チープ・スリルで騒ごうぜ(1)
華麗なるプロローグ
●インタビュー・テキスト・写真/津田 真
――じゃあ、食べながらで。
羊戸ひなの(なの)「はーい!」
(呼び鈴:ピンポーン)
――少ナショはグランジ、ローファイ、ヒップホップ等、90年代的な音をリニューアルしてやってる感じですが、曲の印象はどうですか?
里咲りさ(社長)「私のソロ時代に適当に作った曲も混じってます。オーディション時点では、えりとなのは、こんな曲やるとは知らなくて。このメンバーになったからこういう曲になったところもあるのかな。最初の計画と変わって行ってる面白さはあるんじゃないですかね」
なの「真面目ぶってるね!きゃはははー!」
社長「何か喋ってよ!喋んないから私が喋ってるの!」
なの「怒んないでよ!怒んないでよー!ふぁーん!」
(呼び鈴:ピンポーン)
――これから洋楽を聴いて感想を語ってもらうという連載が始まる訳ですが、社長以外は洋楽聴かないんですよね?
衿花「ふーん。聴かない」
社長「社長は聴く。やっぱり、コホン、音楽を作る者としては…」
なの「きゃははは!」
(呼び鈴:ピンポーン)
――普段聴くのは?
衿花「ヴィジュアル系」
白河花凛「アイドル」
なの「何系かな、相対性理論とかパスピエとか、あとYUKIちゃん!」
社長「私、自分のソロの曲(笑)」
なの「ひゃはは、きゃははは!」
(呼び鈴:ピンポーン)
社長「良い曲だから!まじで!無人島に持ってくなら自分の曲!」
――持ってかなくても自分で歌えばいいね。
なの「きゃははは!ヤバいこの人!きゃははは!」
(呼び鈴:ピンポーン ピンポーン)
――じゃあ外国の映画はどうですか?
花凛「観ないです。え、ちょっと前の人って英語判ったんですか?」
――字幕というものが。
社長「びっくりした(笑)」
花凛「観なさすぎで判らなくて(笑)」
なの「洋画面白いよ。スケールでかい」
衿花「映画じたい観ない…」
――言葉の問題が大きいなら、例えばインストゥルメンタルはどう?
花凛「あっ、聴くかも!日本語じゃないっていうのがやっぱり…」
衿花「何言ってるか判らないと。ママは洋楽しか聴かないけど影響はナイ」
なの「私気にならないー」
――二つに分かれましたね。
社長「ねー。あと、モテない男子が、でも洋楽聴いてるオレ、でちょっと格好良くなる、ってあったけど、今は逆にダサくなった。洋楽がお洒落ってステイタスじゃなくなった」
――洋楽…(泣)。
スタッフ「ちなみに、ジョン・レノンは知ってる?」
花凛「名前だけ」
スタッフ「ビートルズのメンバーだよ」
花凛「えー!」
――じゃ、ポール・マッカートニーは?
花凛「名前だけ」
――ビートルズのメンバーだよ。
花凛「ええー!!」
スタッフ「すごいなぁ(笑)」
なの「おなかすいてきた。めにゅう」
衿花「私も食べたい…私も知らなかった…(ボソッ)」
なの「食べよぅ。みるくあいすのせしなもんふぉかっちゃ。きゃははは」
花凛「ツイッター、フォローしてください!」
(呼び鈴:ピンポーン ピンポーン ピンポーン)
★次回から、こんな少ナショが洋楽と出会ってあんなことやこんなことに!
待たれよ!
▲羊戸ひなの 黒石衿花 白河花凛 里咲りさ (L-R)
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