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執着を持たないようにする話

執着することは呪いだと思う事がありました。

家のローンです。

家のローンを返すのに30年かかるんですが、毎月毎月稼いだお金で返済していくと、だんだんとても苦労して手に入れたもの、という気がしてきます。

いずれは子供たちが住めるようにと考えて、今の苦労はみんなのためだと自分に言い聞かせます。

ところが、子ども達がそれをありがたいと感じているかどうかはわかりませんし、今はその判断能力も無いはず。

ふと、ぼくの考えは、みんなのために苦労してるんだからきっと感謝されるはずだ、という歪んだものに感じました。

これって、呪いに近くないですか。

自分ばかりでなく、子どもたちに呪いをかける行為なのでは。

もし家を持っていなくて、賃貸だったらどうなんでしょう。

結局、住むために毎月支払いをします。自分のものになるかならないかの違いだけです。

それなら、自分のものになった方がいいだろうと思うので、毎月の支払いは苦労でも誰かに感謝されるための行為でもなく、必要なものなのです。

自分のものであれば、貸すなり売るなり出来るので、子どもたちがNOといえばそれはそれで使い道があります。ローンのために生きているという考え方は健康で気はありません。資産運用の手段の一つというだけですね。

考え方を切り替えられた時、肩が軽くなるのを感じました。

家に執着してたなぁと。子どもから感謝されることを押し付けてたなぁと。

究極のところ、認められたいという欲望に執着していたかもしれません。

これを断ち切ることが出来れば、ものすごく気持ちが軽くなる気がします。

また、生に執着することも立ち切れたらなぁと、ブッダみたいな事も考えました。

生きたいと思うあまり、色々な人に迷惑をかけそうだし、リスクを取らない気がするんですよね。

もう少し歳を取ってからでもいいのかもしれませんが、執着をしないライフスタイルに切り替えていきたいなぁと。

巣ごもりはいい機会かもしれません。

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