見出し画像

人生の始まり(薫 編)+登場人物②

 
 「カヲル様 貴方は本来地球に生れる予定では無かったのに私の不手際でスーゲ王国の国王の息子に生れる予定でしたのに。本当に申し訳ありませんでした。」
 そう女神が教えてくれた。スーゲ王国が信仰する女神 ビッチカルーリシ様。美人である、お尻も大きく エロい。
 オレが本来生まれる予定だったスーゲ王国の信仰女神ビッチカルーリシ様。お尻がたまらんくらい好みだ。
 なんてこんな事言ってるから(;´・ω・)いつも白い目で見られてたオレ。だって仕方ないだろ?プリケツが大好きなんだ。
 地球に居たころから デカいケツが大好きなオレは、歴代彼女は全てプリケツだった。
 そんな俺も本来の所に生れることが出来るのか。見た目金髪緑目の不自然な見た目だったのが、やっと周りも同じ親兄弟に囲まれるのかと思うと 少し安堵する自分が居てびっくりする。「そうか、地球で無理してたのかもなぁ~」

 元の時間軸に戻しての誕生になっております。記憶は残しますか?それとも消去して新しく生まれますか?と言う問いかけに、「勿論、記憶残しでお願いします。」
 記憶を残しての誕生だから一応3歳の何かの切っ掛けで思い出す方向性でお願いします。と流石に恥ずかしいと思ったので付け加えての誕生にしてもらったのは言うまでもない。生まれた途端ゲヘゲヘもしたくない。

ビィ歴0808年 白の季節 8の日。
 空から女神の涙と呼ばれる 雪の降る季節にスーゲ王国の王族に第二王子誕生の知らせ
 スーゲ王国国王に第二子が誕生。第二妃のワール様。歳の離れた国王クサーデインとの間に出来た可愛い王子。第一王妃様のフーリン様が第一王子ナルシ―様とアクレイ様を産まれてから4年目の白の季節に第二王子が誕生した。第二王妃のワールの待望の第一子である。
 国王クサーデイン様も私との間に出来た我が子にメロメロである。
 第一王女様も第一王子様も生まれた時から美人だったが、我が子も負けては居ないと言うくらい美人に生れた。これは将来モテモテになるのでは?と 生まれたばかりの我が子を見ながら妄想するくらいに。
 
 すくすくと育って行く我が子と一緒に学びながら年月はゆるゆるとではあるが進んで3年の年月が経とうとしていた。そんな折り 一つの出来事が。
 1人でスタスタと歩く年頃になり 乳母に預けつつ己が仕事をしていると 執務室のドアにノック音が「コンコン・・・」「はぁ~い?」と返事をしてから執事がドアを開けた瞬間。カオールンがコロコロっと転げて来て焦って駆け寄ったのだけど おでこをぶつけたのか赤くなってしまっていた。

 あまりの可愛さに笑ってしまいそうになったが ここはグッとこらえ。「大丈夫?」と聞けば
 何やら様子が少しおかしい。涙を流さず 私の顔を見て何やら「フンスフンス」と鼻息荒くしているではないか。打ち所が悪かったのかと思い 国王お抱え医師に診てもらうよう手配をして、少しの休憩と思いティータイムに入る私と息子。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

設定:登場人物② 
ビィ歴 
  スーゲ王国 (信仰女神:ビッチカルーリシ様)
 国王 クーサデイン・スブートン・ゲース  
 第二王妃 ワール・イジーガ・ゲース    
 第二皇子 カオールン・ゲーハ・ゲース 

 第一王妃 フーリン・シリガル・ゲース
 第一王子 ナルシー・スキミラー・ゲース
 第一王女 アクレイ・ジョー・ゲース

 スーゲ王国の周りの時間の流れ
 白の季節(冬。日本の12月~3月頃)
 緑の季節(春。日本の4月~6月頃)
 青の季節(夏。日本の7月~9月頃)
 赤の季節(秋。日本の10月~11月頃)
 白の季節は約4か月ある。1か月30日周期で4回の30日を超えると
 緑の季節と呼ばれるピンクの花が咲く頃になる。

 1年360日と少し短めだがこれがスーゲの時間。
 1日24時間と変わらずではある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?