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コンテンツと手法の話

コンテンツと手法は違うんですよ。

言い方が正しいかどうか分からないんですが、説明しますね。

例えば、絵を描いたとするじゃないですか。

その絵が良ければ人気になる訳じゃないんです。その絵が人気になるように取り計らう必要がある、ということです。

もちろん、その絵が素晴らしくて人気になるというケースはあると思います。まったく取り計らわなくて人気になる事はもちろんあります。

ただ、それは確率が低くて、なんらかの手法を用いる事が効率がいいと思うんですよね。

・その絵はどこに飾ればいいか
・誰に見せればいいか
・どんな解説をすればいいか

こういう事が必要だと言いたんです。

美味しい料理が作れるからお店を作ったけど、人が全然こないので、改良に改良を重ね続ける、みたいな事では効率が悪いのです。

美味しい料理があるよ、って知らない人がたくさんいるからお店に人がこないのです。まずいからこない訳じゃないのです。

また、食べにきた人がめっちゃ遠方の人でリピートしずらかったら、やはり効率が悪いし、食べた後何もしなかったら勿体ないのです。

例えば、こういう手法が考えられます。

美味しい料理を知りたい人はどこにいるのか?食べログだ!食べログに出そう!

遠方の人だけじゃなくて近所の人にも来て欲しい!クーポン券作ろう!

食べた後に、食べログとかGoogleマイビジネスとかで高評価つけてもらおう!SNSもフォローしてもらおう!協力願いのPOPを店内に設置だ!

上記は、ごく当たり前の手法でどこでもやっています。

まずは、コンテンツと手法は別であると認識する事がスタートと思ったので、念のため、書いた次第です。

上記の事はマーケティング手法なんですけど、これだけやれば大丈夫!と思い、待ってみたものの客がこない事ってよくあります。

店主は、やはり料理がまずいんじゃないかと思って、改良を重ねたり新メニューを作ったりして、コンテンツの拡充を目指します。

でも、違うんです。まだ手法が弱いんです。

同じエネルギーを使うなら手法(マーケティング)に力をいれるフェーズです。客が来ているけど、リピートしないなら不味い可能性がありますが、まだ客が来ていないなら手法が良くないんですよね。

最近、僕がある手法で成功したんですが、簡単に言うとまたない事です。

積極的に存在していることを知らしめるのです。

チラシを巻いたり、CMをうったり、ウェブ広告を使ったり、というのは積極的にアピールしているんですが、それを見るかどうかはまだユーザーに委ねられています。

もっと強く知ってもらわなければなりません。

でも強いアピールは迷惑です。このバランスが難しいです。

強いアピールを迷惑と思わない人は、美味しい料理を食べたい人、つまりターゲットがフィットした時は、迷惑になりません。

どうやってそんな人を探すのか、その人たちにどうやって強いアピールをするのか。

様々ありますが、一つ紹介すると、ハッシュタグがあります。

インスタやツイッターのハッシュタグで、#美味しい料理とか#美味い飯などと記載する人は、欲しているユーザーです。

有名企業もハッシュタグやエゴサーチで自社ブランドについてツイートしているユーザーを探し、リツイートすると言う事で、接近したりします。

リツイートされたユーザーは、否が応でも知る事になるし、悪い気はしないはずです。これが強いアピール。

一昔前よりも、ユーザーがライフスタイルや自分の内面をSNSに投稿する事で、強いアピールがしやすくなったように感じます。

僕はナノスタートとかマイクロスタートとかって呼んでたこともありますが、経済用語でリアルオプションという手法があります。

不確定で良く分からないから、小さく始めてみてうまくいったらもっとやろうぜ!みたいな理論です。

追加増資するか撤退するか、様子を見ながらチャンスは逃さない手法。

これと同じように、ユーザーにとって敷居が低い接触を行い、徐々に親しくなって深いところで仲良くなる、みたいな事は、手法的考え方です。

コンテンツはなんでもいい、と言っている訳ではありませんが、お友達が出来たらその人にみてもらって、良し悪しを判断するのも悪くないと思うんですよね。

そうですね。手法のことをマーケティングって言ったらいいですね。

コンテンツとマーケティングは別で考えよう!めっちゃ当たり前の事でした。

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