見出し画像

人生で初めてブーケを束ねた話

先日、花屋のワークショップにて初めて自分で花を束ねた。花に魅せられ、生活に花を取り入れていくうちに、花の虜になってしまった。そんな25歳男性が、ここにきて花を束ねる。実に面白い!!!

生まれてこのかたワークショップなるものに参加したことがなかったので、そもそもワークショップとは何なのかすらよく分かっていない状態で挑んだのだが、フローリストが親切丁寧に、手取り足取り花の束ね方を教えてくれた。花を愛する人に悪い人はいないのかも。

今回のワークショップは、使う花があらかじめ決められていて、そこに好きな花を2本ほど足してブーケにするというものだった。最初は「花選べないんだ」なんて思ったが、これ、いま思うと、花選びから素人がやってたら、まともな形にならなかったと思う。それくらい花を束ねるのは難しいと感じた。

ブーケの束ね方の基本は『スパイラルブーケ』といって全世界共通らしい。なんだかすごい感じがする。こういう芸術的なものって、いろんな流派に分かれてたりしそうなものだが、「やっぱりこの束ね方が1番美しいよね」ってなってるんだろうな。なんかいい。

『スパイラルブーケ』は、花の茎がすべて同じ方向に螺旋を描くように束ねる方法で、束ねるポイントが持ちやすかったり、茎を傷つけにくかったり、茎同士が安定して組み合わさりやすかったり、なによりブーケが綺麗なふんわりとした丸い形にまとまりやすいというメリットがあるらしい。『スパイラルブーケ』すごい。

中心になる花を1本、左手に持つところから始まり、右手で1本づつ次の花を足していって束ねていくのだが…

ばりばりムズい

まず、持ち方が難しい。強く持ちすぎても、弱く持ちすぎてもよくない。茎の上のほうを持ってしまうとブーケがギュッと縮こまるし、下のほうすぎてもバラバラになってしまう。さらには、螺旋のルールを崩さないように、花を束ねる方向を間違ってはいけない。僕のイメージだと、大きく分けて、右奥右手前左手前左奥の4パートそれぞれで、花の束ね方が違う。これがまた頭が混乱する!とても3Dな処理が必要な作業だ。それでも回数を重ねてやっていくうちに、なんとなく分かってくる部分もあって、フローリストがたくさん褒めてくれるものだから、とても楽しかった。

花を足しては持ち直して、全体をいろんな角度から見てバランスを調整して、その花の美しさを引き出す。そうして左手に花束が出来上がっていく。楽しくて嬉しかった。

花はこれからも、もっと関わりたいし、ずっと続けたい。見つけた!って感じがしている。

新しくて、いい一歩目が踏み出せた。💐

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?