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漢字が定着しないインターの子どもたち

こんにちは。
今回はインターの子どもたちの漢字定着難についてです。

私は日本の学校で教員をしたことがありません。したがって、日本の学校に通う子たちの漢字力がわかりません。いろんなレベルの子がいるでしょうし、漢字が苦手な子もたくさんいることと思います。

しかし、日本の学校は他教科でも日本語を使用していますよね。国語の時間以外で漢字を読み書きする機会があります。

一方、インターの子たちは学校生活では日本語の授業でしか漢字を使いません。さらに、日本語授業で常に漢字学習やライティングやリーディングをするわけではありません。漢字に触れる時間がかなり限られています。

日本の教育を受けた私も、漢字は難しいと思うのです。インターの子どもたちにとっては尚更です。漢字力が低い子が多いのです!

今の漢字ドリルは、漢字アプリ用QRコードがついていて、ドリルだけではなくデジタルでも漢字が学べます。そしてこれが、そこらへんの無料漢字アプリと違い、高クオリティ!漢字ドリル(使用教科書に応じた漢字学習順序)と同じ順番で進出漢字が学習できますし、書き順を動画で説明してくれます。どこに気をつけて書けばいいかの音声も入っていますし、採点もしてくれます。しかも厳しめに!!単元ごとの書きのテストもできます。

漢字練習の時間を設けると、ほとんどの子がドリルではなくデジタルの方を選びます。
「やった〜はなまるもらえたー!」
「100点取れたー!」と嬉しそう。

それなのに、いざテストすると書けない。

「めっちゃ勉強してきたから絶対100点取れる!」
という子も、テストはできても、他で使えない。漢字テストのための漢字、になってしまっています。何か文章を書いてもらった時はひらがなだらけ。

テストのための漢字、一時的な漢字力、ではなく、
応用力、実践力、長期的な漢字力をどうしたらつけられるか、が私の日本語教員としての課題です。

しかし、このようにお考えの保護者もいらっしゃいます。
「漢字は読めればいい」
確かに、デジタル社会になり、書く機会はかなり減りました。今書いているこのnote記事も予測変換で漢字が出てきます。

それでは「漢字は書けなくても読めればいいのか?」

これについては後日書こうと思います。読んでいただきありがとうございました!