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IDEA CRAFTERs に参加して

自己紹介&概要

 初めましての方は初めまして、以前から他の定期でお世話になっておられる方はようこそおいでくださいました。
 今回はNo.295 サーディク=ウマル・ガリーヴとしてreifier様方の製作された『IDEA CRAFTERs』に参加してまいりました。こちらの定期ゲームではアルケーと名乗るひとりの人物から、とある星の復興を手助けしてほしいと頼まれる場面からスタートします。そこでプレイヤーはひとりの復興者として、何かの理由で失われてしまった技術のもととなるレシピを作成していくことになります。
 今回は、今回こそはのんびり遊んで楽しむか〜〜〜と考えていたのですが、毎度のごとく「どうしてこうなった???」な状況を迎えていましたが後述。
 それにしてもここまでクラフトすることが楽しいとは思わず大変のめりこむゲームとなってしまったことに驚きつつ、感想を綴っていこうと思います。

IDEA CRAFTERsのシステム

 今作のゲームはまずRP部分とゲーム部分に分かれています。戦闘に関することは一切ないため、定期ゲー初心者には参加しやすいゲームだったかと思われます。なおゲーム内部ではマップが存在しており初期開放されてる4マップに付け加えて、時間とともに開放されてくマップが12ありました。
 なおこの開放されるマップはそのままではプレイヤーは入ることができません。マップにはそれぞれ「○○の要素(複数)を○○以上もったアイテム」が必要となっており、このマップ開放アイテムを作成することがプレイヤーの第一目標となっておりました。
 今回のゲームの肝と言えるのがアイテム作成。ゲームにおいてはレシピを作成するを選ぶことで、手持ちのアイテムを素材として、新しいアイテムを作り出すことができます。新しいアイテムには素材にしたアイテムによって様々な要素をもったアイテムを独自に作ることができます
 マップが合計で16、そして独自にアイテムが作れる、の2点から気づいた方もおられるかもしれません。今回の『IDEA CRAFTERs』、以前に私が参加した『Colorful OneRoom』と同じ作者さんであるヒサギさんが製作に加わっております。ですので、作成した独自アイテムにはRPのフックにもできる「アイテムアクション」を設定することができ、それを用いることでRP部分における幅が大きく広げることができました。
 例えば新規アイテムとして「ダーツゲーム」を作った際にアイテムアクションとして「{PC名}はダーツを飛ばした!{1D100}」といったお遊びが容易にできます。
 ほかにもマップを移動した際の「移動ログ」や、マップでアイテムを取得するための「探索ログ」、新規アイテムを作成したときの「製作ログ」とプレイヤーがRPをするのに役立てられる「行動ログ」が非常に豊富でした。
 なのでまずプレイヤーは自らのキャラをどこかのマップへと移動させたのち、複数存在する探索方法によって素材となる様々なアイテムを取得、そして素材となるアイテムを好きな数、好きな種類組み合わせて自分だけのオリジナルレシピを作っていくこととなります。
 最終目的として「ゲーム終盤で開催される展覧会にて製作したオリジナルアイテムをひとつ出品する」がありました。しかしこれも強制ではなく出すも出さないも自由であり、ゲーム全体として非常にほのぼのとした仕組みとなっていました。

参加した感想について

 今回参加させたキャラクターについては別途、書く予定ですのでここでは詳細は割愛いたします。
 復興者として招かれるとなるのであれば、ある程度は何かしらの技術と知識に精通していたほうがRPや製作に支障がないだろうと思い、好み性癖をこれでもかとブチ込みました。具体的な部分は置いといて「職人気質で荒々しい振る舞いをするものの、打ち解ければ面倒見がいい褐色眼帯義体エルフ」といった属性をてんこ盛りにしたキャラクターを投げ込みました。年齢設定も102歳とすれば長年の知識をもった人物として違和感がありませんし、技術に長けていることへの説得力が増します。そんな職人キャラを動かしてのんびり遊んでようと思って、いたんです(過去形)。気づいたら製作沼にだだハマりですよ、ええ。
 上述しているシステム面での説明でうっすら察してる方々もいたかもしれませんが、このようなクラフト系もしくはアトリエ系と呼称されるゲームは一度ハマると抜け出せなくなる魅力があります。当然『IDEA CRAFTERs』も例外ではなく、豊富に用意されているアイテムと公式レシピ、そこから生み出せる独自レシピといった部分が参加プレイヤーの少年心を痛く刺激してしまった結果、ゲーム終了時には参加プレイヤー710名に対して22,000以上(公式含む)ものレシピが生み出されることとなりました。
 そうですね、私も気づいたらオリジナルレシピを、おそらく50以上は作っていたことと思います。ゲーム終了時にはアイテム作成ページが開けれない状態だったので、自分がどれだけオリジナルレシピを作ったかは確認できなかったので推測になりますが、相当熱中していたことがうかがえると思います。
 じゃあその分RPはおざなりになっていたのか、と言われるとNO。むしろオリジナルアイテムに付けられるアイテムアクションで色々な遊び方ができてしまったため、それを用いてボケたりツッコミをしたりとRPの幅が広がりすぎて歯止めが利かない状態になっていました。
 さらには「他人の依頼を受けてアイテムを作成する」といったことも可能であるため、そういったRPをしているうちにどんどんと「アレも作りたい、コレも作りたい」といった欲求が次から次へと湧いてくるわけで。気づけば想像以上にRPと製作にのめり込んで遊んでしまっていました。
 ほかにも「自分が作成したオリジナルアイテムをもとにして、他人がオリジナルアイテムを作成する」というのを見るとやはり嬉しいもので、そういう喜びが欲しくて色々と使い勝手のいい中間素材的なアイテムを作成する楽しさもありました。
 だからこそ楽しい、楽しすぎてもっと遊んでいたかったというのが『IDEA CRAFTERs』を遊んだ一番の感想でして、これがたったの2週間程度しか遊べないことが惜しくてたまらない気持ちでいました。

終わりに

 これだけ楽しいゲームではありましたが、不満がないわけではありません。RPだけに限って言うのであれば、キャラクターの発言が上下スクロールで見ていく一本のラインだけとなっており、大量の発言を見返したりするには不向きでありました。
 初期は解放マップが少ないためキャラクターが集中しやすく、結果として発言が流れやすい事態が少なくありませんでした。さらには行動ログを連続して投稿するキャラクターもいたため、余計に発言が見えづらいことがあったりもして不便さが目立った印象です。解放マップが増えた後半も、キャラクターが多く集うマップとそうでないマップとなり、より発言の追いにくさで困ったときもありました。
 逆に言ってしまえばそれ以外での不満点がほとんどないぐらいにUIは使いやすく設計されており、特に一番良い点として「ゲーム内部で情報が完結している」点でした。これは昨今は珍しくない攻略wikiが不要となるほどに、ゲーム内部で詳細なアイテム情報を知ることができたことです。例えば「このアイテムはどこでどれだけ取れるのか」「このアイテムにはこの要素がこれだけ含まれてる」「エリア解放アイテムの条件はこうです」といった具合に、公式サイト内部で必要な情報が全て閲覧可能でした。おかげでプレイヤーはいちいち外部サイトを見に行く必要がなく、自身のアイテム製作に没頭する時間を取れたのです。
 さらには画像アップロードは全て公式サイトで引き受けている点。これまでの定期ゲームでは「外部の画像アップサイトを経由してキャラクター画像を登録する」ということが多く、言ってしまえば慣れていないプレイヤーにはハードルの高い仕様でした。そこをとっぱらって画像さえ用意できてしまえば遊びやすかったのは好感がとても持てます。
 そしてキャラクターの発言において文字数制限がなく、同時にアップできる画像も制限なく上げて大きな一枚絵が作れるのもRPに熱中するプレイヤーとして嬉しいところでもありました。
 この辺りの心遣いや気遣いがサイト各所にあらわれており、プレイヤーをストレスのない状況で遊ばせて楽しんでもらおうとする製作スタッフさんたちの気持ちがとても現れていたかと思います。

 それだけに!それだけに2週間ちょっとしか遊べないのは残念です!いや最初から短期として公開されていたのですからわかってはいました、だからこそここまでのユーザーフレンドリーな仕様かつ遊びやすさと楽しさに溢れたゲームは昨今なかっただけに、非常に惜しい気持ちでゲームを終えることとなりました。
 なので製作後記にて2期についても前向きに検討されていることを知って、非常に喜ばしい気持ちとなっております。是非とも次回を楽しみに待っていようと思っています。といったところで今回の締めとさせていただきます。
 

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