中にある幼稚園に通わせることにしたのだが。月夜が生まれてからは出来るだけ日本語で会話しているが、皆英語で会話することが可能な家族である。皆それぞれ、留学などの経験があり俺や月読は仕事柄海外の人たちとの交流が多いせいか 英語は幼いころから習って居た。
 日常会話程度なら普通に出来るようにと、両親の教育方針であった。

 高天原は建設業を生業としているが、海外の教会の修繕等にも手を貸している分、英会話は必須項目である。
 勿論、日本語しか出来ない社員も多くいるが、彼らには国内の仕事を主にやってもらっているのでなんら問題はない。

 妻の月読も小さい頃からの英才教育の末、日常会話程度の英語はお手の物。なんなら、土ドイツ語。フランス語。中国語と中々言語は達者である。
 妻の旧姓は、六合と言い ジュエリー界隈では有名な会社で〖株式会社 RIKUGO〗と言えば右に出るものはない大手のジュエリーショップである。
 各国に取引先を持ち、多種多様な宝石を扱う会社である。

 ジュエリー業界はよく倒産が多いとよく聞くが、ほんと細い線の上をどう歩くか。皆切磋琢磨しているようだ。
 各国に宝石の買い付け先や加工工場を安定で持ち続けられるRIKUGO程強いジュエリーの会社は無いだろう。

 追々 六合のお義父さんやお義母さんにも月夜を連れて会いに行かないとな。


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