HiGH& LOWザ・ムービー2を観てきたよメモ1

8/19に念願の「HiGH&LOW THE MOVIE2」を鑑賞しました。
とりあえず2回観ての所感メモです。めちゃくちゃネタバレです。
感想書くのはへたくそだし、動きが激しく場面ごとの情報量が多い映画なのでかんちがいとか多いと思います。いいから映画館行ってくれ。

まず驚いたのが、公開初日に舞台挨拶ライブビューイング中継が各地の劇場で平然と流されます。オタク的には「これは普通別料金なのでは……」と当惑するのですが、ハイローというかLDH的には通常の福利厚生です。安心して前売り1400円/当日1800円の通常料金で舞台挨拶を愛でられます。ちなみにわたしが観たのは19日(土)の12時の回でしたが、すでにそこでロッキー役:黒木啓司(37)さんは疲れていました。

・あらすじをほぼほぼバラす
・「これはクリリンの分だ」みたいな感じで殴った、とか言い出して話に収拾がつかなくなる
・締められなくなって司会にぶん投げる

ちなみにこの舞台挨拶ではNAOTOさんとメンディーさんがめちゃくちゃ仲がよいなというのと、村山役の山田くんがほんとにハイロー好きなんだなぁと思ってしまう、ほのぼの加減でした。

岩田さんの「今っぽい作品じゃないかもしれない」発言については邦画においてアクションがいかにウリにならないか、よくよく理解なさっているんだなとちょっとせつなかったです。マンガ実写化や少女マンガ壁ドン実写や恋愛、闘病ものがウケるってのはすごくわかりやすい。金曜ロードショーでの『RED RAIN』でアクションシーンほぼほぼカットを食らったので、実感があります。

2回の鑑賞(1回目観てすぐそのまま2回目予約した)はメモを取りながらだったので、だらだら書きますよ。ごめんメモがメモになってないから時系列へんだよ。

・もはや松竹ロゴをみると感謝しかないし「ありがとう」と叫びそうになるのを必死にこらえる(応援上映の効果)
・今回はチーム紹介の導入が絶妙だった気がする!
・RUDE BOYS、パルクールを活かしたアクションが、廃工場地域の高低差と通路などの広いけど狭い(歩行可能な箇所が少ない)空間で存分に輝いている。
・2で加入したユウ役の佐野岳くんの身体能力がおかしい。あれがCGじゃないなら足場から足場へ十数メートル跳躍しているよね。タケシ役の佐野玲於くん他RUDEの他メンバーもすでに超人めいた動きを見せているのに、ZENくんと佐野岳くんがおそろしいレベルの動きをするのでもうわけがわからない。
ここまででたぶん冒頭3分くらいじゃないのか。時間感覚なくなる。
・黒ずくめの人は悪い人。これだけは鉄則なので覚えておく。シンプル。
・達磨一家。賭場を運営しているぽい描写と、やっぱりここにもおかしな黒ずくめが湧いてるという場面。
・山王連合。これがまずコブラがでひとりでバイクを走らせてると見せたカットからの、メンバーが一斉に映し出される演出だけでしびれた。
コブラっていう頭の性格と、それから山王ってチームの在り方をうまく見せすぎ。
・ちなみにノボル役の町田くんが挨拶で言っていたとおり、ひとりだけバイクに乗る姿勢が良すぎる。背筋まっすぐ。
・White Rascals。キジーとカイトが仲良しでハッピー。おかしな客が増えたというくだりで察するロッキー。
・鬼邪高校。ここすごい。カメラがひたすら平行移動しかしない。
その中でスロー(殴り合ってる)と動き(殴り合い)が混ざって、鬼邪高校がどんなところかを表現する。
最後に頭である村山のパンチで締め。喧嘩や出入りが常態である学校です! という表現があの横スクロールだけで表現されちゃう。そのあとの関ちゃんと古屋くんのやりとりが会話なしなのにかわいい。
片付けるだけ片付けて「殲滅オワリー、ハイカエルヨー」
・ひととおりチームの説明が終わったところでおなじみCv:立木文彦による解説が入るんだけど、これが1より洗練されて初見にもわかりやすくなってませんか? 1のときは「なんとなく統率がとれてー」みたいな感じだったのが、利権問題やレッドレインのあらすじ含めてきれいに説明されてた。
・でも「琥珀は本来の姿を取り戻した」だけ「じゃあ何になってたんだよ」ってツッコミたくなる。いいんだハイローだ、気にするな。
・SWORDで協定を結ばないかという申し出の会合。各リーダーが集まる中、RUDEのボスはいませんけどスケジュールの問題だから気にしないでくれ。
各チームのメンバーがニヤニヤしながら他のチームをいじったりするのが「こいつらは仲間じゃないけど、でもまあ認めてやってる」感が出てるの好き。
・九龍グループ側の事情も描かれ「USBをめぐる戦い」はっじまっるよー!
・かんじんのUSBはレッドレインで雨宮兄弟が入手したわけだけど、とっくに「信頼できる人間」に渡してある。雨宮兄弟は上薗会に殴り込みをかけて暴れ倒したわけなんだが、事情聴取だけで済んでいるっぽいのはどういう法なのか。
・警察から出てきたシーンで広斗(三男)が雅貴(次男)に「雅貴が一番信頼できるってやつどこいったんだよ」と聞くのが拗ね気味でよいです。そのあと汚職警官西郷ちゃんが現れるんだけど、その部下に挑発されて血気さかんに殴り掛かろうとする広斗めちゃいい……ドラマのころから広斗は好戦的なのが最高です。だいたいお兄ちゃんが止めるけど。止めたら聞くけど。
・汚職警官は現れるたびにコブラちゃんだの雨宮兄だのぺたぺた触るのやめろ。
・西郷ちゃんが雨宮兄弟次男に連絡先メモおしつけるとき、シャツの襟もとに差し込むんだけどおひねりかよと思ったのわたしだけじゃないよね、そう思った人テヲアゲテクダサーイヨ、ヨ、ヨヨ! またむかついた顔しながら顎をあげてる雅貴がな…。
・しかし雅貴が琥珀さんにUSBを託すシーンはほんとよかった。
「あにきが……。兄貴が、死んでさ」の……のところのタメ。別に私は雨宮の女ではないし村も焼かれてないのだが雅貴の属性だけは弱点つかれまくりです。
・信頼できる男、帰国。さっそくヤクザに襲われるわけですが、ヤクザもラーニングしていて「車で轢いた後バイクでも轢いて念を入れる」つもりが、「九九はできないしローマ字のつづりも間違える」九十九さんはそのうえを行っていた。戦闘に関してだけラーニングし続ける九十九さんはきっと青魔導士(FF)
・ここで小林直己さん演じる黒崎組若頭「(ターミネーター)源治」が立ちはだかる。琥珀さんvs源治戦ですが、殴り合いからの車のドアを挟んでの攻防でまず「はい?」ってなる。ここのドアの使い方がビジュアル的に最高かつ「その発想はなかった」やりあいだった。
・殴られても殴られても堪えない源治が、殴り飛ばされても倒れ込まずに腹筋と背筋だけでゆらりと姿勢を正して凛と立つのがほんとすごい。ダンサーなので出来て当たり前なんだけど、でも体幹おかしいだろ直己さん。
・「殴っても殴っても倒せない」と判断した琥珀さんが容赦なく駐車場4階(だと思う)から源治を叩き落すんだけど「これ死なないよね」という安心感(?)が観客にある。
・案の定、源治待ち構えているんだけど、日本刀持ってるんだけど、バイクでその両脇を走り抜ける琥珀さんと九十九さん度胸ありすぎだろ。刀をかわした瞬間の琥珀さんがニヤって笑ってるのすごくエロいです。九十九さんは琥珀さんがそばにいるとバフ(強化魔法)がかかりまくるのか、自分が死ぬと思ってないだろ。
・高嶋政宏さんのヤクザ演技のわかりやすい偽善とブチギレの落差が、とてもコミック的でいい。
・コブラがロッキーを説得に行ったけど会ってもらえない場面。SHIMURA、BITOの「世話になったな」で劇場が笑うのすごいよね。みんなあそこでクスクスする。
・コブラにロッキーの事情を説明するとき、椅子に座ったロッキーの正面にしゃがみこんで、見上げて話すキジーがめちゃくちゃかわいいし、彼女の誠実さやロッキーへの好意が感じられて好き。立ったままじゃなくて、ちゃんと目線をロッキーの下にもって来て、言い聞かせる感じがお姉さん。
・新たな敵、蘭丸の回想が終わったときにロッキーのサングラス(でいいの?)の表面に蘭丸の残像が残ってる演出好き。
・サンキングス刑務所でジェシー登場。あの、ジェシー(NAOTOさん)の身体の絞り込みおかしくないですか。腰のラインが最高に美しい。どうしてもああいう細い腰を描くと女性ぽくなりそうなんだけど、ジェシーの身体は筋肉みっしりでありながら、腰だけきゅっときれいなラインを描いてる。作画すげえ(実写です)
※私のメモには「じぇしー腰えろい」しか書いていなかった。
・プリズンギャングの「テヲアゲテクダサイ!」のテーマソング、最高なので早く音源うってくださいヨ! ヨ! ヨ! ヨヨ!
・スモーキーが現れて30秒でゲホゲホ咳したのに笑いをこらえるのがつらかったんですが、もうそこはスモーキーだし…
・ここで悪い奴らDOUBTのターン。蘭丸がすっかり王様に復帰して、現れたプリズンギャングの「つよさ」をはかるゲームをするんですが、あれべつに蘭丸たのしくもなんともないんだろうな。そして蘭丸に言われておとなしく「試練」を受ける高野と平井、めちゃかわいくないですか…。

めちゃくちゃ長くなったのでここで一回アップ。

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