【クラウドカメラNo.1】セーフィーって実際どうなの?

こんにちは。ジ・Oです。
5Gや働き方改革などで、今後さらに注目されるであろうクラウドカメラ。
その中で現在売り上げNo1で急速に成長しているのが「セーフィー」です。
私はそんなセーフィーを利用してもう3年くらいになります。このnoteでは、そんなセーフィーのいい所や悪い所、取り扱っているカメラについてまとめていきたいと思います。

1.セーフィーのカメラのいいところ

①とにかく画質がきれいで動きがなめらか

まず一つ目はこれです。とにかく画質がきれいで、動きがなめらかです。

上の動画を見てわかる通り。まるでビデオカメラで撮っているかのような画質のきれいさ、動きのなめらかさです。
こうやって書くと、

「たまたまきれいに撮れているやつをyoutubeにあげているだけでしょ?」

と思われるかもしれません。
しかし、セーフィーのカメラは常時HD画質でフレームレート30fps。
そのため回線が込み合う時間帯でもなめらかな動画を確認できます。

※フレームレート…動画は連続した写真をすばやくコマ送りにしていますが、フレームレートとは1秒間に何コマの写真をコマ送りしたかの単位です
テレビ番組などは30fpsで作られています。

セーフィーの方に聞いたところ、他社のカメラと比較してもセーフィーは動画のファイルの重さをあり得ないくらい圧縮しているため実現可能とのこと。これだけでも十分セーフィーはすごいと思います。

ちなみにセーフィーでは無料でデモ画面を公開しています。
気になる方は是非チェックしてみてください。

https://safie.link/app/demo/devices/camera

②録画プランが豊富で安い&無線wifi費用は鼻血が出るほど安い

セーフィーの二つ目の強みが録画費用とWifiルーターの安さです。

画像1

こちらがセーフィーの録画プランの一覧です。
非常に豊富なのがわかりますが

「7日で1200円で、1か月2000円って安いの?」

と思われますよね。ではこちらをご覧ください。

キャプチャ

こちらはフリービット株式会社が提供しているクラウドカメラの料金です。

「ん?30日間で1800円?セーフィーより安いじゃん」

って思われますよね。
でもこれ「HD画質/5fps」なんです。セーフィーのほうが6倍も動きがなめらかなのに、ランニングは月々200円しか変わらないんです。実際以前使っていたカメラが5fpsだったのですが、「ザ・監視カメラ」って感じで、動きがめちゃくちゃカクカクしていて視聴に堪えませんでした。

それだけではありません。
セーフィーはネット環境がないところでも撮影ができるように無線wifiを提供しているのですが、こちらが上り無制限で3000円(税別)というあり得ない安さです。

私もセーフィー以外にいい会社がないかと探しましたが、結局この上り無制限で3000円という価格より安い所はありませんでした。(最低でも5000円はしますね…。)

③WEBアプリが操作しやすい

セーフィーは画質が良くて安いだけでなく、とにかく使いやすいです。

・過去の映像も簡単に確認できる。
カメラの視聴ソフトウェアでよくあるのは

「ライブ映像はこのソフトで。」
「ただ録画映像は別のアプリを立ち上げて…」

みたいに複数のソフトを立ち上げる必要があったりするのですが、セーフィーは一つWEBアプリで視聴から録画映像まですべて直感的な操作で確認できます。

画像3

また動体検知と音声検知機能があるため異常があった録画映像まですぐに巻き戻すことが可能です。

・ダッシュボード機能

この機能ができたことで、本当にセーフィーは使いやすくなりました。以前のセーフィーのWEBアプリは30fpsの映像を確認するためには一つのカメラ映像を選択するしかありませんでした。
その時にずっと

「複数のカメラ映像を確認できるようにしてほしい。」

と要望をセーフィーに要望を出していました。
そして、一昨年くらいにWEBアプリがアップデートされ、機能は私の想像を超えていました。
一般的なクラウドカメラの視聴画面は「2分割」「4分割」「6分割」みたいに決まった画面設定の中でしか映像を見ることができません。

しかしこのダッシュボード機能を使えば、自由に視聴画面を編集可能なのです。

キャプチャ2

これによって自分が見やすい視聴画面にカスタム可能となり一気に使い勝手が向上しました。

・クリックPTZ機能

PTZ(首振り)のカメラの操作って意外とめんどうなんですよね。多くのカメラが上下左右のスライダーを動かして操作したり、ボタンを連打したり…。そうするとちょうどいい所になかなか合ってくれなくてすごくストレスがたまってました。
私も以前はゲームコントローラーを用いて、そういった細かなコントロールをやっていたのですが、クリックPTZ機能が搭載されてからは、そういった煩わしさは一切なくなりました。

画像5

こちらのようにクリックした場所が画面の中央になるように動いてくれるため、かなり直感的な操作が可能です

また、「低遅延モード」にすれば操作してからカメラが動くまで
たったの1秒!!
本当にストレスなく使うことができます。

④高セキュリティ

昨今結構社会問題になっているのが、カメラ映像のハッキング被害です。

『知らない間に全世界に晒されているかも!?~世界中の防犯カメラ映像を盗み見るサイト「Insecam」が再び話題に』
https://netatopi.jp/article/1001535.html

しかしセーフィーの担当者曰く「セーフィーのカメラならこれはあり得ない」とのこと。
なんでもカメラの映像をクラウドにアップした段階で映像が暗号化されるそうで、そのセキュリティはオンライン銀行並みとのこと。

ただ、正直セキュリティに関しては普段使っているうえで利便性に直結しないため、よくわからないのが本音です。

2.セーフィーの今一つな点

今まで「セーフィー万歳!!」なことばかり書いてきましたが、ここからは少し辛口で行きます。

①スマホアプリがWEB版と比べると使いにくい

一つ目がこれです。使いにくいというと語弊があるかもですが、さきほど褒めちぎった「ダッシュボード機能」や「クリックPTZ」はアプリ版ではつかえません。

そのほかにもタイマー設定も使えず、カメラ設定の表記がWEB版と微妙に違っていたりするため、WEB版に慣れていると少し使いにくく感じます。(それでも使いやすいとは思いますが…。)

②映像をシェアできる人数が少ない

セーフィーの映像はシェアできるアカウントが15アカウントまでとなっています。

「15アカウントもあれば十分じゃないか?」

と思われるかもですが、少し大きな会社であれば15アカウントとかあっという間です。

もちろん大企業向けに「エンタープライズツール」という管理ツールもあり、これを使えば、共有できる人数は無制限となるのですが、こちらの月額は100アカウント当たり20000円と結構お高め。しかも、機能性はお世辞にも高いとは言えず、正直かなり使いにくいです。

③個別なカスタマイズには対応していない

色々使っているとデフォルトの機能では足りない機能やいらない機能が出てくるのですが、セーフィーは個別の会社のためにシステムをカスタマイズすることはしないため、デフォルトの機能のまま使うしかありません。

もちろん、要望したことが通ることもありますが、デフォルトの機能に要望した機能が追加される形です。
クラウドという性質上仕方がないことではありますが、カスタマイズ前提で考えている方には残念ですね。

3.セーフィーが取り扱っているカメラのレビュー

実際に多くの種類のカメラを使ってみたのでそのレビューをしていきます。
あくまで私見なので悪しからず。

①CC-2/CC-2L

画像6

・おすすめな点

コスパ最強のカメラです。HD画質で30fpsはもちろん、無線WIFI、相互通話機能、暗視カメラ機能まで付いています。正直こいつさえあればカメラの7割くらいのニーズには対応できると思います。

ちなみにこちらの映像を使った映像がこちら。普通のカメラよりは少し画質は劣りますが、それでもかなりきれいですよね。


・微妙な点

AXISのカメラと違って人感センサーがありません。

そのため、セーフィーの強みである動体検知が「カーテンが風でなびいた。」「スマホがバイブで少し動いた」みたいなものにも反応するため、後で見返すと「えっ!?なんで動体検知が反応した?」ってなります。

あと細かいことですが、このカメラの端子がmicroUSBのType-Bのため、結構コードがだめになりやすいです。そのため気軽に設置位置を移動させやすいからと調子こくと原因不明に映らなくなる可能性があるため注意しましょう。(まぁそこまで頻繁に動かすことないでしょうし、そもそもコードとか1本500円なんで、そこまで痛くもないですが。)

・こんな人におすすめ

基本的にカメラ何使えばいいかわからないなら、とりあえずこれ使っておけばいいと思います。PTZの機能が必要でないならこれで十分満足できるでしょう。

②M1065L/M1065LW

画像7

・おすすめな点

CC-2とほぼ同じ機能ながら、人感センサーがついているため、動体検知ではちゃんと「人」を判別でき、かなり精度が向上します。

・微妙な点

CC-2とほぼ同じ機能なのに、値段が倍以上します。そのためコストパフォーマンスはそこまで高く感じないです。(というよりCC2が安すぎる。)

・こんな人におすすめ

ライブ映像より録画映像中心でみられる方で、人の出入りをとにかく注視したい方にはおススメです。「とりあえずどんなカメラでもいい」という人には正直こちらのカメラよりもCC-2 をおすすめします。

③M5054 

キャプチャ

・おすすめな点

PTZ対応機種の中では最も価格が低く、それでいて特に欠点がない使いやすいカメラです。PTZの速度も素早くストレスなく操作できます。
また、地味にIP51のため、ほこりっぽい建設現場でも問題なく使えます。
 ※IP等級とは…防水防塵等級で、1から6までの6段階あり、6が最高
  IP51なら「5」が防塵等級で「1」が防水等級

また動体検知は人感センサーが付いていないはずなのに、かなり精度が高く人を感知してくれます。

・微妙な点

有線LANにしか対応していないため、設置の際は工事が必要となり、気軽なカメラの移動は先の2台と比較するとかなり手間です。

・こんな人におすすめ

PTZにこだわって、なおかつ室内でしか使わないならこのカメラで決まりです。現状無線タイプのPTZカメラがないため、無線にこだわるなら他社を探したほうがいいです。

④M2025/safie go

キャプチャ

・おすすめな点

屋外にも簡単に取り付けができて、なおかつ、電源コードを挿すだけで映るため非常に便利です。
また今までのカメラと比べるとかなり映像がきれいで、普通のビデオカメラと比較してもそん色ないレベルです。

・微妙な点

単管か電柱のようなものがないと設置ができないため、戸建て住宅の工事よりかはゼネコンとかの大規模な工事のほうが取り付けが簡単。
逆に住宅系のメーカーや工務店が使う場合は、設置部材を工夫しないと設置できる場面が限られてきます。

また、safie goでPTZをつける場合は、プライバシーの観点からいろいろと問題が多いので固定アングルのカメラのほうがおすすめです。

・こんな人におすすめ

建築系のゼネコン、メーカー、工務店はとりあえず1台はsafiegoを導入すべきだと思います。ちなみにレンタルプランはかなり割高のため、購入したほうが長期的には得です。なので最初はレンタルで試して、後で購入というのもありっちゃありかなと思います。

⑤M3047

画像10

・おすすめな点

360度カメラということで、やはり視野角は段違い。
視聴モードも
・魚眼
・パノラマ
・ダブルパノラマ
・4分割

から選べるため、見やすいモードでの視聴が可能。

・微妙な点

やはり4分割以外の視聴モードだと映像がかなり歪みます。そのため細かい確認には不向きです。
また録画映像で視聴モードの切り替えが不可です。
そのためライブ映像で視聴モードを切り替えたら、録画映像もそのモードに切り替わるため注意が必要です。(録画映像でモード切替ができたらPTZカメラよりも便利だったのに…。)

・こんな人におすすめ

基本的に1台のカメラで映像を監視して、録画映像で細かな確認をするわけではないという方にはおススメです。

⑥Safie pocket

キャプチャ3561

・おすすめな点
これまでのカメラとは明らかに使用用途が異なります。このカメラはiphoneでいうところのfacetimeみたいに相互に会話しながら映像をライブ配信し、クラウド録画しながら、気になるところは、スナップショットで画像として残せるなど、建築関係者であればかなり使い道が高い商品です。
「じゃあ、iphoneのfacetimeでいいじゃん。」って思うかもですが、実際使ってみるとfacetimeやほかのスマホの映像とは比べ物にならないほどきれいな映像で、尚且つクラウドに自動録画されるのは本当に便利です。
そのため、
・新人にsafie pocketを持たせて、人件費の高い現場監督が事務所で映像をみて、新人に指示を出しながら現場の管理
 →人件費の削減になり、また新人の教育にもなる

といった使い方ができるため、建築関係であれば是非導入してほしい商品です。

・微妙な点

とりあえず部材が多すぎますね。safie pocket本体にモバイルバッテリー、モバイルルーター、bluetoothのマイクと持っていくものが4つもあり、そのうち3つが充電必須で、電池がもつ時間もそれぞれ違うため、
「あー、これ充電切れた。」「これ充電したはずなのになぁ。」
みたいに、かなり面倒です。
正直ルーターとバッテリーぐらいは内臓してほしいなぁと思います。

あとは値段が高いです。
レンタルプランとか「えっ!?マジすか?」という金額ですし。買取プランも正直そこまで安くはありません。

・こんな人におすすめ

基本的に建築業であれば、ぜひ導入したいカメラですし、建築業なら間違いなくほかのカメラよりも使い勝手がいいのですが、如何せん高いのと改良の余地があるため、これの改良版がでてから購入するのもありかなとは思います。

4.セーフィービジターって結局どうなの?

セーフィーの最新のサービスが顔認証サービスの「safie visitors」です。

画像12

①認証精度と速度はかなりすごい

一度デモを見たのですが、認証の精度と速度はかなりのもの。また顔データを自動保存して、あとからその顔データに名前を付けて登録とかもできるので、例えば顔なじみのお客様からお久しぶりなお客様まで、すぐに検出してくれます。

画像13

費用は通常のランニング費用+月額10000円。
正直、飲食店とかで受付に1台だけ導入とかならかなりありだと思います。

②意外な落とし穴

すごく良さそうに思いますが、実は意外な落とし穴があります。
実はこちらの機能をつけるとカメラのフレームレートが10分の1になります。(つまり3fps)

なんでも、顔認証の精度を上げるためにはどうしてもフレームレートを落とす必要があるそうです。

そのため、こちらの機能をカメラにつけると、今までのような使い方はできなくなります。この点はあらかじめ了解しておきましょう。

まとめ

いろいろと書きましたが、セーフィー自体はこれからの会社ですし、非常に伸びしろがある会社です。
一番思うのは基本的に社員のレベルがすごく高いと思います。
質問したことはほとんど担当の方がその場で答えてくれますし、担当がわからないこともその日中には必ず返答してくれます。

もし監視カメラを検討するなら必ず1社はここを入れといたほうがいいです。