緊急事態宣言 解除決定

いよいよ本日、首都圏エリアの緊急事態宣言が解除されることが決定した。

宣言解除となっても、暫くはいろいろな制限下で生活することになるだろう。けどテレワークの日はおそらく減るんだろうな。Covid-19前と同じ状態には戻らない、と世の中的に言われているけど同じ状況に戻りたがるのが人の常。あっという間に満員電車は復活するのだろうな。しかし全てが終わったわけではない。それを念頭に置いて生活しなければ。

「もとに戻ってほしくないこと」を考えてみた。
真っ先に思ったことは、平日に朝の散歩ができなくなってしまうことが悲しいなということ。毎日農道を歩いていると、植物を通して季節の移り変わりを肌で感じることができた。部屋で仕事をしていると、例年より沢山の種類の鳥の鳴き声が聞こえてきた。鳥の鳴き声もまた季節とともに移り変わる。こういう事を肌で感じられたという幸せは、週末に山など自然の中に行って感じる一時の喜びとはまた違って、生命体としての喜びのとでも言えばいいのか、なんとも特別なものだった。こういうことを感じる時間をもてる、ということがそもそも幸せなのかもしれないなぁ。
電車の混み具合ももとに戻ってほしくないこと。だけど首都圏では自粛期間中も路線によっては混んでいたようだし、あっという間に人出が戻るのだろうな。私が使用している路線は、自粛期間中は通常の3割位な感じの密加減で、毎日これくらいの密度ならいいのになと本気で思った。この密度の心地よさ、どこかに似ていると思ったら福井駅周辺の密度だった。かつて仕事の都合で2週間ほど福井駅近くのホテルに滞在したとき、人の密度に心地よさを感じたのだった。

自粛期間中に、都心に行きたいと思ったことが一度もなく、今だって解除になったからと言って行きたい場所は特にない。これは首都圏を離れたいと思っている私には良い発見だった。都内に行けないことで、特に不便もしていない。

私は幸いにも派遣ではあるが切られることなくテレワークをしながら働き続けることができたので、自粛期間中もそれなりに忙しく働いており、時間的な余裕はといえば普段とさほど変わりなかった。こんな事を言うのは不謹慎であるとは思うけど人生でそうそうこんなに自由な時間を持つことはできないので時間が有り余ってるーと言っている人たちを少し羨ましいと思ってしまった。そんな思いがあったせいか、私も負けじと限られた時間をフル活用した結果、少し時間がうまく使えるようになったような気がする。まだまだ読みたい本もたくさんあるし、学びたいこともたくさんある。この忙しい生活も変わらず続けていきたい。こうしてよりよい未来を導くのだ、という思いとともに。

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