能力は強さか、という話
ジョジョ第3部を見ていて、ザ・サンが一番強いんじゃね?と思いました。
夜を昼に変えるほどのパワーがあるし、射程距離広いし、何しろ太陽なのでDIOにも負けません。
しかし、本体を無防備だった為、敗北。射程距離が広いのでもっと遠くにいとけば勝ってた、&、自分のトリックが見破られた場合の想定がなかったのが、敗因です。
と言うことは、スタンド使いの性格が、近くで見たいという強い好奇心と、慎重さのない雑だったために負けたと言えなくないです。
同じように、アレッシー。
彼は影を踏ませて、幼児帰りさせる能力なんですが、発動までに時間がかかります。しかし、その時間数十秒で胎児まで戻せるので、かなり強いと思われます。
ポルナレフはアレッシーを追いかけている間、自分が子供になっている事に気が付かなかったので、数十秒稼げば勝ちです。例え相手がDIOだとしても、ポルナレフと違って幼い頃はスタンドに目覚めてませんから、能力を悟られさえしなければ勝つでしょう。
ただ、アレッシーは弱いものをいじめたいと言う歪んだ精神があるため、子供を舐めてしまい敗北。やはり性格ですね。
こうして大体の敵は、性格で負けちゃっています。
これは大変興味深い事です。
ジョジョ第6部ストーンオーシャンで、DIOがスタンドに強い弱いはないと言っています。だとすると、ジョジョの世界では、以下のような公式が考えられます。
性格 × 能力 = 強さ
こう考えると、ザ・サンもアレッシーも納得出来そうです。
多くの漫画は、性格を甘く見ています。
ドラゴンボールでは戦闘自体に性格が持ち込まれる事はあまりない気がします。どの戦いでも殴る・蹴る・気を放つになっていて、勝負の決めては筋力に拠り所が大きいです。
ワンピースは一見個性的なキャラクターが能力を駆使するので、先程の公式が成り立ちそうですが、どのキャラクターも自分の能力を最大限使う事に長けていて、性格による変化が感じられません。
例えば、ドフラミンゴがゴムゴムの身を食べたとしても、ルフィのような使い方意外に想像できないのです。
もちろん、ストーリーを推進する上で、キャラクターそれぞれの個性は漫画ごとに際立っていますので、あくまでも戦闘における強さの在り方にフォーカスしています。
そしてこれは現実社会でも当てはまるかも知れません。
僕は、どうも普通の人よりも組織を拡大する事に能力があるっぽいのですが、群れたくない性格であるため、その能力の行使に積極的ではありません。欲望と能力もまたイコールではないんですね。
緻密な設計と将棋のような戦略も好きですが、自分で組むと上手くありません。それよりもアドリブで熱量をこめて話す方が能力が高いようで、もはや180度違う始末です。
分かりやすく伝える能力に関しては、自分でも気に入っているので、それはいいんですが、状況的に話を聞きたがる人が少ないため、使い所が限られてしまいます。
そもそも戦う相手が誰かを想定しなければ、いくら暴力が強い能力があっても弁論大会や絵画コンクールでは無意味なため、状況把握というの重要です。
では、どうすればいいのかというと、自分の能力を把握することとそれを受け入れる事。戦う状況になったら、自分の能力が最も活かせる状況に持ち込む努力をする事でしょう。
ンドゥールは、ミドラーかダークブルームーンと変われば勝てたのに・・・
ストレングスも人間様だったら、、、
おしまい。
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