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あの頃の記憶の記録

あの頃の話を思い出したので記録しておこう。

あの頃、中3の教室では、輪ゴムが飛び交ったり、ピンポン球が飛び交ったり、牛乳が飛び交ったり、テーブルクロスが飛び交ったり、人が飛び交ったりしていた。

何をしていたんだろう。

それと教室のCDプレーヤーから湘南乃風が爆音で流れていた。朝から。

そういえば、上靴も飛んでいたし、靴下も飛んでいた。さすがにロケット花火は外で飛ばした。自転車に乗りながら。

なぜ全開にした窓を背に、僕らは筆箱を投げあっていたのだろう。筆箱は窓から空を飛んだし、先生の頭をかすめもした。

そういえば、ぞうきんも空を飛んでいたね。
縦回転で。

全力で振り下ろされた手から放たれたチョークが黒板に直撃して、まるで花火のように砕け散ることも日常茶飯事だった。

そして掃除は誰もしなかった。

改造されたボールペンから放たれた矢のような芯は天井に突き刺さっていたし、授業中は定規がビンビン鳴っていた。

そして鏡で太陽光を反射させて人を眩しくさせる人がいた。

英語の授業で、歌をうたう時には、教室の窓を開けて廊下に向かって叫んでいるやつがいた。

掃除は教室掃除以外のやつはだいたいサボっていた。僕は人気の外掃を勝ち取りボロボロの箒で松葉を掃いていた。掃いていたというか散らかしていた。

机には先代から刻まれ受け継がれてきた穴があるよね。僕もほじった。

これ永遠に出てくるやつだな。
まぁだいたいそんな感じだ。

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